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和田義男

 旅紀行ジャパン

2008年11月5日改訂

今 日

昨 日

♪紅葉

 

御嶽の間近に見上ぐ秋日和   北舟

 
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Sunny autumn day, looking up the Ontake mountain nearby.

2008年11月5日制作

紅葉の御嶽山・剣ヶ峰(3,067m)

紅葉の御嶽山・剣ヶ峰(3,067m)(長野県木曽町)

木曽路秋の旅

御嶽山

 翌10月12日(日)も晴天に恵まれたので、木曽節に唄われている御嶽山(おんたけさん)に行った。カーナビを御岳ロープウェイに設定したが、設定が間違っていたのか、つづら折りの狭い旧道を登る羽目になった。しかし、怪我の功名で、屋敷野口というバス停のある場所から御嶽山の素晴らしい容姿を切り取ることができた。
木曽町・屋敷野口から見た木曽御嶽山(3,067m)

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

木曽町・屋敷野口から見た木曽御嶽山(3,067m)

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御嶽山おんたけさん

 ゆったりと四方に裾野を広げた大きな姿の独立峰である御嶽山は、長野県木曽郡木曽町、王滝村と岐阜県下呂市(げろし)の境目にある山で、木曽御嶽山や御嶽ともいう。嶽の字体を新字体で表記した御岳山や御岳などと表記されることも多い。三角点は3,063.4mとなっているが、最高地点の標高は3,067m。日本百名山の一つに数えられている。
御嶽山の主峰「剣ヶ峰」(3,067m)

御嶽山の主峰(3,067m)

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 古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきた巨峰で、いくつもの峰を連ねてそびえる活火山である。最高地点の剣ヶ峰(けんがみね)は県境から外れ、長野県木曽町内にある。北部の継子岳(ままこだけ)の岐阜県側は、高山市となっている。
八ヶ岳から見た御嶽山(左)と乗鞍岳(右)

八ヶ岳から見た御嶽山(左)と乗鞍岳(右)

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 御嶽山は北アルプス(飛騨山脈)の延長線上にあり北アルプスの一部とする説もあるが写真上のように北側の乗鞍岳との間には稜線らしき峰は殆どないため、一般的には御嶽山は独立峰で、北アルプスには含まれないとするのが定説である。
王滝村(南東側)上空より見る

御嶽山おんたけさん

 2005.1

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

王滝村(南東側)上空より見る御嶽山

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 また、ガイドブック等で日本アルプスを3つに分けて紹介する場合、中央アルプス(木曽山脈)の山数が少ないので、御嶽山を中央アルプスと合わせて掲載する例がある。このため、御嶽山を中央アルプスの山と思いこんでいる人も多いが、中央アルプスとの間には木曽川が流れており、明らかに中央アルプスには属さない。
御嶽(黒沢口)案内図

御嶽(黒沢口)案内図

 御嶽山は長野県の御岳県立自然公園と岐阜県の御獄山県立自然公園に指定されているものの、国立公園に指定されている北アルプスや南アルプス(赤石山脈)とは異なり、中央アルプスと共に国立公園や国定公園に指定されていない。その理由は、木曽檜(きそひのき)を主とする林業の盛んな地域であるという事情があるという。
御岳ロープウェイのりば入口(1,571m)

御岳ロープウェイのりば入口(1,571m)

 御嶽山には幾つかのスキー場が整備されている。2008年現在、御嶽山の山腹にあるスキー場は、長野県側のおんたけ2240(旧おんたけスキー場)、御岳ロープウェイスキー場、開田高原マイアスキー場と岐阜県側のチャオ御岳スキー場の4施設がある。すべて標高の高い位置にあるため雪質が良く、遅い時期まで滑走が可能である。
御嶽ロープウェイ・鹿ノ瀬駅(1,571m)から見上げる御嶽

御嶽ロープウェイ・鹿ノ瀬駅(1,571m)から見上げる御嶽

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御岳ロープウェイ

 御嶽山の黒沢口にある御岳ロープウェイは全長2,332mの6人乗りロープウェイで、標高1,571mの鹿ノ瀬駅から10分で2,150mの飯森駅に着く。直ぐそばのゲレンデトップから、中・上級者向きの中・急斜面と初級者でもクリアできる緩斜面が並行して走り、どのレベルの人もパウダースノーを蹴ってボトムまで一気に駆け降りる爽快感を満喫できる。
 スキーのオフシーズンは登山客に利用されるので、周年、運行している。 御岳ロープウェイ
御岳ロープウェイ・飯森駅(2,150m)のマップ

御岳ロープウェイ・飯森駅(2,150m)のマップ

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御嶽ロープウェイ・飯森駅(2,150m)から見上げる御嶽

御嶽ロープウェイ・飯森駅(2,150m)から見上げる御嶽

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  御嶽の間近に見上ぐ秋日和  北舟 

おんたけの まぢかにみあぐ あきびより

Sunny autumn day, looking up the Ontake mountain nearby.

紅葉の御嶽山・剣ヶ峰(3,067m)

紅葉の御嶽山・剣ヶ峰(3,067m)

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 御嶽山は、剣ヶ峰/けんがみね(3,067m)を主峰にして、摩利支天岳(山)/まりしてんだけ(2959m)、継子岳/ままこだけ(2859m)、継母岳/ままははだけ(2867m)の4峰があり、南北3.5kmの山頂部を持つ台形の山容である。
紅葉の継子岳(2,859m)

紅葉の継子岳(2,859m)

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 北端の継子岳は比較的新しい成層火山で、御岳北側の高山市高根町から望む継子岳は、端正な円錐形をしており、その姿が富士山に似ていることから、地元では「日和田富士」と呼ばれて親しまれている。
日和田富士と呼ばれる継子岳(2,859m)

日和田富士と呼ばれる継子岳(2,859m)

資料

 

御嶽山の五つの火口湖

 
 御嶽山には、5つの火口湖があり、一ノ池から五ノ池の名前がついている。そのうち、水をたたえているのは、二ノ池、三ノ池、五ノ池である。二ノ池は、日本で最も高い2,905mにある湖沼である。四ノ池は、高層湿原となっていて、小川が流れており、高山植物の花畑となっている。
日本最高所の火口湖・二ノ池(2,905m)

日本最高所の火口湖・二ノ池(2,905m)

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三ノ池

 
 写真下は標高2,720m深さ約13mの三ノ池を摩利支天山の中腹から望んだもの。左側のなだらかな山は御嶽山北端の継子岳そのすぐ後の残雪の山は乗鞍岳。乗鞍岳のすぐ右には槍ヶ岳。その右には穂高岳の吊尾根が見える。
神秘の水・御神水を湛える三ノ池 2008.8.2

神秘の水・御神水を湛える三ノ池 2008.8.2

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四ノ池から流れ落ちる「幻の巨大滝」

 
 御嶽山北端にある継子岳の南側の標高2,690mに滝口のある幻の巨大滝が見えた。水源は四ノ池の湿地帯で落差90mの大きな滝である。日本最高所の巨大滝といわれ、また湿地帯から流れ落ちていることで大変珍しいといわれている。雨も降っていないのに山頂部から流れ出ており、不思議な気がする。普段は見られないというので、超ラッキーだった。
標高2,690mの「幻の巨大滝」(落差90m)

標高2,690mの「幻の巨大滝」(落差90m)

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東方の南北に列なる中央アルプスの絶景!

東方の南北に列なる中央アルプスの絶景!

パノラマ写真(2800x1200)654KB

絶景の日本アルプス

 御岳ロープウェイの山上駅である飯森駅(2,150m)の展望台から日本アルプスの絶景を眺めることが出来た。東方に木曽駒ヶ岳を中心とする南北に列なる中央アルプス(木曽山脈)が見え、北方には乗鞍岳から槍ヶ岳、穂高連峰の北アルプス(飛騨山脈)が見えた。素晴らしい絶景に感動する。
中央アルプスの山並み(南側)

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

中央アルプスの山並み(南側)

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中央アルプスの山並み(北側)

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

中央アルプスの山並み(北側)

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北方に列なる北アルプス

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

北方に列なる北アルプス

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標高2,150mの記念撮影

標高2,150mの記念撮影

御嶽山の登山口

 御嶽山への登山口は木曽側から3つ(王滝口、黒沢口、開田口)飛騨側から1つ(小坂口)が昔から利用されていたが、その後日和田口が比較的新しく開かれた。
御嶽社

御嶽社

黒沢口くろさわぐち

 この黒沢口は、覚明(かくめい)行者によって開かれた最も古い登山道で、御嶽教、木曽御嶽本教に最も関わりの深い登山道である。有人の山小屋が合目ごとにある。現在は7合目付近にロープウェイの飯森駅ができ、王滝口の田の原とほぼ同じ標高まで歩かずに登ることができるようになったため、大半の登山者がロープウェイを利用するようになったが6合目から歩く登山者は現在でも少なくない。山開きに相当する開山祭は王滝口(おうたきぐち)と同じ7月1日に行われる。
黒沢口御嶽神社由緒

黒沢口御嶽神社由緒

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