ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 特集!旅紀行

2007年10月6日改訂

今 日

昨 日

♪ハムサ・ハーエラ(絶えざるささやき)/エジプトの音楽〜ナイルの調べ

写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真(1800x1350)385KBが表示されます(以下同じ)。

2007年10月4日制作

牡羊頭のスフィンクス

                  牡羊頭のスフィンクス(カルナック神殿/エジプト・ルクソール)

世界文化遺産

エジプト国旗

エジプト感動の旅

カルナック

ルクソールの旅
 ツアー3日目の12月11日(土)は、午前3時半から朝食。4時15分にホテルを出発し、カイロ空港で6時15分発の国内便に乗り、午前7時10分ルクソール到着という信じられないスケジュール。前の日が午後3時で終わったのはこの日のためだった。(^^;

ルクソールの位置

ルクソールの位置

                    資料

ルクソール LUXOR
 ルクソールは、カイロの南方670kmにあるエジプトの地方都市。古代エジプトの都テーベがあった場所で、現在も数多くの遺跡が残っている。市域はナイル川によって東西に分断されている。
 日が昇る方角であるナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物があり、日が沈む方向のナイル川西岸には死を象徴する王家の谷や王妃の谷などがある。特に、王家の谷にあるツタンカーメン王の墓は有名。

カルナック神殿の第一塔門

カルナック神殿の第一塔門

拡大写真(1400x1050)178KB

ルクソールの早稲田ハウス

 ルクソールには、日本のエジプト考古学の第一人者で、テレビにもよく登場する早稲田大学・吉村作治客員教授率いる早稲田ハウスがあり、エジプト遺跡の調査・発掘活動の拠点となっている。ハイテクを導入した調査方法で遺跡を発掘する手法が評価されており、「日本のインディ・ジョーンズ」との声もあるとか。
                                 吉村作治のえじぷとぴあ 
 早稲田大学エジプト学研究所

ラムセスII世の巨像(北側)

ラムセスII世の巨像(北側)

拡大写真(1400x1050)204KB

カルナック神殿
 午前7時45分からルクソール東岸にあるカルナック神殿を見学。ここは広大な敷地を持つ神殿群で、アメン大神殿を中心に南にムート神殿、北にメンチュ神殿などがある。

ラムセスII世の巨像(南側)

ラムセスII世の巨像(南側)

拡大写真(1050x1400)204KB

   ファラオと呼ばれる王が神として君臨していた古王国時代(B.C.2650-2180)アメン神はテーベと呼ばれる小さな地方都市の神でしかなかったが、中王国時代(B.C.2040-1785)にテーベが発展し、第12王朝の時代(B.C.1990-1785)に太陽神ラーと結合し、アメン・ラー神となって国家最高の存在となった。  

第2塔門のレリーフ

第2塔門のレリーフ

拡大写真(1500x2000)420KB

 この最高神の庇護の下に歴代のファラオが次々とカルナックに神殿を造営したことから、カルナック神殿は、エジプトの最大規模を誇る神殿となった。

エジプト美術史上最も美しいといわれる大列柱室

エジプト美術史上最も美しいといわれる大列柱室

拡大写真(1350x1600)288KB

   幅113m、高さ43mの第1塔門は、エジプトの最大規模を誇る。新王国時代第19王朝(B.C.1310-1186)のラムセスII世が完成させた第2塔門を抜けると、エジプト美術史上最も美しいといわれる大列柱室に至る。  

パピルスをかたどった柱が並ぶ大列柱室

パピルスをかたどった柱が並ぶ大列柱室

拡大写真(1350x1600)288KB

   この巨大な円柱の合計は134本。中央2列に並ぶ12本の開花式パピルス柱が最も高くて約21m。その他の柱も開花式で高さ15mほどである。柱には、ぎっしりとエジプトの古代文字である「ヒエログリフ」が刻まれている。  

エジプトの古代文字「ヒエログリフ」

エジプトの古代文字「ヒエログリフ」

拡大写真(1800x1350)384KB

ロゼッタ・ストーン
 ヒエログリフ解読の鍵となったロゼッタ・ストーン(ロゼッタ石) Rosetta Stone は、エジプトのロゼッタ*で1799年に発見された石碑で、現在は、イギリスのロンドンにある大英博物館で展示されている。
*ロゼッタ:エジプトの地中海沿岸にある港湾都市。アレクサンドリア東方65km(北緯31度:24分東経30度25分)。

ヒエログリフ解読の鍵となったロゼッタ・ストーン/大英博物館(ロンドン)

ヒエログリフ解読の鍵となったロゼッタ・ストーン/大英博物館(ロンドン)

撮影:和田義男

 上段、中段、下段に紀元前の3種類の文字が書かれており、最後の文字は古代ギリシャ語だった。3種類の文字で同じ内容が書かれていると推測され、何人もの学者が解読を試みたところ、最初にトマス・ヤングがファラオ名など固有名詞の解読に成功し、ヤングのアプローチをヒントに、最終的には、ジャン=フランソワ・シャンポリオンによって解読された。

ヒエログリフ・アルファベット

ヒエログリフ・アルファベット

ラムセスII世
 ラムセスII世(B.C.1314-1224 別説あり)は、ラムセス大王ともいい、古代エジプト第19王朝(B.C.1310-1186)のファラオである。その治世において、エジプトはリビア・ヌビア・パレスチナに勢力を伸張し、最盛期を迎えた。そのため、あちこちの神殿に数多くの石像が見られる。

レリーフとヒエログリフのある巨大円柱

レリーフとヒエログリフのある巨大円柱

拡大写真(1350x1800)266KB

 ラムセスという名は、太陽神「ラー」によって生まれたという意味の「ラー・メス・シス」のギリシア語読みで、ラムセII世、ラメセスII世とも表記される。「太陽の王」「光の子ラムセス」とも呼ばれる。古代エジプト史上、繁栄の絶頂を極めたファラオで、大王の称号が与えられている。

発掘作業中のエジプト人たち

発掘作業中のエジプト人たち

拡大写真(1400x1050)248KB

ガラベイヤとターバン
 エジプト人男性は、写真のように、髭を生やし、ガラベイヤを着て頭に白いイスラム・ターバンを巻いている人が多い。ガラベイヤは、エジプト綿を素材とした長袖ワンピースの民族衣装で、通気性が良い。 イスラム・ターバンは扁平で頭の形にそった丸い帽子をかぶり、そこに布を巻いたもの。

掘り出した破片を吟味する人

掘り出した破片を吟味する人

拡大写真(1400x1020)222KB

実の娘を妃にしたラムセスII世
 年代には諸説あるが、ラムセスII世は、24歳で即位し、66年間統治し、90歳前後に没したと推測される。その間、第1王妃ネフェルタリのほか、何人もの王妃や側室との間に、賢者として名高いカエムワセト、後継者となるメルエンプタハをはじめ200人もの子をもうけたと伝えられている。また、実の娘であるメリトアメンを妃にしており、当時は近親相姦を忌避する意識はなかったようである。

彩色の残るレリーフとヒエログリフ

彩色の残るレリーフとヒエログリフ

拡大写真(1350x1800)339KB

 ラムセスII世のミイラは1881年に発見され、現在はカイロのエジプト考古学博物館に収められている。身長は183pあり、古代エジプトの成人男性の平均身長は160〜165pであったことを考えると、並はずれた長身であった。

有名なラムセスII世の巨像

有名なラムセスII世の巨像

拡大写真(1600x2000)364KB

 調査による死亡推定年齢は88〜92歳で、驚くほど長命であった(古代エジプト人の平均寿命は35〜40歳)。ミイラに残されていた頭髪から、髪の色は赤茶であると推定されている。

第4塔門とハトシェプスト女王のオベリスク

第4塔門とハトシェプスト女王のオベリスク

拡大写真(1350x1800)243KB

オベリスク
 第3塔門から第5塔門にかけて2つのオベリスクが立っている。第4塔門から第5塔門の間に立つハトシェプスト女王のオベリスクは、高さ約30m、重さ約323tonあり、アスワン産の赤色花崗岩で造られている。  

牡羊頭のスフィンクス

牡羊頭のスフィンクス

拡大写真(1800x1350)385KB

頭部が牡羊のスフィンクス
 

神殿には頭部が牡羊で胴体がライオンのスフィンクスが列をなしている。アメン神の聖獣であるといわれている。

カルナック神殿の聖なる池

カルナック神殿の聖なる池

拡大写真(2000x1350)251KB

聖なる池
 現在の聖なる池は修復されたもので、長さ120m、幅77mある。かつては周囲に神官の住居や小鳥の小屋が立ち並び、毎朝、神官たちが池で身を浄めたほか、祭儀においても重要な役割を果たしたという。

ここにもライオンの胴体と牡羊の頭のスフィンクスが・・・

ここにもライオンの胴体と牡羊の頭のスフィンクスが・・・

拡大写真(2000x1500)462KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2007 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク