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  Wa☆Daフォトギャラリー 特集!旅紀行Q

2007年7月15日改訂

今 日

昨 日

♪メドレー「蒼いノクターン・月光」 ギターサークル「サルビア」

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炎天下肌焼く人の港町  北舟

2007年7月14日作成

市民の憩いの場

市民の憩いの波止場(港町オスロの夏/北欧の旅)

北欧の旅

 港町オスロの夏

ノルウェー国旗

波止場

市庁舎前広場

 オスロ市庁舎の南側の波止場と市庁舎の間にある市庁舎前広場は、市民のオアシスで、噴水の周りで日光浴を楽しむ姿が見られた。

噴水のある市庁舎前広場

噴水のある市庁舎前広場

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波止場では、ヴァイキング船博物館などのあるビィグドイ Bygdøy 地区行きのフェリー(右端)が発着している。

市庁舎前広場の波止場

市庁舎前広場の波止場

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運良くオモチャのような汽車型バスがゆっくりと走ってきたので、パチリ。観光客や子供たちに人気があるようだ。

市庁舎のそばを走る汽車型バス

市庁舎のそばを走る汽車型バス

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 デンマークのコペンハーゲンの郊外で見たように、オスロでも裸になって日光浴をする人たちが多数見られた。

裸になって肌を焼く人たち

裸になって肌を焼く人たち

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 下の男性は、レンタサイクルでこの広場にやってきて、ひたすら日光浴で肌を焼いていた。長時間ここに坐っているようで、身体は真っ赤になっている。これは初期の火傷であり、夜は身体が火照って眠れないことだろう。
 急激に肌を焼くことは、染み(しみ)や皺(しわ)が増えて身体に有害だと思われるが、夏の短いノルウェーでは、太陽を身体(からだ)いっぱいに感じることが大きな喜びなのだろう。

真っ赤に日焼けした男性

真っ赤に日焼けした男性
 炎天下肌焼く人の港町  北舟 

えんてんか はだやくひとの みなとまち

オスロの漁船

 波止場には、ズングリムックリの漁船が停泊していた。日本と違って西洋の漁船は、カラフルにペインティングされており、オモチャのようである。これでもれっきとした小型汽船底曳き網漁業を営むオッター・トロール船である。

オスロの小型底引網漁船

オスロの小型底引網漁船

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 船尾には鉄製の網口開口板がある。袋網(ふくろあみ)の前にこの開口板が取り付けられており、漁船は網を着底させて、開口板で網口を広げながら曳航し、海底に生息する魚介類を一網打尽に捕獲する。

網口開口板とウインチを装備した小型漁船

網口開口板とウインチを装備した小型漁船

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 子供たちが漁船のそばで水槽に糸を垂らして釣りを楽しんでいた。カメラを向けると、左腕にタトゥー( tattoo 刺青)をした漁師が蟹(かに)を掴(つか)んで見せてくれた。小さいので食べられそうになく、日本の夜店のように、単なる遊びなのだろうか。

蟹を持つ漁師

蟹を持つ漁師

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 日曜日はどこの店も閉まっているのだが、この日はサマー・フェスティバルのため仮設テントの下で鉄板焼きの店が出ており、サーモン(鮭)やムール貝などが鉄板でソテー(油炒め)され、ファーストフードとして売られていた。

鮭やムール貝などの鉄板焼きの露店

鮭やムール貝などの鉄板焼きの露店
 オスロは、フィヨルドの最奥部(さいおうぶ)にあるとはいえ、普通の港町と変わるところはなく、二本マストの帆船などが停泊し、三々五々日光浴をしたり散歩したりして、休日を楽しむ市民の姿が見られた。

市民の憩いの波止場

市民の憩いの波止場

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オスロ港を出港する 'PEARL OF SCANDINAVIA'
 ふと沖を見ると、我々が乗ってきたパール・オブ・スカンジナビアが午後5時にオスロ港を出帆し、コペンハーゲンに向かう姿があったので、望遠レンズに付け替えて全景を撮影することができた。停泊中や乗船中は、全景を見ることができないので、とても幸運だった。

PEARL  OF  SCANDINAVIA

 総トン数
 40,039 ton
 乗客定員
 2,090人
 全 長
 178.4 m
 車 輌
 350台
 全 幅
 30.8 m
 船 籍
 デンマーク
 巡航速力
 21 knots
 就航年
 1989年

オスロ港を出港する 'PEARL OF SCANDINAVIA'

オスロ港を出港する 'PEARL OF SCANDINAVIA'

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北欧の旅 ... 続く to be continued

和田義男

  
撮 影

2007年6月10日


OLYMPUS  
E-410  E-
330
 
11-22mm
14-54mm
  55-200mm

1000万画素 470枚 920MB
  800万画素 380枚  590MB
 

 北欧ツアー2日目も晴天に恵まれ、港町・オスロの魅力を激写することができた。
 オスロ市民たちは、太陽を全身に浴びて日光浴を楽しんでいた。余ほど太陽の恵みが有り難いのだろう。
 青梅の我が家では、冬でもカラリと晴れた陽差しを受け、日中、部屋は暖かくて暖房が要らない。一年中太陽を私(わたくし)できる有り難い気候を当たり前に思っていたが、その恵みがいかに大きなものであるかを知り、感謝の気持ちを忘れてはならないと思った。

ナインティーン・オー・ファイブ(1905)

 「港町オスロの夏」が完成したのは今日7月14日で、フランスの革命記念日である。フランス革命は1789年7月14日から1794年7月27日までフランス市民が蜂起した革命で、ルイ王朝が倒れ、近代市民社会形成の先駆けとなった。革命記念日はパリ市民が当時火薬庫だったバスティーユの監獄を襲撃した日である。
 オスロ市庁舎の見学をしたとき、英語でガイドしてくれた若い女性職員が市庁舎の大壁画の前で、「ノルウェーはフランス革命から始まる」と云い、ノルウェーの歴史絵巻である大壁画の最初に描かれているフランス革命の絵を指さした。

占領から独立までの歴史を綴る大壁画

占領から独立までの歴史を綴る大壁画

拡大写真(2000x1300)415KB

 ヴァイキングは8世紀から300年以上にわたって西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンジナビアの武装船団(海賊)を指す言葉であったが、後の研究で「その時代にスカンジナビア半島に住んでいた人々全体」を指す言葉に変わった。ノルウェーは、このヴァイキングの時代が最も光り輝いていたのだが、その後、長い間デンマークの支配下に置かれ、辛酸を舐めた。
 1803年に始まったナポレオン戦争で、デンマークはナポレオンと戦って破れたため、ナポレオン側に付いていたスウェーデンがデンマークからノルウェーの割譲を受けた。ガイドの彼女は、これを二人の王様がいた時代と表現した。スウェーデン王のカール・ヨハンが建てた宮殿はこの時代のものである。
 そして、1905年、ノルウェーは遂に独立を勝ち取ったのだが、彼女はその年を「ナインティーン・オー・ファイブ」と云った。ノルウェーの人々は、長い屈辱の時代から晴れて独立国になったノルウェーの誕生をそのような言い方で覚えるよう、教わったのだろう。

ヨーロッパ最大の壁画を誇る市庁舎の1階大ホール

ヨーロッパ最大の壁画を誇る市庁舎の1階大ホール

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 夏光シティホールの大壁画  北舟 

なつひかり シティホールの だいへきが

 アメリカの独立記念日は、「ジュライ・フォース」、つまり1776年の「7月4日」で、アメリカ独立宣言が公布された日である。アメリカ人も国の誕生日「インディペンデンス・デイ」を「ジュライ・フォース」と暗記しているのである。ノルウェーは僅か100年余、アメリカは僅か200年余の若い国である。
 日本には独立記念日がない。先の敗戦で一時GHQ(連合国軍最高司令官総本部)の施政下に置かれたことはあったが、数千年の歴史を通じて、異民族に占領され、支配されたことは一度もない。鎌倉時代に蒙古襲来の危機があったが、神風(台風)に救われ、周りを海で囲まれた島国であったことが幸いした。
 ガイドの彼女が「ナインティーン・オー・ファイブ」と何度も云い、国王が一人になった喜びを強調していたが、長い間屈辱を味わったあと、国際社会における独立国としての地位を勝ち取った喜びと、強い愛国心を持っていることに深い感銘を覚えた。 (2007.7.14)

★☆★彡

特集!旅紀行第24集(実質第59集) 「港町オスロの夏」

制作・撮影 : 和田義男

  平成19年(2007)7月14日 作品:第20作 画像:(大60+小6) 頁数:5 ファイル数:160 ファイル容量:32MB
  
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:252 頁数:849 ファイル数:28,014 ファイル容量:3,852MB
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