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 特集!旅紀行

2004年9月11日改訂

今 日

昨 日

♪Song of India (Rimsky-Korsakov) Flute MIDI by Kasuga

                   田植え

2004年3月12日制作

田植え

                         拡大写真(1200x900)270KB

インド西ベンガル州プルリア

第 13 集

2004年9月11日(土 )   インドの女性
どだジーコ これがインドだ ていでんだ (単三電池) 2006年W杯ドイツ大会アジア第一次予選、印日カルカッタ戦も、9月8日(水)、予想に反して、前半で、大差が開かず(0−1)、また、観客もそこそこ居て(12万人収容のスタジアムに、9万5千人(インドメディア))、インド的には、ほんと無事で、結局、試合も、0−4で終わり、良かったです。
前半と後半の合間の、約20分に及ぶ停電は、山で、ライブで、テレビ中継を見ていた私たちには、前半は点が取れず、やきもきした中の休憩で、これから、何かアトラクションでもあるのかと期待したのも束の間、突然、画面が、州対抗のインドの鬼ごっこ(砂場で、6人のチーム対抗でやるKabaddiと呼ばれる競技)に変わり、「なんだ、休憩時間ぐらい、観客席をたっぷり写せばいいじゃないか」とか、「応援の、うちの所員も写るかもしれないのに・・」の声が飛び交う中、10分待てど、15分待てど、画面が、インドの鬼ごっこから切り替わらず、「えっ、サッカーの休憩って、30分だったっけ〜」とかの声も飛び、それでも、まだ、この鬼ごっこが続き、「これは、テレビ局、サッカーで前半しかスポンサーが付かなくて、後半は放映出来ないんだ、クソッ!」とか、「いや、インド人のことだから、テレビ局側のミスで、サッカーを放映しているつもりが、鬼ごっこの中継のボタンを押し続けているんだ、よくあることだ・・」と、わたしら、正直諦め、食堂のテレビから、一度、解散したぐらいでした。
でも、もしあのままの停電で、再試合にでもなってたら、照明のなくてもよい翌日の昼間にやろうかというプロポーズがインド側からあって、くそ暑い中、さらに、点差は縮まったことでしょう。また、うちのインド人スタッフからは、前半1点差だったし、あの停電さえ無ければ、後半は、ゲームがひっくり返っていたかもしれず、誠にあの停電が残念だった・・の声が、真顔で有りましたことを記しておきます。でも、4点差に暴動が起こるわけでもなく、日本人観客に物が投げられることもなく、インドは日本には一目置いてくれているようで、私は、試合後、ほっとしました。
個人的には、川口能活選手が、最後には、頭を蹴られたけど、フル出場出来て、やっぱ、日本の守護神は、川口さんだわ・・と、一人、うるうるしていました。
日本で、こういうマッチが、いくらで入場できるのかは知りませんが、今回は、普通席で50ルピー(125円)、上席で100ルピーだったようです。これは、カルカッタの普通映画館の料金と同じで、50ルピーなら、家族でも行ける料金なんだそうです(うちのスタッフ談)。うちらの日本人所員は、日本人会準備の特別席で、1000ルピーの券を準備しました。皆、満足して、帰って来たので、これも、値段に見合った価値があったということでしょう。

インドの金銭感覚 こうしたお金の使い出の差は、海外の勤務地毎で生じるのですが、インドは、そういう意味では、お金の使い勝手のある国と言えるでしょう。私は、今、スタッフが呉れた1ルピーの焼きトウモロコシを、齧りながら、このカワ通を打ってます。散髪も、最近でこそ10ルピー渡していますが、長く、5ルピーで、刈って貰っていました。
値段といえば、先日、カルカッタの友人の茶商に、日本でチェーン展開している有名なお茶屋さんの美しいカタログをプレゼントしましたら、このダージリン紅茶の価格は、1kgか500gかと、真顔で、尋ねて来ましたので、んにゃ、50gだよと、答えると、彼から、自分の日本の取引先への卸価格の話になり、50グラム〜、信じられない!を連発してましたので、日本まで、6000km離れてるし、日本は、ウサギ小屋だから、500g、1kgも、紅茶を置けないんだよと、優しく慰めておきました。

前回のお色気=ピンク色に、今回の「艶」=女性と繋ぐと、これは、完全にセクハラのイエローカードが飛んで来そうですが、前々から、男性読者からの要望の強かった、生身のインド女性を、カワ通で見てみたいの声に、お応えして、私の画像コレクションから、数少ない女性が写っている作品を選んでみました。日本のように、ひもパンの紐を、ジーンズから見せながら穿くファッションが流行るまでは、インドもあと、2千年ぐらいかかりそうですが、日本では無くなってしまった、なかなか懐かしい雰囲気のする、インド女性たちのショットをお送りしたいと思います。
初めの3枚が、ヒマーチャルプラデッシュ州、あとの3枚が、西ベンガル州のうちの現場のあるバグムンディ村での撮影です。
1) GS 土砂崩れの復旧で、3時間待ち。パンジャブ州のガールスカウトの一団を乗せたバスも立ち往生で、GSギャルたちへの口説き文句は、「ジャパニ、フォト?」の一言で、こうして、ぞくぞくと、小雨の中、バスから下りて来てくれました。日本のおじさんは、幸せだったです。

GS

2) 同行4人 これは、うちらの2駆が泥で立ち往生した場所に、マヒンドラ社製の四駆のミニトラが来てくれて、荷台に私たちも乗せて貰って、山を上がったのですが、その荷台で、一緒だった女性たちです。カシミアとかパシミナの良質の羊毛を生む、この土地の特産のヤギの化身を連想してしまいました。

同行4人

3) 兄妹 りんご園で出会った兄妹。妹は、日本人のおじさんのフォトに、びびっていますが、でも、パーニー(チーズ=Cheeseの、インド冗談)で、ちらっと、顔を出して呉れました。ういういしい!

兄妹

4) 母子 ベンガル人は、こうして家族で、夕方、散歩します。散歩時のなにげない一枚ですが、インドでは、このように、サリーを日常着で、羽織ります。もちろん、母子ともに、裸足です。どこの国でも、母は偉大です。

母子

5) 少女 日曜夕方の、手持ち無沙汰な、でも、何の束縛もない、ほっとした時間帯の、この村のメイン道路での一枚です。少女の右手首の紐は、ダガとかラキとか呼ばれるインド人の願掛けです。

少女

6) 田植え ベンガルの女性は、ほんと、働き者で、たくましいです。水田に色とりどりのサリーが映えます。今は、田植えもほぼ終わりましたので、一面、稲穂が揺れています。しかし、こういうのは、望遠でしか撮れません。近くで撮ったら、鎌で追いかけられそうです。

田植え

拡大写真(1200x900)270KB

あでやか・・・艶やか・・・豊かな色・・・色が豊か・・・エン・・・艶・・・これは、女性にしか使えない漢字だと思いますね。中洲に、確か、同名のバーがあったよな・・・美しかった昔のお姉様たちが沢山おられました。今も営業しているのかしら。
今日は、アメリカの連続テロから、丸3年。2801名の尊い命がこの世から一瞬で消え去り、その後、世界は、落ち着くどころか、バリ島で爆弾テロ、今度は、ロシア北オセチアで、学童に対するとんでもないテロが・・・。また、お隣、ネパールのカトマンズも、ムスリム(イスラム教徒)を標的に、暴動が展開中。不安の世紀・・・この時代の重さは、一体、何なんでしょうか。お互いのコミュニケーション不足が、疑心暗鬼を、民族間、宗教間で、生んでいるのではないでしょうか?
このところ、ちょっと、脱線してしまいましたが、次回から、また、インドを彩る色に戻ります。へたった時は、拳をぐっと握り締めて、頑張りましょう。では、ごきげんよう。
2004年9月4日(土)   インドのピンク
アメリカの大統領選 アメリカの大統領選の共和党応援演説を、NHK海外で、見る機会がありました。こういうのが、すっと聞けるようになれば、英語の世界も随分面白くなるのでしょうが、私は3割もわかりません。聴衆が笑う箇所についていけず、悔しかったです。しかし、なんの衒い(てらい)もなく、アメリカという国家を、堂々と語るアメリカ人のスピーチを聞いていると、日本との教育の差というか、雄弁が金と、沈黙が金の国民性の差もあるのでしょうが、愛国心、政治に対する関心、自分の考えの主張など、戦後、日本が失くしていったもの、アメリカにスポイルされてしまったものなどを痛切に感じます。ただ、日本人は、極端に、走り易い国民であることは、昔も、今も、歴史が証明していますので、大人の中庸国家になるために、国際社会の荒波を、もう一波、二波被って、日本の国民自体で、日本という国をじっくり変えていくことが、今の日本には必要なのかもしれません。
色気 20年近くおつきあいいただいている師匠筋から、う〜ん、色シリーズも見てるけど、君の文章、画像には、相も変わらず、色気がないねえ〜、もっと、工夫しなさいな・・とのことでしたので、不肖十番弟子、画像ファイルを、しこしこと、探して見ましたが、師匠も、私を昔からよく観察しているので、悲しいほど、正確な指摘。確かに色気がない・・・・。泣かれたこともない、泣かしたこともない(筆者注:妻以外の女性には)、人生経験の差が、どうしてもシャッターに出て来てしまうわけです。日本を7月に出る時に、成田空港で買ったちあきなおみさんのCDを、最近、愛聴していますので、余計こんな風に思ってしまうのかもしれません。

で、なんとか、色気でカスる辺りで、今回は、インドのピンクを選んでみました。前半3枚が、ヒマーチャルプラデッシュ州、後半2枚は、カルカッタ(西ベンガル州)での撮影です。インドのお色気を感じとって頂けたらと思います。
1) 花 ヒマラヤ帽に、ブリキの缶。缶には、ヒンディー語で、マタ(=母)の文字。ピンクの花を背景に、このインド人が、哲学者のように見えます。何の思いに耽っているのか・・夕食のカレーの具のこと?

花

2) 草刈 とうもろこし畑の前の雑草地で、草刈中の少女2人。牛やヤギの餌にします。ヒマラヤでは、無駄なものは何もないようです。この辺りには、水田は皆無。インドでは、とうもろこしは、焼いて、ライムを絞って、岩塩を掛けて食べます。顎は疲れますが、美味いですよ。

草刈

3) ベスト なにげないスナップ写真です。でも、手編みのベストが素敵だと思いました。8月の撮影ですが、お腹を冷やさないこの土地の知恵だと思います。紫外線(Ultraviolet)が強いので、皆、良い色に焦げてます(焼けてます)。シャツをこうして出すのは、私の故郷、松山では、「びんだれ」って、言います。

ベスト

4) 綿菓子 休憩中の綿菓子屋。傘に引っ掛けて売れば、日陰にもなるし、移動も簡単、大量運搬、アピール度も良し・・・ベンガル人の知恵です。さて、売れ残ったのは、どうするのでしょうか?翌日も売るのでしょう。

綿菓子

5) ロータス 惜しげもなく、蕾で切花にされ、売られていきます。蓮(Lotus)は、インドの国花です。どうしようもなく貧乏なところもあるこの国ですが、実は、インドって、ほんとは豊かだと思いませんか?日本人が無くしたものが随所にある国。壁のポスターは、破壊と再生のシンボル、シヴァ神です。シヴァ神は、日本では大自在天(護法神)とされています。

ロータス

どうだったでしょうか、インドのピンクに、くらっ〜!と、来ましたか・・・・。

サッカー・ワールドカップ印日戦 さて、来週は、8日(水)に、カルカッタで、2006年サッカーW杯ドイツ大会アジア地区第一次予選の、印日戦が行われます。日の丸と、大成の法被を持たせ、うちの所員を、8名、投入します。場を見て、顰蹙を買うようなら、法被は、座蒲団代わりにさせます。
私が、サッカー選手で、唯一、男の色気を感じている、川口能活選手も、インドに来られるようです。うちの現場にでも寄ってくれれば、日本食で歓待するのですが、選手の皆さんは、試合後、即、タイ航空の深夜便で、バンコク経由で日本に戻られるようです。
今回の選手団には、イタリアで活躍する中村俊輔MF、柳沢敦FW、ドイツで活躍する高原直泰FW、オランダの小野伸二MF、そして、川口GKは、デンマークですから、海外チームで活躍する選手が5名含まれていて、日本のサッカー選手も、海外で揉まれてどんどん伸びていって、素晴らしいことだと思います。
アウェーのさいたま戦が、0−7でしたので、インドもホームで、根性を見せるでしょうか?また、得点が0点だと、ソルトレーク競技場で、インド人の暴動が・・と思うと、気が気ではありません。インドは、中国とは、戦争を経た歴史や、国家の教育の方針が全く違いますので、このカルカッタ戦では、中国で起こったようなことはないと思いますが、逆に、サッカー、何それ?という感じで、スタジアムに、インドの閑古鳥が鳴き、日本の応援団しかいない・・・の可能性も・・・そんなことはないと思いますが・・・。心配症の私は、考え出すと、海外では特に、とめどもなく不安になりますので、この辺で、止めておきましょう。頑張れ、ニッポン!!です。
大学生のプルリア見学 また、これも来週ですが、 Wa☆Daフォトギャラリー で、私のインド通信を見て下さった学生さんが、うちの現場を訪ねて下さいますので、これも、嬉しい話です。
大学で、ファイナンス工学を研究されている経済学部の2年生で、日本の未来は、明るいと思います。思えば、20余年前、大学生だった私の研究テーマは、一撃必倒でした。同じ頃、同じキャンパスを歩いていた田中耕一さんは、生体高分子を研究していたようです。同じ大学生でも、月とスッポン、彼岸の差、隔世の感が、あります。
しかし、そんな天ぷら学生だった私でも、拾ってくれたこの会社は、やはり、良い加減な、もとひ、懐の深い会社だと思います。日本で株を買うなら、やはり、懐の深い会社ではないでしょうか。インド通信を出している社員の居る日本のゼネコンは、当社だけです(当たり前じゃん!)。今なら、まだまだ安いので、沢山買えるのも、うちの魅力です。

あっという間に、秋風の吹く9月で、これから、日本の深まりゆく秋を体験できる日本の皆さんが本当に羨ましいです。ご主人様の帰りを水戸の倉庫で待つハーレーのVツインエンジンのパラパラ音が恋しくなりました。じっと我慢のインドです。では、ごきげんよう。

プロフィール

拡大写真(800x600)99KB

 
 
撮影 ・原作 : 
 

丹下誠司たんげせいじ

 

職業:大成建設(株)勤務

住居:インド共和国西ベンガル州プルリア地区バグムンディ村
趣味:インドの神像収集
  (前任地のインドネシアの絣(イカット)も100枚ほどのコレクションがあります)
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