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 感動写真集

2010年3月28日改訂

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How Did You Know

 

アルプスの至高を極む夏の天   北舟

 

拡大写真(2000x1500)518KB

The summer sky,
succeeded in reaching the highest summit of the Alps.

2009年4月19日制作

モンブラン山頂でリーダーの白野さんと

モンブラン山頂でリーダーの白野さんと/シャモニ・モンブラン(フランス)

フランス国旗   イタリア国旗   スイス国旗

モンブラン登頂の旅

アタック

モンブラン登頂初日
 
 ツアー8日目の9月7日(金)はガイドの白野さんと沖本、フランス人ガイドと川村さんご夫妻の5名でモンブランに登頂する日となった。午前7時半に筆者を残して白野さんの車でレズーシュ les Houches まで行き、フランス人ガイドと合流した。  

モンブラン登頂ルートA

モンブラン登頂ルートA

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 ロープウェイで山頂駅ベルビューへ登りモンブラン鉄道に乗換えてニ・デーグル Nid d'aigle (,2,380m)へ行きそこから歩いてグーテ針峰 Aig. du Goûter (3,817m)の頂上に位置するグーテ小屋まで標高差1,437mを登りこの日はグーテ小屋で一泊した。

ホテルを出発する沖本

ホテルを出発する沖本

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以後、ホテルに帰還するまでの模様は沖本が撮影したものである。

ベルビュー Bellevue ロープウェイ山頂駅舎(1,800m)

ベルビュー Bellevue ロープウェイ山頂駅舎(1,800m)

 モンブラン登山は登山者1名につきガイド1名を付けることになっている。沖本はガイドの白野さんとペアを組み、川村さんはフランス人ガイドと組むことになった。川村さんの奥さんは、グーテ小屋までしか登らないのでガイドは不要となり、初日は2人のガイドと3人の登山者の5人で行動した。

ガイドの白野さんとフランス人ガイド/モンブラン鉄道(TMB)

ガイドの白野さんとフランス人ガイド/モンブラン鉄道(TMB)

モンブラン鉄道(TMB)ニ・デグル Nid d'Aigle 駅(2,380m)

モンブラン鉄道(TMB)ニ・デーグル Nid d'Aigle 駅(2,380m)

モンブラン登頂ルートA

モンブラン登頂ルートA

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右手にビオナッセイ氷河 Bionnassay を見ながら登る

右手にビオナッセイ氷河 Bionnassay を見ながら登る

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シュタインボック Steinbock
 トレッキング途中でシュタインボックに出会った。アイベックス* Ibex の一種でアルプス山羊とも呼ばれるシュタインボックは、大きな角を蓄える風格ある雄山羊で、塩分を補給しているようだった。
*アイベックス:後ろに曲がった大きな角を特徴とする山羊の総称。

出迎えてくれたシュタインボック

出迎えてくれたシュタインボック

 ニ・デーグルからテートルース(テット・ルース)小屋までは標高差約800mのジグザグの登りが続く。空気が薄く感じられるので、高度障害を起こさないよう、ゆっくりと登る。

遠くに見えてきたテートルース Tete Rousse 小屋(3,167m)

遠くに見えてきたテートルース Tete Rousse 小屋(3,167m)

拡大写真(1600x12300)353KB

雪渓を歩く

雪渓を歩く

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 一行はテートルース Tete Rousse 小屋の食堂で休憩し、昼食を取った。大きなオムレツが美味しかった。

テートルース Tete Rousse 小屋(3,167m)

テートルース Tete Rousse 小屋(3,167m)

 昼食後、アイゼンを装着して出発。前方に見える残雪の岩山・標高3,817mのグーテ針峰 Aig. du Goûter を登りその断崖の頂上に建つグーテ小屋を目指す。

昼食後アイゼンを装着して出発

昼食後アイゼンを装着して出発

 テートルース小屋を出ていよいよ難所のクロワールをトラバース。この辺りは落石の多い所で、毎年数名の犠牲者が出る大変危険な箇所で、注意してトラバース(横断)する。無事トラバース後、いよいよグーテ針峰の氷混じりの岩稜を登る。

眼前に立ちはだかるグーテ針峰 Aig. du Goûter (3,817m)

眼前に立ちはだかるグーテ針峰 Aig. du Goûter (3,817m)

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グーテ小屋
 午後3時ころ無事にグーテ小屋に到着した。グーテ小屋はジュラルミン製の山小屋で、グーテ針峰(3,817m)の岩稜の絶壁の上に建つ。下界の眺望は素晴らしく、眼下の村落も小さく見える。

15:00頃グーテ小屋に到着(3,817m)

15:00頃グーテ小屋に到着(3,817m)

パノラマ写真(2000x1300)470KB

グーテ小屋の後ろがモンブランの登山口

グーテ小屋の後ろがモンブランの登山口

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 午後6時過ぎグーテ小屋で夕食を取り、午後8時過ぎに床につく。ベッドルームは蚕棚のような二段ベッド。人が多いときは2台を3人で使って寝るというから大変だ。午後9時に消灯となったが、なかなか寝付かれないまま、翌9月8日(土)午前1時半を迎えた。

グーテ小屋の清潔な二段ベッド

グーテ小屋の清潔な二段ベッド

モンブラン登頂成功!
 

 9月8日(土)のアタックは、ガイドの白野さんと沖本の組は、フランス人ガイドと川村さんの組とは別行動をとり、グーテ小屋を午前3時に出発し、−15℃の中で標高差990mを登りはじめた。

 ガイドの日野さんから「脚が止まったら引き返す」といわれていたので、想像以上に厳しい雪稜登山となり、地上の3分の2位の酸素の中で、寒さと風に耐えながら、脚を一歩一歩前に出すのは大変だった。
 やがて日出を迎えて眩しい太陽光線の下でひたすら登り続け遂に午前8時5分、アルプス最高峰のモンブラン山頂(4,810m)に辿り着くことができた。写真は、登頂に成功した感動の一瞬! 数々の困難を乗り越えて栄光を手にした喜びと感動は、終生忘れることはできない。

モンブラン山頂( 4,810m)に立つ! 2007.9.8 08:05

モンブラン山頂( 4,810m)に立つ! 2007.9.8 08:05

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 下の写真はガイドの白野さんとのツーショット。後方は雲海でこの雲のために下界からは山頂が見えない状況だった。山頂には約5分の滞在で、すぐに下山を開始し午前11時7分、早朝スタートしたグーテ小屋に到着した。この間リュックの中の水筒が凍ったため「飲まず食わず」の状態でそのままニ・デーグルの駅まで下った。最後の写真は、下山途中で撮った貴重な一枚。

  アルプスの至高を極む夏の天  北舟 

あるぷすの しこうをきわむ なつのてん

T

he summer sky, succeeded in reaching the highest summit of the Alps.

モンブラン山頂でガイドの白野さんと

モンブラン山頂でガイドの白野さんと

拡大写真(2000x1500)518KB

 カメラは懐に入れていたので辛うじてシャッターを切ることができた。リュックサックに入れていたらこの数枚も撮ることは出来なかっただろう。とにかく最終電車に間に合わせるために急いで下山しなければならず、山頂4,810mからニ・デーグル2,380mまでの標高差2,430mを約8時間で下山するという大変な強行軍だった。

強行軍のモンブラン下山

強行軍のモンブラン下山

拡大写真(1800x1350)481KB

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