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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2008年6月3日改訂

今 日

昨 日

♪Sweet Lallaby /Deep forest

純白の雲のクロスや夏の山  北舟

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The summer mountain, snow-white cloth of clouds.

2008年5月28日制作

雲が乗り越えるテーブル・マウンテン

雲が乗り越えるテーブル・マウンテン(ケープタウン/南アフリカ)

南アフリカ

南アメリカ国旗

南アフリカ春の旅

ケープタウン

 10月27日(月)午後7時、ケープタウンに到着。現地ガイドの出迎えを受けたあと、テーブル・マウンテンが絶景のマウント・ネルソン・ホテル Mount Nelson Hotel にチェックインして、三連泊した。  

ツアーコース

ツアーコース

資料

ケープタウン Cape Town

 ケープ半島 Cape Peninsula の付け根にある約300万人が暮らすケープタウンは、西ケープ州の州都であり、南アフリカ共和国の議会や政府機関が置かれている立法首都である。テーブル湾 Table Bay に面する港や世界的に知られるテーブル・マウンテン Table Mountain 、喜望峰 Cape of Good Hope などの観光資源に恵まれ、南アフリカの旅行者に最も人気のある都市である

ケープ半島(衛星画像より作成)

ケープ半島(衛星画像より作成)

拡大写真(1800x1135)512KB 写真:フリー百科事典 Wikipedia 
 ケープタウンは東アフリカ・インド・東アジアの貿易に携わるオランダ船の食料基地として建設されたが、それはスエズ運河が1869年に建設される200年以上も前のことだった。ヤン・ファン・リーベック Jan van Riebeeck が1652年4月6日に到着して南アフリカで初めてのヨーロッパ植民地を設立した後、ケープタウンは急速に成長し、ヨハネスブルグやダーバンが発展するまでは南アフリカ最大の都市であったという。  

テーブル・マウンテン・ビューのホテル

テーブル・マウンテン・ビューのホテル

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 10月28日(火)午前8時半にホテルを出発し、市内観光に出掛けた。町の西側にある二つの丘は、ライオンが横たわっているように見えるため、標高669mのライオンズ・ヘッド(ライオンの頭 Lion's Head )と標高350mのライオンズ・ランプ(ライオンの尻 Lion's Rump )と呼ばれる。ランプの方は、平日の正午に大砲による号砲が打ち鳴らされるところから、シグナル・ヒル Signal Hill と呼ばれている。  

ライオンズ・ヘッド

ライオンズ・ヘッド

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テーブル・マウンテン Table Mountain
 この著名な山は、岩盤でできた標高1,087mの頂上がナイフで削ぎ落とされたように平らなために、テーブル・マウンテンと呼ばれる。その幅は約3kmある。ケープタウンの気候は変わりやすく、地元民は山頂にかかるテーブルクロスと呼ばれる霧や雲の具合で、天候を予測しているという。

360度回転するロープウェイでテーブル・マウンテンへ

360度回転するロープウェイでテーブル・マウンテンへ

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 頂上までの道路はないが、悪天候以外はロープウェイで登ることができる。頂上からの眺望は素晴らしく、ケープタウン市街、テーブル湾、ライオンズ・ヘッド、などが一望できる。山頂にテーブル・クロスがかかっていないときの方が少ないといわれており、この日はタイミングの良い登頂だった。  

テーブル・マウンテンより臨むケープタウンの市街

ライオンズ・ヘッド        ロベン島

ウォーター・フロント

テーブル・マウンテンより臨むケープタウンの市街

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ロビン(ロベン)島 Robben Island
 テーブル湾に浮かぶロベン(ロビン)島は、アパルトヘイト時代に主に政治犯が収容されていた黒人専用の刑務所で、黒人初の大統領になったネルソン・マンデラも収容されていた。刑務所は1996年に閉鎖され、現在は島全体が博物館として新しい観光スポットになっている。1999年12月、南アで初めての世界文化遺産となった。

ハウト・ベイの土産物屋

ハウト・ベイの土産物屋

シール・アイランド Seal Island

 ケープ半島の主要な観光地の一つに数えられるハウト・ベイの漁港から、オットセイが生息するドイカー島(シール・アイランド)を見物するツアー・ボートが出ている。片道10分ほどで着き、島には上陸できないが、観光船は島の周りをゆっくりと走るので、十分に生態を観察することができる。

オットセイの天国シール・アイランドへ

オットセイの天国シール・アイランドへ

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ボルダーズ・ビーチ Boulders Beach

 ケープタウンの南方約30kmのケープ半島にあるボルダーズ・ビーチは、インド洋のフォルス湾に面するサイモンズ・タウン Simon's Town 郊外の小さなビーチであるが、珍しいケープ・ペンギンが生息している。

ケープ・ペンギンが生息するボルダーズ・ビーチ

ケープ・ペンギンが生息するボルダーズ・ビーチ

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ケープペンギン African Penguin / Spheniscus demersus

 ケープペンギンは、フンボルトペンギン属に属するペンギンで、アフリカペンギン、ジャッカスペンギン、足黒ペンギンなどとも呼ばれる。体長は約70cmと中型である。

 寒流のベンゲラ海流の影響を受けるナミビア南部から南アフリカ沿岸部を繁殖地としている。巣の密度はそれほど高くなく、トンネルを掘ったり、地表面に巣を作るほか、海岸に近い林に小枝を用いて巣をつくる。成鳥は、定住性が強いという。

アフリカペンギンとも呼ばれるケープペンギン

アフリカペンギンとも呼ばれるケープペンギン

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喜望峰 Cape of Good Hope
 ケープ半島南部は、7,750ha の広大な自然保護区になっており、アフリカ大陸最南西端の喜望峰があり、半島の最先端にはケープ・ポイント Cape Point がある。
 写真下の白砂のビーチはディアス・ビーチ Dias Beach といい、その先に突き出ているのが喜望峰である。

ルックアウト・ポイントから喜望峰を臨む

ルックアウト・ポイントから喜望峰を臨む

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 駐車場から歩いて約10分、アフリカ大陸最南西端の喜望峰に立ったときは、アフリカ大陸の最果ての地に来たという感慨が湧き、記念撮影では、山頂を極めたときのような万歳スタイルとなった。(^^;

アフリカ大陸最南西端の喜望峰に立つ!

アフリカ大陸最南西端の喜望峰に立つ!

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 この付近は天候が悪く航海の難所だったため、遭難船が多発し、さまよえるオランダ人(フライイング・ダッチマン The Flying Dutchman )と呼ばれる幽霊船の目撃談もあったほど。そのため、発見者のディアスによって、嵐の岬 Cape of Storms と名付けられていたが、ヴァスコ・ダ・ガマ Vasco da Gama1497年11月22日に喜望峰を通過しインド航路を発見したことを記念して、ポルトガル国王マヌエル I 世がポルトガルに希望を与えるという意味で「喜望峰」と命名し、今日に至っている。

ケープ半島最南端のケープ・ポイント

ケープ半島最南端のケープ・ポイント

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 ちなみに、アフリカ大陸最南端は喜望峰の南東160kmほどに位置するアグラス(アガラス)岬 Cape Agulhas大西洋とインド洋の二つの大洋を隔てている。アフリカ最南端が喜望峰であると誤解していたのは、筆者だけではないだろう。

ケープタウンのシグナル・ヒルから見た黄金の夕日!

ケープタウンのシグナル・ヒルから見た黄金の夕日!

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この日は天候に恵まれシグナル・ヒルから見る落日の大西洋が美しい黄金色に染まりとても感動した。

夕日に染まるテーブル・マウンテン

夕日に染まるテーブル・マウンテン

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カーステンボッシュ植物園 Kirstenbosch Botanic Gardens
 10月29日(水)、世界自然遺産に指定されているカーステンボッシュ植物園へ行った。テーブル・マウンテンの南東にある敷地面積560haの世界でも有数の国立植物園で、南アフリカに生育する植物23,000種のうち9,000種が栽培されているという。

世界遺産カーステンボッシュ植物園

世界遺産カーステンボッシュ植物園

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キング・プロティア King Protea
 ヤマモガシ科プロテア属のキング・プロテアは、南アフリカ原産の常緑低木。大輪の華やかな花で、外側の総苞(そうほう)がピンクで美しく、キングの名にふさわしい。1976年に南アフリカの国花に制定されたという。

南アフリカ国花「キング・プロティア」

南アフリカ国花「キング・プロティア」

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ピンクッション Pincushions
 ピンクッションは名前が「ピン・クッション Pin cushion = 針刺し」と付けられているように、針刺し状の花である。プロテアと同じヤマモガシ科だが、こちらはレウコスペルマム属である。双方とも熱帯植物らしく、艶やかな花をつける。

ピンクッション

ピンクッション

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ウォーターフロント Waterfront
 正式名称は、ビクトリア&アルフレッド・ウォーターフロント Victoria & Alfred Waterfront (V&A Waterfront) といい、旧港を中心とした再開発地域である。

ケープタウンの「ウォーターフロント」

ケープタウンの「ウォーターフロント」

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 19世紀の建物を再現しておりテーブル・マウンテンを眺めながらの食事や散歩、テーブル湾クルーズなどが楽しめる。ショッピングセンターや映画館、劇場、水族館などもあり、ケープタウンのアミューズメント・センターとして賑わっている。

美しいデートスポット

美しいデートスポット

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テーブル・マウンテンを見上げると、丁度、テーブルクロス状の雲がかかっており、素晴らしい眺めだった。

雲が乗り越えるテーブル・マウンテン

雲が乗り越えるテーブル・マウンテン

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  純白の雲のクロスや夏の山  北舟 

じゅんぱくの くものくろすや なつのやま

The summer mountain, snow-white cloth of clouds.

 翌10月30日(木)午前9時頃、ホテル出発。ケープタウン空港からヨハネスブルグ〜香港を経由し、翌31日(金)午後7時15分ころ関西国際空港に無事帰国した。

クスコの松井さん

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撮影 ・ 原作 : 
 

松井公代まつい きみよ

 
住居:愛知県刈谷市

現在の楽しみ:旅行・60の手習いで始めたパソコン・
         お友達とのちょっと贅沢なランチ

 あとがき

 2006年3月、南米ブラジル・ペルーのツアーに参加しました折、各々一人で参加していた熟年女性3人が旅好きということで意気投合し、「次は、ジャカランタの花の咲く頃、 是非、南アフリカへ行きましょう!!」ということで実現いたしました。

 幸い、ジャカランタの花がベストタイミングで、プレトリアの街中至るところにジャカランタの並木があり、美しい花を満喫できました。

 南アフリカといえば、過去、皮膚の色による厳しい人種差別政策・アパルトヘイト政策が行われた国で、ツアー中現地ガイドさんが当時の状態の説明をされたのですが、あまりの悲惨さに、添乗員さんが泣いてしまって、通訳できなくなってしまう、、、という一幕もありました。

 1991年アパルトヘイト政策は全廃され、「虹の国」「アフリカ・ルネッサンス希望の星」といわれましたが、経済的には貧富の差が激しく、凶悪な犯罪も多く、治安が悪いとのことでした。ツアー中も自由な街の散策ができず、すこし残念でした。2010年サッカー・ワールドカップの開催をひかえ、ヨハネスブルグの空港の周辺は活気にあふれ、工事ラッシュという感じがいたしました。

 ツアー全体としては、ジンバブエ側、ザンビア側からのヴィクトリアの滝、ボツワナ・チョベ国立公園のサファリ、
豪華列車ブルートレイン乗車、嵐の岬・喜望峰などなど盛りだくさんで、満足できる楽しい旅行となりました。

★☆★彡

感動写真集/ 第99集 「南アフリカの旅」

撮影・原作: 松井公代    監修: 和田義男

 平成20年(2008)5月28日 作品:第18作 画像:(大74+小27) 頁数:5 ファイル数:207 ファイル容量:48MB
 平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:289 頁数:1,015 ファイル数:34,769 ファイル容量:5,088MB

【編集子が選ぶ名作】

民族衣装を纏った黒人たち

民族衣装を纏った黒人たち

拡大写真(1700x1660)448KB

またまた感動の松井ワールド!
  このたび、松井公代さんの名作「インカ帝国の夢」と「エジプト感動の旅」に続く第三弾「南アフリカの旅」が5頁101枚の大作として完成し、Wa☆Daフォトギャラリーの旅は、新たに4ヵ国が加わって世界36ヵ国をカバーすることになった。
 南アフリカは南半球にあり、日本とは季節が逆なので、去年の10月の旅行は初夏の旅である。幸いにもこれから本格的な夏を迎える今の季節にふさわしい作品となったので、多くの読者に喜んで頂けるものと思う。
 この作品も松井さんの豊かな感性が随所にあふれ、新しく購入されたキスデジとこれまでのコンパクト・デジカメを駆使されて傑作を多数ものにしておられるのは、見事という外はない。
 広大なアフリカの旅にふさわしく、壮大で美しいビクトリア瀑布やパノラマに広がる夕日の動物王国など、スケールの大きな作品が多く、読者に新たなロマンと感動を与えてくれることだろう。航空機の発達で、僅か13時間半で地球の裏側に到達できることを有り難く思う。
和田義男
 今回、松井さんの南アフリカ諸国の移動手段は主に航空機だったが、空港のチェックインでスーツケースの20kg+α の重量制限をオーバーする事態が頻発したという。何とか追加料金を免れたそうだが、その原因は、サバンナのサファリや豪華列車のディナーなどのために、多様な衣類が必要だったからである。今回の旅は、それだけ多彩で充実した内容だったわけで、読者と共にその感動を分かち合えることを心から感謝申し上げたい。
 松井さんは、現在ポルトガルを旅行されている。とてもお元気で精力的に世界の旅を楽しんでおられることを羨ましく思う。これからも感動の松井ワールドを数多く紹介させて頂きたいと思っている。

【編集子が選ぶ名作】

危険な水遊び!

危険な水遊び!

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日本が リードする 「アフリカ開発会議」

 平成20年(2008)5月28日、「南アフリカの旅」が完成したが、奇しくも今日から横浜でアフリカ開発会議 Tokyo International Conference on African Development (TICAD) が始まった。この会議は日本が提唱し、国連や世界銀行などとの共催で平成5年(1993)から5年ごとに日本で開催されているもので、第4回となる今年は、これまでの東京から横浜に移って開かれている。
 今回は、アフリカ53ヵ国のうち、前回の二倍にあたる約40ヵ国の首脳級が出席しているという。それだけアフリカ諸国が日本に期待しているということだろう。
 松井公代さんの作品のお陰で、アフリカの現状を目にすることができたが、松井さんがあとがきで書かれておられるように、貧富の差が激しくて治安が悪いばかりでなく、アフリカ53ヵ国(約9.65億人)を総括すると、一人当たりのGDPが約800ドル、1日1ドル以下で生活する人は全体の41%、平均寿命約50歳、5歳未満の幼児死亡率14%(1000人の内140人が死ぬ!)、エイズ死亡者数は世界の約8割と悲惨な状況にある。経済成長の基礎となる識字率も南アフリカやボツワナで約80%なのに対し、10%程度の国も多く、教育格差の問題も浮上しているようだ。
 かつて「暗黒大陸」といわれていたアフリカは、石油や鉱物、貴金属などの資源大国であり、日本の投資に大きな期待があるという。松井さんのお陰でアフリカが遠くて未知の国から僅か13時間半で行ける近くて親しみ深い国として見ることができるようになったので、これを機にアフリカの現状を正しく理解し、先進国日本の一員として、市民レベルで今できる草の根の支援をやってゆけたらと思う。  2008年5月28日 〈 完 〉 監修 和田義男

【編集子が選ぶ名作】

野生王国の日没

野生王国の日没 2/2

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