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2010年3月28日改訂

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白銀のワルツ〜楽しい牛飼い〜シュタイネンの獅子ホテルで

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2006年8月9日作成

ローヌ川の源流となるローヌ氷河

ローヌ川の源流となるローヌ氷河(スイス夏の旅)

スイス国旗
 

 スイス夏の旅 〈前編〉

ローヌ氷河

 

 氷河特急は、新フルカトンネルが開通してからはトンネルを通るようになったため、車窓からローヌ氷河を見ることができなくなってしまったので、我々はアンデルマット駅(1,433m)で下車し、待機していたツアーバスに乗って、フルカ峠を越え、ローヌ氷河に向かった。

急坂を下る赤い電気機関車

急坂を下る赤い電気機関車

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アンデルマット Andermatt

 アルプスの十字路と呼ばれるアンデルマットは、古くから南北のアルプス越えと、現在の氷河特急と同じルートをたどる東西の交通路の交差点で、宿場町として栄えてきた。写真下の右端にはアンデルマット駅が見える。

アルプスの十字路アンデルマット(1,433m)

アルプスの十字路アンデルマット(1,433m)

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 ツェルマットを目指す氷河特急は、ここから更に西方(写真上の上方)に向かい、新フルカ・トンネルに入る。  
 アンデルマット駅でツアーバスに乗り換えた我々は、お世話になった氷河特急としばらく前後しながら西に併走した。氷河特急は、食堂車も切り離されて客車6両となり、再度スイッチバックしたため、我々が乗っていた一等車が最後尾になっている。  

新フルカトンネルに向かう氷河特急

新フルカトンネルに向かう氷河特急

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フルカ峠越え

 ヘアピンカーブが続く難所として知られるフルカ峠(2,431m)を越えると、夏でもあちこちに深い雪渓が残り、小規模な氷河が見え隠れする。かつては、氷河特急がフルカ峠を越えて走っていたため、車窓からローヌ氷河を眺めることができ、氷河特急という愛称が生まれた。

眼前に迫る氷河の迫力に歓声が上がるフルカ峠越え

眼前に迫る氷河の迫力に歓声が上がるフルカ峠越え

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地中海に注ぐローヌ川

資料

 
ローヌ氷河 Rhonegletsher
 ローヌ氷河は、フルカ峠(2,431m)とグリムゼル峠(2,165m)に挟まれた谷に流れる氷河で、古くから観光名所として知られる。ここから解け出た水はレマン湖を経由してフランスに流れて行き、やがて大河・ローヌ川となる。
 ローヌ川 Rhône はフランス四大河川の一つで、主としてフランス南部を流れ、地中海に注ぐ。全長812kmのうちフランス国内の流域の長さは581km。
水源の標高: 1,753m  平均流量: 1,820 m3/s  流域面積: 95,500 km2

縁辺部からローヌ氷河を臨む

縁辺部からローヌ氷河を臨む

パノラマ写真(3000x690)425KB

   ローヌ氷河は、かつてはローヌの谷まで延びていたが、現在ではフルカ峠を下ったグレッチュ Gletsch の3km程上流まで後退している。  

青く光るクレバス

青く光るクレバス

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クレバス Crevasse
 
   夏になると氷河を覆う雪が解け、薄黒く汚れた氷河の地肌が露出する。所々に鋭利な刃物で切り裂いたようなクレバスが見え、その奥が不気味に青白く光っている。  
   1984年2月アラスカのマッキンリー(6,194m) Mount McKinley 冬季単独登頂に成功した植村直己さんは、下山中に消息を絶ったが、クレバスに落ちたと推測されている。  

深く鋭い不気味なクレバス

深く鋭い不気味なクレバス

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 夏の山クレバス青き大氷河  北舟 

なつのやま くればすあおき だいひょうが

Summer mountains, the blue crevasses of the enormous glacier.

   冬季、雪で覆われたクレバスは、大自然の巨大な落とし穴となり、この罠にはまって奈落の底に落ちれば、氷河の胎内に閉じこめられ、氷河が解けるまで凍結される。  
   氷河の上を歩く人が蟻のように小さく見えるが、それと比べてみるとクレバスの大きさが実感できる(写真下)。  

ローヌ氷河の洞窟探検

ローヌ氷河の洞窟探検

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 ローヌ氷河の中をくり抜いた洞穴(どうけつ)は、大自然の氷室(ひむろ)で、神秘的なブルーの世界である。この深くて神秘的な色彩は、いつしかグレイシア・ブルー Glacier Blue (英語)と呼ばれるようになった。

 

ローヌ氷河胎内の神秘の世界

ローヌ氷河胎内の神秘の世界

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   スイス南部の山岳地帯・ヴァリス州のほぼ中央を東西に流れるローヌ川の源流をたどれば、現在はこの滝にたどり着く。太古の昔、この地に氷河が形成され、夏を迎える毎に解け出た乳白色の水が大河を育んできた。  

ローヌ氷河先端部の滝

ローヌ氷河先端部の滝

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   ローヌ氷河の見学を終え、フルカ峠を下った。振り返ると、ローヌ氷河の先端から白い滝が岩場を伝い、やがて川となって氷河が削ったU字谷を西に流れてゆく。氷河の右手(南)には、ヘアピンカーブの道路と新フルカ・トンネルを抜けた鉄道が見える。  

ローヌ川の源流となるローヌ氷河

ローヌ川の源流となるローヌ氷河

拡大写真(1600x1200)460KB 

マッターホルンの入口・テッシュ Täsch
 氷河特急は、直接ツェルマット駅に乗り入れることができるが、ツェルマットは排ガス規制があるため、排ガスを発生するバスやマイカーは乗り入れることができない。そこで、一駅手前のテッシュ(テーシュ)駅でバスを降り、各自スーツケースを携えてツェルマット行きのシャトル電車に乗り込んだ。  

マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)のテッシュ駅

マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)のテッシュ駅
 テッシュの駅舎にはマッターホルン・ターミナルと書かれており、マッターホルンの玄関口であることをアピールしている。シャトル電車は、マッターホルン・ゴッタルド鉄道が運行しているので、デザインが氷河特急と同じである。

ツェルマット行きのシャトル電車

ツェルマット行きのシャトル電車

 電車の中に自転車や荷物を置く区画が設けられている。観光シーズンとあって、シートに座れない観光客が荷物室にいた。ラッシュとはいえ一区間なので、東京の通勤電車のことを考えれば楽なものである。

自転車や荷物などを置く区画

自転車や荷物などを置く区画

 ツェルマット駅に到着した観光客はスーツケースを駅前広場まで運び、ホテル手配の電気自動車に引き渡した。

ツェルマットに到着!

ツェルマットに到着!

 
ホテル・ラジナベーレ Hotel La Ginabelle
 
   駅から徒歩10分弱でツェルマットを南北に流れるマッターフィスパ川 Matter Vispa の橋詰にあるホテル・ラジナベーレ Hotel La Ginabelle に到着。時刻は午後7時20分になっていたが、スイスの夏は午後9時頃まで明るいので、強行軍も苦にはならなかった。  

二泊したホテル・ラジナベーレ

二泊したホテル・ラジナベーレ

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   添乗員がチェック・インしている間に南方を見ると、マッターホルンの上半身が顔を出していた。このホテルに二泊したが、ベッドからマッターホルンが見える部屋だったので、家内共々大感激だった。  

ホテルからマッターホルンが見えた!

ホテルからマッターホルンが見えた!

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