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 旅紀行日本の裸祭り

2014814日改訂

 

 

 

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♪島の祭〜鎮守の森〜精霊

水槽の小桶大樽村祭   北舟

 

A village festival, small pails and big barrels floating in a pool.

2011年8月3日制作

樽や桶の洗浄

拡大写真(2000X1500)664KB

樽や桶の洗浄/猪鼻熊野神社(埼玉県秩父市荒川)

 埼玉県無形民俗文化財

神紋   熊野神社   神紋

 猪鼻(いのはな)の甘酒こぼし

大樽

ミーティングのあと解散した氏子たちは、受け持ち分担の箇所に行き勤労奉仕を始めた。参道を下り鳥居のそばに行くと、新井ミツノさん(69歳)がロープ一本で「上の沢」放水路に下りて行くのが見えた。  
ロープ一本で「上の沢」放水路に下りる元気な新井ミツノさん(69歳) 2011.7.23 08:37

ロープ一本で「上の沢」放水路に下りる元気な新井ミツノさん(69歳) 2011.7.23 08:37

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▲▼ 彼女は、川底にたまっているゴミを掃除する役目である。毎年やっているらしく、後で「凄いね」と話しかけると、「こんなの訳ない」といっていた。なんとも元気なおばあちゃんで、感心した。  

川床の清掃

川床の清掃

▼ 氏子男性たちの最大の仕事は、二本の大幟を参道入口に立てること。放水路の土手に保管してある柱を取り出し、旗を取り付けて立ち上げる。かなりの人数と体力が要求される。  

大幟を立てる 08:40

大幟を立てる 08:40

幟旗を取り付ける

幟旗を取り付ける

幟を立ち上げる

幟を立ち上げる

1組の大幟が立つ 08:54

1組の大幟が立つ 08:54

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▼ 参道に生い茂っていた夏草は、あっという間に女性陣の手で刈り取られ、運ばれて行く。その手際よさに驚く。  

草刈くさかり

 08:59

草刈 08:59

▼ 猪鼻区公会堂には、「熊野神社夏季例大祭甘酒こぼし当番役割」が墨書され、張り出されていた。地元民は、甘酒祭りとはいわず「甘酒こぼし」といっており保存会も「甘酒こぼし保存会」である。教育委員会だけが甘酒祭という言葉を使っているのは何故だろう。  
 この作品のタイトルを「猪鼻の甘酒こぼし」としたのは、地元の呼び方を尊重したからである。甘酒祭は全国に散見されるので、教育委員会も「甘酒こぼし」というべきである。

甘酒こぼし当番役割 / 猪鼻区公会堂

甘酒こぼし当番役割 / 猪鼻区公会堂

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▼ 公会堂の炊事場では、前日汁番(ぜんじつしるばん)が午後5時から始まる直会(なおらい)用の料理を朝からつくっていた。そうしないと間に合わないという。  
 当日汁番が担当する祭当日の直会は、午前11時から始まるので時間と人手が足りず、手作りでは間に合わないので、仕出し料理を取り寄せるようになったという。
前日汁番による 直会なおらい の食事の準備 / 公会堂炊事場

前日汁番による直会の食事の準備 / 公会堂炊事場

   水槽の小桶大樽村祭  北舟 

すいそうの こおけおおだる むらまつり

A village festival, small pails and big barrels floating in a pool.

たる

おけ の洗浄

樽や桶の洗浄

拡大写真(2000X1500)664KB

▲▼ 祭に使用される大樽や小桶などは、「甘酒かきこみ所」に保管されている。朝8時に来たときには、既に水槽に入れられていたので、事前に担当の人が搬出したのであろう。これから全部の備品を洗浄し、水槽も水を抜いて、綺麗にした上で、湛水(たんすい)する。  
甘酒かきこみ所に据えられた甘酒醸造用の大樽 09:08

甘酒かきこみ所に据えられた甘酒醸造用の大樽 09:08

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▲▼ 真っ先に醸造用の大樽が洗浄され、甘酒かきこみ所に据えられた。奥には天狗(猿田彦)と頬被りをしたひょっとこ人形が飾られていた。小若の法被(はっぴ)なので子供人形である。「甘酒こぼし」は、前垂式六尺褌(まえだれしき・ろくしゃく・ふんどし)・鉢巻・草鞋(わらじ)が正装である。良くできた人形だが、腹巻は余計である。  
褌のひょっとこ人形 / 甘酒かきこみ所

褌のひょっとこ人形 / 甘酒かきこみ所

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▼ 保存会の幟は赤地に白抜きで「猪鼻 甘酒こぼし 保存会」と表示されている。万緑の風景に赤い幟が際立ち、祭の雰囲気を盛り上げるのにとても役立っている。  

猪鼻いのはな

甘酒こぼし保存会の幟の用意 09:23

猪鼻甘酒こぼし保存会の幟の用意 09:23

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熊野神社に国旗の掲揚 09:28

熊野神社に国旗の掲揚 09:28

くい

の先を なた で研ぐ

杭の先を鉈で研ぐ

区長のツルハシ

区長のツルハシ

▼ 区長がツルハシを使い、杭を打ち込み、神々の依代(よりしろ)である笹竹を4本立てていた。祭当日は、この中に甘酒が入った大樽を据え置き、甘酒神事が行われたのち、「甘酒こぼし」が始まる。  
四隅に杭を打ち込む

四隅に杭を打ち込む

甘酒こぼし用の大樽を洗う 09:49

甘酒こぼし用の大樽を洗う 09:49

▲▼ 水槽には、裏山から引いてきた無尽蔵の清水が絶え間なく流れ出ている。飲んでも問題ないという。右側の蛇口は公共水道であるが殆ど使われなかった。大樽の洗浄は女性の分担らしくおばあさんが洗っていた。  
洗った桶を積み重ねる

洗った桶を積み重ねる

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