ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2012年2月18日改訂

ログイン時刻

 

 

 

今 日

昨 日

♪海に帰る〜水の都〜精霊

 

七福や御神酒臓腑に寒詣  北舟

 

拡大写真(1800X1700)342KB

The Seven Gods of Good Fortune,
Midwinter pilgrims gulping down the sacred sake.

2012年2月18日制作

御神酒「七福神」を飲み干して、いざ出陣!
 

御神酒「七福神」を飲み干して、いざ出陣!/五大堂公民館(岩手県花巻市)

西大寺・寺紋   貴峰山光勝寺  

五大尊蘇民祭

七福神

▼ 1月28日(土)午後7時前、全員揃ったため、「裸参り」担当役員・小原和也さんの司会で、開会式が始まった。

 
「裸参り」担当役員・ 小原和也おばらかずや さんの司会で開会式開始 / 五大堂公民館 2012.01.28 18:54

「裸参り」担当役員・小原和也さんの司会で開会式開始 / 五大堂公民館 2012.01.28 18:54

拡大写真(2000X1400)461KB

最初に五大尊蘇民祭振興会の高橋勝哉(たかはし かつや)会長の挨拶があった。今回の取材については光勝寺・佐藤住職と高橋会長に電話して密着取材の許可をいただき、事後、手紙でWa☆Daフォトギャラリーのことや、保存版CDの提供などをお伝えしてご了解を賜った。  
 佐藤住職からは、前夜祭で行われる全裸禊の撮影や、護摩法要も内陣に立ち入らなければフラッシュ撮影もかまわないという極めて好意的なお言葉を頂いた。  
五大尊蘇民祭振興会

高橋勝哉たかはしかつや

会長の挨拶 18:58

五大尊蘇民祭振興会高橋勝哉会長の挨拶 18:58

拡大写真(1600X1600)328KB

▲▼ 高橋会長には「以前、参加されたことのある新尺俊勝さんから五大尊の「裸参り」は素晴らしいが、蘇民袋争奪戦では、部外参加者は最後まで褌一丁なのに、地元参加者はズボンを履いてしまうと聞いているので、本来の姿でお願いしたい」とお伝えしたところ「争奪戦も全員褌一丁を徹底させましょう」と即答された。判断の速さと実際にそのとおりになった指導力に感服した。  
高橋会長の挨拶を正座して聞く参加者たち 18:59

高橋会長の挨拶を正座して聞く参加者たち 18:59

拡大写真(2400X1800)705KB

▲ 開会式では参加者全員が正座していた。全国の裸祭に参加しているベテランもいる一方で、若い人の姿も目につくが、興味本位で参加している人は見受けられず、礼儀正しい方ばかりだったので素晴らしい祭になる予感を受け、嬉しく思った。  
来賓の挨拶

来賓の挨拶

拡大写真(2000X1200)384KB

屋外の

禊場みそぎば

 19:06

全裸禊の開始 19:06

拡大写真(2000X1500)462KB

  ▲▼ 開会式が終わると、参加者たちは全裸となり舞台の右横の出入口から紅白幕の張られた禊場で、注連縄(しめなわ)の張られた水桶から手桶で水を汲み、-5℃の外気の中で冷水をかぶって禊を行った。  
恒例の全裸禊 19:07

恒例の全裸禊 19:07

拡大写真(2000X1375)353KB

  ▲▼ 五大尊の禊作法は最初に手足に水を掛け身体を水の冷たさに馴らしたあと肩に水を掛ける。頭から水をかぶらないようにとのことだった。  
外気温-5℃の中で冷水を被る

外気温-5℃の中で冷水を被る

  ▲▼ 参加者たちは、事前に小原役員から禊作法の説明を受けているので、初めての人でも迷うことなく、立派な禊を見せてくれた。  
平然と水垢離する人

平然と水垢離する人

拡大写真(1800X1730)385KB

肩に水を掛ける

肩に水を掛ける

気合いの寒中禊

気合いの寒中禊

拡大写真(1800X1550)308KB

禊を終えて褌を締める 19:10

禊を終えて褌を締める 19:10

拡大写真(2000X1400)357KB

▲▼ 行者(ぎょうじゃ)たちは、全裸禊を終えた後、窓際に立って褌を締め始めた。経験者は自分で締めていたが、初めての人は、無理をせず、役員に頼んで締めてもらっていた。  
参加者たちの褌を締める伊藤忠志さん(蘇民袋争奪戦担当役員)

参加者たちの褌を締める伊藤忠志さん(蘇民袋争奪戦担当役員)

褌ロールにしてあるので、白晒褌を一人で締めることもできるが、緩みなく綺麗に締めるには経験者でも役員に締めてもらう方が良い。自分ではきつく締められず、また、後が見えないので、どうしても雑にな り、すぐに緩褌(ゆるふん)になってしまうことが多い。  
殆どの人が役員の手を借りる 19:12

殆どの人が役員の手を借りる 19:12

拡大写真(2400X1500)447KB

白晒褌の上に注連縄(しめなわ)を締める。うしろで結ぶ方式なので、初心者は役員に締めてもらっていた。胡四王神社蘇民祭では「まわし」と呼んでいたが、同じものである。  
白晒褌の上に

注連縄しめなわ

を締める 19:14

白晒褌の上に注連縄を締める 19:14

拡大写真(1600X1800)404KB

▼ 続いて、御守と一ノ鳥居から五大堂まで口にする噛符(かみふ)を褌に仕舞い、鉢巻は、光勝寺の文字が後から見えるように、前結びに締める(向う鉢巻)。

 
噛符かみふ と御守を褌にしまい、向う 鉢巻はちまき を締める

噛符と御守を褌にしまい、向う鉢巻を締める

拡大写真(2000X1400)311KB

古参者たちが並んで身支度をしていた。向かって左手の人が昨年の取主(とりぬし)の菊池春雄さん(59歳)。白晒褌を短い前垂式に締めているのに対して右側の阿部政雄さん(63歳)は前袋式に締めている。どちらでも良いということなのだろう。  
古参者たちの身支度
 

昨年の取主・菊池春雄さん

翌日副審判長をつとめた阿部政雄さん

古参者たちの身支度

拡大写真(2000X1750)296KB

▼ 白晒褌をきつく締めると、屈(かが)めなくなるので、先に足袋(たび)や草鞋(わらじ)を履いてから褌を締めるのが順序となっている。しかし、五大尊では、さほどきつく締めないようで、褌を締めた後に足袋と草鞋を履いていた。

 
足袋たび の上に 草鞋わらじ を履く 19:15く

白足袋の上に草鞋を履く 19:15

拡大写真(2000X1500)3513KB

最後に褌を締める「裸参り」担当役員の小原和也さん

最後に褌を締める「裸参り」担当役員の小原和也さん

ほぼ身支度を終えた裸たち 19:19

ほぼ身支度を終えた裸たち 19:19

拡大写真(2400X1700)519KB

床の間を背に記念撮影 19:21

床の間を背に記念撮影 19:21

拡大写真(2400X2230)506KB

男らしい後ろ姿

男らしい後ろ姿

拡大写真(2400X2350)554KB

御神酒「七福神」を用意する高橋会長 19:26

御神酒「七福神」を用意する高橋会長 19:26

拡大写真(2000X1500)417KB

光勝寺から

燈明とうみょう

が届く 19:27

光勝寺から燈明が届く 19:27

拡大写真(2000X1500)419KB

▲▼ 「裸参り」の身支度が整った頃、光勝寺本堂の燈明(とうみょう)が届いた。さっそく、伊藤さんが火を蝋燭(ろうそく)に移し、手分けして行燈(あんどん)に火を入れていった。

 
燈明を蝋燭に移し、 行燈あんどん に分配してゆく伊藤さん

燈明を蝋燭に移し、行燈に分配してゆく伊藤さん

拡大写真(2000X1500)316KB

燈明の火を 行燈あんどん にいただく小原司さん(57歳) 19:28

燈明の火を行燈にいただく小原司さん(57歳) 19:28

拡大写真(2000X1500)323KB

御神酒「七福神」を飲み干して、いざ出陣!

御神酒「七福神」を飲み干して、いざ出陣!

拡大写真(1800X1700)342KB

   七福や御神酒臓腑に寒詣  北舟 

しちふくや おみきぞうふに かんもうで

The Seven Gods of Good Fortune, Midwinter pilgrims gulping down the sacred sake.

御神酒を飲んで気合いを入れる

御神酒を飲んで気合いを入れる

拡大写真(1800X1450)326KB

▲▼ 行燈(あんどん)を手にした行者たちは、七福神の御神酒を飲み干したあと、禊場から外に飛び出していった。

 
次々に禊場から外へ! 19:29

次々に禊場から外へ! 19:29

拡大写真(2000X1500)283KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2012 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク