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 感動写真集

2009年2月28日改訂

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昨 日

♪千年女王

拡大写真(1400X1050)316KB

香水の二僧の法舞追難の夜   北舟

2007年4月8日制作

米・藁・午王杖を拾う信者たち

米・藁・午王杖を拾う信者たち(天念寺修正鬼会/大分県豊後高田市)

国指定重要無形民俗文化財

天念寺修正鬼会

夜勤行

夜の 勤行ごんぎょう

 午後8時半、昼の勤行と同じように盛装した僧侶たちがゴザを敷いた講堂に集合し、夜の勤行が始まった。

講堂に入場する盛装の僧侶たち

講堂に入場する盛装の僧侶たち

 僧侶たちの前には、唯一の暖房装置である火鉢が置かれ、車座になって読経が始まった。勤行の内容は、我々素人衆には難解だが、概ね次のとおりである。なお、僧侶たちの唄うような調子のお経は、馨明(しょうみょう)と呼ばれるものである。

  咒師(ほずし): 咒師役の僧2名が右手に鈴、左手に香水棒(こうずいぼう)と太刀を持ち、天衆地類(てんしゅうちるい)(天と地のすべての神仏)の来影向を祈願する。  
信者らの前で夜の

勤行ごんぎょう

信者らの前で夜の勤行

神分(じんぶん): 院主が神々の威光増益のために神分経を読誦し、国家安穏・五穀成就・息災延命を祈願する。法会(ほうえ)中で最も重要な行法であるという。

衆僧しゅそう

たちによるお経の唱和

衆僧たちによるお経の唱和

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三十二相(さんじゅうにそう): 僧侶全員で讃嘆門を読誦(どくしょう)する。

お囃子方をつとめる子供たち

お囃子方をつとめる子供たち

 

唄匿(ばいのく): 四箇法要に則して仏讃の馨明(しょうみょう)(仏典に節をつけた宗教音楽)を行う。

 
経典を

独誦どくじゅ

する僧侶

経典を独誦する僧侶

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  散華(さんげ): 馨明(しょうみょう)に合わせて、1名の僧が散華(さんげ)する。散華とは、仏を供養するため花や葉を撒き散らすことで、元来、蓮などの生花が使われていたが、現在は蓮の形を模した色紙で代用することが多い。  
仏を供養する

散華さんげ

を行う僧侶

加持祈祷する院主

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             梵音(ぼんのん): 馨明中、梵語による讃嘆を行う。
           縁起目録: 導師が仁聞
(にんもん)菩薩による六郷満山開基の縁起を述べる。
           錫杖(しゃくじょう): 錫杖師が下座で馨明を唱える。
 
その場で盛装を解き

道服どうふく

姿となった僧侶たち

その場で盛装を解き道服姿となった僧侶たち

 
立役たちやく
 
 盛装の僧侶たちが全員道服に着替えた後、堂役がゴザなどを片づけ、午後9時頃、板間となった講堂で、立役と呼ばれる儀式が始まった。立役は、立ったままで行われる芸能的な所作をいう。

香水棒こうずいぼう

を持つ僧侶2名による 米華まいけ

香水棒を持つ僧侶2名による米華(まいけ)

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  香水の二僧の法舞追難の夜  北舟 

こうずいの にそうのほうぶ ついなのよ

 
米華まいけ
 
 2名の僧侶が右手に香水棒(こうずいぼう)、左手に米・藁(わら)・牛玉杖(ごおうづえ)を載せた膳を持ち、周りの僧侶があげるお経のリズムにのって下駄を踏み鳴らしながら踊る。膳の供物(くもつ)は撒かれるので、信者らが拾い、縁起物として持ち帰る。

米・藁・午王杖を拾う信者たち

米・藁・午王杖を拾う信者たち

拡大写真(1400X1050)316KB

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