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 感動写真集

2010年1月23日改訂

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♪海のアラベスク

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初春や松明行列火の禊   北舟

2008年1月27日制作

参道を駆ける男たち

参道を駆ける男たち(鷹栖観音鬼会/大分県宇佐市)

鷹栖観音鬼会

松明合戦

 

松明合戦たいまつかっせん

 
 午後8時半を過ぎると、男たちは「どんど」を後にし、松明を持って鷹栖観音堂前の参道に上がり、赤鬼組と青鬼組の二組に分かれ、二列になって松明を打ち合わせ始めた。

竹松明を持つ裸たち

竹松明を持つ裸たち

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赤鬼組・青鬼組の二組に分かれる

赤鬼組・青鬼組の二組に分かれる

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 竹を束ねた長さ2mほどの松明はパチパチと音を立てながら火の粉を散らし、邪悪や厄を打ち払う浄火となる。火の粉を被った参観者は、今年一年の無病息災が叶うという。

 

二列になって打ち合う

二列になって打ち合う

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青鬼組の隊列

青鬼組の隊列

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  初春や松明行列火の禊   北舟 

はつはるや たいまつぎょうれつ ひのみそぎ

参道を駆ける男たち

参道を駆ける男たち

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 裸男たちは、右手に手木(てぎ)(木剣)を持ち、悪魔払いをしながら、松明を抱えて参道を駆け回った。白い煙が一面に立ちこめ、祭りはクライマックスに達した。

 
煙の中を疾走!

煙の中を疾走!

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松明を持って行進

松明を持って行進

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午後8時40分過ぎ、フィナーレの松明合戦は終わり、裸男たちは参道脇に松明を集め、暖を取って小休止した。

 
松明を集積して暖を取る

松明を集積して暖を取る

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面を掲げる赤鬼役

面を掲げる赤鬼役

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鷹栖観音寺に引き揚げる裸たち

鷹栖観音寺に引き揚げる裸たち

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   裸男たちは10分ほど小休止したあと、再び松明を抱えてもと来た道を引き返し、漆黒の駅館川(やっかんがわ)に入って川を渡り、鷹栖観音寺に戻った。  
再び

駅館川やっかんがわ

に入る

再び駅館川に入る

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赤鬼青鬼が描かれた法被

赤鬼青鬼が描かれた法被

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駅館川(やっかんがわ)の河川敷では、宇佐市消防団の団員たちが「どんど」の残り火を最後まで警戒していた。

 

「どんど」の残り火

「どんど」の残り火

撮影・原作:清原 浩 きよはらひろし

住居:宇佐市(豊後高田市生まれ)

昭和36年生まれ

趣味:写真、流木アート

若宮 秋季大祭 川組後援会 役員

日本の祭り第97集/感動写真集第91集 「鷹栖観音鬼会」

  平成20年(2008)1月27日 作品:第3作 画像:(大25+小12) 頁数:3 ファイル数:70 ファイル容量:13MB
  平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:274 頁数:944 ファイル数:32,923 ファイル容量:4,582MB
静かな故郷の祭り
 1月4日金曜日に大分県宇佐市上拝田地区に伝わる『鬼会』の撮影に出かけました。夜8時から行事が始まり、約1時間少々の無病息災と五穀豊穣を祈願する行事を堪能しました。
 今回の撮影で感じた事は『火と水の祭典』という感じで、歴史を感じさせられる祭りでしたが、一個人としては川渡りの際に水位がもう少し欲しい事と、昔からの習わしがこのような形であったものだとは思いますが、赤、青の氏子達が燻った松明をただすれ違う時に当てるだけでは、物足りなさを感じました。
 私が今まで見た火祭りは豊後高田市の『鬼会』や国見町の『ケベス祭り』などの荒々しいものでしたが、この祭りは逆に静かな故郷の祭りと言った方が良いかも知れません。

【編集子が選ぶ名作】

参道を駆ける男たち

参道を駆ける男たち

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水と炎の夜祭り
 大分県宇佐市にお住いの清原浩さんが激写されたこの「鷹栖観音鬼会」は、「若宮八幡裸祭'07」に続く第5作で、過去に「天念寺修正鬼会」「櫛来社ケベス祭」という同じジャンルの素晴らしい作品がある。
 過去の二作は、逃げ惑う参観者を追い回して松明の火の粉を浴びせかけるという過激な祭りだったが、それに比べると静かで、拍子抜けがしたというのが清原さんの感想である。
和田義男
 しかし、私は、過去の二作の祭りが異常であり、今回の祭りの方が穏当で美しい祭りだと思った。最近の裸祭りは、褌が恥ずかしいのか、ハンダコに代えるなどして変質してしまったものがある中で、この鬼会は、伝統の衣装を忠実に守り、古き良き時代の祭礼を現代に再現している。
 松明を抱えた裸男たちが漆黒の駅館川(やっかんがわ)を渡るシーンや巨大な「どんど」を炊きあげる光景、そして松明を抱えて参道を走り回り、浄火の火の粉をまき散らす厄払いの儀式は、とても美しく、ロマンと感動に満ちあふれている。参観者は安心して美しい水と紅蓮の炎の夜祭りを堪能することができる。何とも素朴で素晴らしい裸祭りではないだろうか。 〈 完 〉    平成20年(2008)1月27日   監修 和田義男
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