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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2013年3月18日改訂

 

 

 

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♪春の海(正調)

旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

大寒や沖に向かひて大祓  北舟

 

The coldest season, water purification facing the sea.

2013年3月16日制作

大祓詞を斉唱

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大祓詞を斉唱/九十九里浜一宮海岸(千葉県長生郡一宮町 )
神紋:十五弁菊花   上総国一ノ宮   神紋:尾長右三つ巴

玉前神社大寒禊’13

大祓詞

大寒禊の禊場(斎場)に選定された一宮海岸は九十九里浜南端にある海岸で一宮海水浴場があるほか多くのサーフポイントがあり、よい波を求めて一年中全国からサーファーたちが集まる。この日は快晴の日曜日だったが波が弱いためか、サーファーたちの姿は殆ど見られなかった。
陽光に恵まれた九十九里浜一宮海岸  2013.1.27 10:47

陽光に恵まれた九十九里浜一宮海岸 2013.1.27 10:47

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浜のテント小屋 10:47

浜のテント小屋 10:47

▲▼ 一宮海岸では、男性用と女性用のテント小屋が設営されており、ここで上着を脱ぎ、禊の支度が行われた。

褌一丁になる

褌一丁になる

浜にあらわれた褌衆 10:51

浜にあらわれた褌衆 10:51

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焚き火で暖を取る 10:52

焚き火で暖を取る 10:52

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裸衆をとりまく大勢のカメラマン 10:54

裸衆をとりまく大勢のカメラマン 10:54

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開始を待つ参加者たち 10:55

開始を待つ参加者たち 10:55

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▼ 午前11時前、全員の禊支度が整ったことを確認したあと、青竹の大幣(おおぬさ)を持った若森権禰宜と富越道彦に続き、禊集団がテント小屋を出発し、恒例の褌ランニングが始まった。

褌ランニングの開始 10:57

褌ランニングの開始 10:57

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富越道彦の後を追う裸たち

富越道彦の後を追う裸たち

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九十九里浜を駆ける

九十九里浜を駆ける

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褌ランニング

褌ランニング

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輪になって走る 10:58

輪になって走る 10:58

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大勢のギャラリーに囲まれた禊集団

大勢のギャラリーに囲まれた禊集団

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沖の神々に向かって拝礼 11:00

沖の神々に向かって拝礼 11:00

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▲▼ 26人の禊ぎ集団は、褌ランニングののち円陣を組み、沖に向かって拝礼したあと、櫓漕ぎ運動に似た動作をとる鳥船(とりふね)などをみっちりと行い、身体を温めた。

輪になって行う鳥船 11:01

輪になって行う鳥船 11:01

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大寒禊の行法
▼ 文久2年(1862)大分県宇佐郡に生まれた川面凡児(かわつら・ぼんじ)という先人が廃(すた)れていた奈良時代の禊行法(みそぎぎょうほう)を復興し、現在、川面流(かわつらりゅう)として、東京都中央区に鎮座する鐵砲洲稲荷神社の寒中水浴や茨城県鹿嶋市に鎮座する鹿島神宮の大寒禊など、全国各地で実践されており、玉前神社の大寒禊もこの行法にのっとって行われる。
鳥船とりふね を率先垂範する富越 道彦みちひこ (中央) 11:07

鳥船を率先垂範する富越道彦(中央) 11:07

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鳥船行事とりふねぎょうじ
▲ 鳥船(とりふね)とは、天孫降臨の際にニニギノミコト(瓊瓊杵尊)が乗られた船のことで、鳥船行事は、身体の邪気を発散させつつ心と霊魂(れいこん)を浄化統一する作法で、略して鳥船(鳥舟)という。その実際は櫓(ろ)で舟を漕ぐ動作が中心となる。
 
 まず左足を踏み出して漕ぎ、引くときに「イーエッ」、押すときに「エーイッ」と声を出す。動きに合わせて和歌を一首。「朝夕に神の御前(みまえ)にみそぎして、すめらが御代(みよ)に仕えまつらむ(ん)
 
 次に右足を踏み出して漕ぎ、引くときに「エーイッ」、押すときに「ホッ」と声を出す。息が合ってきたところで、和歌を一首。「遠つ神固め修(おさ)めし大八州(おおやしま)、天地(あめつち)共にとは(わ)に栄えむ(ん)
 
 最後にまた左足を踏み出して漕ぎ、引くときに「エーイッ」、押すときに「サッ」と声を出す。息が合ってきたところで和歌を一首。「天津神(あまつかみ)、國津神(くにつかみ)たちみそなは(わ)せ、おもひ(い)たけびて我が為す業(わざ)を」。
振魂ふりたま

振魂

振 魂ふりたま
▲ 禊に入る準備運動の鳥船(とりふね)の動作の間や禊祓行事(みそぎはらえ・ぎょうじ)を通して、振魂(ふりたま)という動作を行う。鳥船同様心と霊魂を浄化統一する作法である。
 
 腹の前で玉子を抱くように両手を上下に重ね、胸から腹にかけて上下にゆっくりと振りながら「祓戸大神(はらえどのおおかみ)、祓戸大神、・・・」と何度も唱える。おにぎりを握るように行うとよいといわれている。何となく手の中が暖かく感じられるようになるという。
海を背に

雄健おたけび

! 11:09

海を背に雄健! 11:09

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雄健行事おたけびぎょうじ
▲  一通り終わると、次は雄健(おたけび)行事。下っ腹に力を入れて雄叫(おたけ)びを上げる。叫ぶ言葉は「生魂(いくたま)」「足魂(たるたま)」「玉留魂(たまたまる・たま)」。 腰に手を当てて仁王立ちの姿勢をとり、前方に向けて大きく「いくーたまー!」と叫び、同じく「たるーたまー!」、腰を落として「たまたまるー」、上方に向かって「たまーっ!」と叫び、つま先立ちをする。
天沼矛印あめのぬぼこいん を結んで悪い部分を斬る

雄詰おころび

天沼矛印を結んで悪い部分を斬る雄詰

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雄詰行事おころびぎょうじ
▲ 次は雄詰(おころび)行事凶事をもたらす禍津霊(まがつび)を断ち大地の霊気を受ける作法である。名称からはその動作を想像できないが、二本の指で邪気を斬る動作をする。
 
 足をやや開き、左手を腰に当て、天沼矛印(あめの・ぬぼこいん)(右手人差し指と中指とでつくる剣印(けんいん))を結び(ひたい)に当てる。国常立命(くにとこたちのみこと)と叫んだあと自分の前に己の悪い部分があると想定し、それを斬る。
 
 気合を入れて「エイッ!」と声をあげつつ右手を斜左方に斬り下ろし、右足を引いて両足を揃える。斬った後は斬り捨てではなく、救うために、「エイッ!」の気合と共に右手、右足を元に戻し、これを三度繰り返す。
沖の神々に向かって祝詞を捧げる栗原宮司

沖の神々に向かって祝詞を捧げる栗原宮司

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氣吹行事いぶきぎょうじ
▼ 最後は氣吹(いぶき)行事という深呼吸法。息を吐きながら体の力を抜き、上体を前に傾けたあと、息を吸いつつ両手を開きながら上に伸ばし、上体を持ち上げてゆく。
 
 空を仰ぎ見て一杯に空気を吸い込み、広げた両手を握手のように重ね合わせ、息を吐きながら上体を前に傾けつつ両手を静かに丹田(たんでん)(臍(へそ)下)まで下ろして力を抜く。
深呼吸の

氣吹いぶき

 11:11

深呼吸の氣吹 11:11

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駆け足で禊場に向かう

駆け足で禊場に向かう

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二度目の褌ランニング

二度目の褌ランニング

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海に入る 11:12

海に入る 11:12

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波が足を洗う

波が足を洗う

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巻波に対峙する

巻波に対峙する

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▼ 禊ぎ集団は海に入った後鉢巻に挟んでいた大祓詞(おおはらえことば)を広げ沖に向かって大声で斉唱した

大祓詞を斉唱 11:13

大祓詞を斉唱 【壱】 11:13

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  大寒や沖に向かひて大祓 北舟 

だいかんや おきにむかいて おおはらえ

The coldest season, water purification facing the sea.

大祓詞を斉唱 【弐】

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大祓詞

 
▼ 「大祓詞(おおはらえ・ことば)」は、祓戸大神(はらえどのおおかみ)たちによるリレーにより、人々の罪や汚れを地中深く駆逐して祓い去ることを八百万(やおよろず)の神々にお願いする祝詞(のりと)である。
八つ折りにされた

大祓詞おおはらえことば

八つ折りにされた大祓詞

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祓戸大神

 
 祓戸大神は、神道(しんとう)における祓(はらえ)を司る神々で、瀬織津比売(せおりつひめ)(罪・穢れを川から海へ流す)・速開都比売(はやあきつひめ)(海底で罪・穢れを飲み込む )・気吹戸主(いぶきどぬし)(根の国に息吹を放つ)・速佐須良比売(はやさすらひめ)(根の国に持ち込まれた罪・穢れをさすらって失う)の四柱の女神である。祓戸四神ともいい、現在の廃棄物処理と同様のコンセプトにより、我々の罪・穢れを地中深く放逐する有り難い神々である。

大祓詞を斉唱 【参】

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この日は波が穏やかで後ろの行者たちは殆ど褌も濡れないという状態でやや物足りない大寒禊となった

大祓詞を斉唱 【四】

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▲▼ 昨年の大寒禊は、大時化だったため、沖に向かったものの危険を感じて退避し、今回と同じような渚線で祝詞斉唱が行われた。今年は、大事を取ってライフ・セーバーを4人も配置する安全対策が取られたが、波乗りもできずサーファーも来ない穏やかな海だったので今回は一旦胸まで浸かって禊をしてから祝詞斉唱に移れば良かったと思われる。

大禊集団を見守る4人のライフ・セーバーたち

大祓詞を斉唱 【五】  〜禊集団を見守る4人のライフ・セーバーたち〜

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