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 旅紀行日本の裸祭り

2015年9月5日改訂

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♪ 島の祭〜鎮守の森〜精霊〜巡礼

山笠や笑顔のエールごりょんさん   北舟

 

Yamakasa Festival, Gorynsan the wives yelling for men with a smile.

2015年9月2日制作

山笠を支える北流の「ごりょんさん」たち / 津屋崎漁協二階会議室(福岡県福津市)

拡大写真(2400X1600)500KB

山笠を支える北流の「ごりょんさん」たち / 津屋崎漁協二階会議室(福岡県福津市)
  波折神社   祗園紋

津屋崎祗園山笠'15

準備

平成27年(2015)の記録

北流全体会議

 
▼ 平成27年(2015)6月20日(土)午後7時から津屋崎漁業協同組合二階会議室において北流の全体会議が開かれた。最初に中村周一・本部会長(保存会会長)、菊池延夫・本部役員、玉城栄二・代表世話人、浜栄次・副代表世話人、西住成生・会計役員、小林錦也・相談役、若頭、補佐など北流の指導者たちが集合し、打ち合わせのあと、記念写真を撮影した。  
 代表世話人が流れの最高責任者で、任期は3年。玉城栄二さんは、今年から3年間、代表世話人として北流を統括する。代表世話人、副代表世話人、会計役員が三役と呼ばれる最高指導部。
 相談役(新町流と岡流は顧問)は、前任の代表世話人がなり、3年間奉仕する。若頭4人は、博多山笠の赤手拭い(あかてのごい)に相当する若手リーダーたちで、その下に補佐が4人いる。
 なお、津屋崎山笠保存会には祭を執行する津屋崎山笠保存会本部が置かれ、保存会の会長が本部会長、保存会の役員が本部役員となる。
北流の幹部役員たち / 津屋崎漁協二階会議室 2015.06.20

北流の幹部役員たち / 津屋崎漁協二階会議室 2015.06.20

小林錦也・相談役  中村周一・保存会会長  玉城栄二・代表世話人  菊池延夫・本部役員  西住成生・会計役員

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▲▼ 北流全体会議には、北の一、北の二の区長、浜の町上、浜の町下、上本町、北本町東古小路、西古小路上、西古小路下の7つの祭組の組長、区域外から参加する三団体(津屋崎祇園山笠宮司会(みやじかい)、渡祇園祭保存会、大和会)の役員らが出席し玉城代表挨拶役員紹介日程説明など、山笠開催に向けた準備作業や役割分担、事故防止などについて話し合われた後、簡単な直会が開かれた。
北流全体会議(アニメーション)

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全体会議の執行部の席には浜副代表世話人玉城代表世話人西住会計役員小林相談役の四役が着席この4人の役員が北流の指導者であり責任者である。
北流四役
浜栄次・副代表世話人  玉城栄二・代表世話人  西住成生・会計役員  小林錦也・相談役

北流四役

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博多の山笠用品専門店
▼ 6月23日(火)、和田グループ吉田好幸幹事が博多祇園山笠の廻り止で知られる須崎問屋街に行き、山笠用品ハンダ(TEL 092-263-1457)にて和田代表の締込みを購入した。
博多の須崎問屋街 / 福岡市博多区須崎町 2015.06.23

博多の須崎問屋街 / 福岡市博多区須崎町 2015.06.23

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▼ 山笠用品を数多く取りそろえたハンダは、internetにも紹介されており、子供用の赤い締込み姿のキューピーが窓に飾られている店として全国的に名が通っている。  山笠用品ハンダ
 山笠用品専門店らしく、店内には締込み(褌)や舁縄など、約300種の山笠用品がずらりと並んでいて圧巻だ。
子供用の赤い締込み姿のキューピー

子供用の赤い締込み姿のキューピー

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▼ 博多では、締込みは幅48cmの布を四つ折りにして着用するのが主流で、生地は、きなり、ソフト、ハードの三種類、色は、白、紺、黒、赤などがある。ハードといっても相撲まわしのような厚手の帆布ではなく、ソフトに比べてやや硬めという程度で、新品をそのまま着用しても股ずれを起こす心配はない。
 この寸法だと、前垂(まえだれ)は二つ折り24cm幅、横褌(よこみつ)は四つ折り12cm幅となる。ウエストによってM・L・LLがあり、それぞれ4m・5m・6mの長さとなり、身体を4周して締め込むことになる。
棚に並べられた締込み

棚に並べられた締込み

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津屋崎山笠で使われている締込みを店主に見せたところ、幅30cm、長さ4mのソフトタイプで、中学生用に売られているものだった。このサイズだと前垂は幅15cm、横褌は幅7.5cmとなるが、津屋崎では二つ折りにして大人用に使っており、前垂れが幅30cm、横褌は幅15cmとなり、三周して締め込むことになる。
 博多では白が多いが、津屋崎では昔から紺や黒が多く使われているので、ウエスト90cmの筆者は、Lサイズ5mの紺色ソフトタイプを7000円で購入し、二つ折りにして、サイドを縫い揃えてもらった。
 後日、実際に締めてみると長かったので、津屋崎の廻り留め近くのウオズミ洋服店(TEL&FAX 0940-52-0236 http://www.uozumi.ecnet.jp )で4m60cmに縮め、前垂れに神紋・五瓜唐花(ごかにからはな)を銀糸で刺繍してもらった。(来年から和田グループの締込みは、地元、ウオズミ洋服店で調達することにしたので、博多に行かなくても良くなった。)
和田代表が購入した締込み(紺色ソフトLサイズ5m)

和田代表が購入した締込み(紺色ソフトLサイズ5m)

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▼ 博多祇園山笠は、勇壮で男らしさを感じる裸祭だが、筆者の感性としては、特に、褌をきりりと締め込んだうしろ姿が格好良く、「日本男児ここにあり!」という気合いを感じる。褌は、日本人男性のアイデンティティ(日本人らしさ)を最も良く象徴するものだと思う。
格好良い山笠のうしろ姿

格好良い山笠のうしろ姿

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北流の厄払い(波折神社)
▼ 6月28日(日)午前10時から波折神社拝殿にて山笠正装の長法被(ながはっぴ)を着込んだ北流幹部役員らの厄払いが行われ、麻生藤七宮司によるお祓いののち、玉城代表世話人らが玉串(たまぐし)を奉奠(ほうてん)し、祇園山笠が恙(つつが)なく成就できるよう祈願した。

北流幹部役員らの厄払い / 波折神社 (アニメーション) 2015.06.28

北流幹部役員らの厄払い / 波折神社 (アニメーション) 2015.06.28
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テッポウ・ポテ作り(漁協二階会議室)
▼ 北流では波折神社での厄払いの後午後1時から津屋崎漁協二階会議室にてテッポウとポテの製作が行われた。ちなみに、テッポウは台上がりで使う指揮棒、ポテは山笠の台飾り。藁(わら)を包み込む布袋は、北流のカラーである薄桃色である。
北流のテッポウ・ポテ作り / 津屋崎漁協二階会議室 (アニメーション)

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棒洗い
7月1日(水)午前8時から棒洗いと倉庫整理が行われた。この日程は、昔から変わらず、北流では、倉庫に保管していた舁き棒を魚市場まで持ち出し、お汐井(海水)で清め、前年の山笠に使った草鞋(わらじ)や雑巾を使って、丁寧に洗った。
山笠倉庫から舁き棒を持ち出して洗い清める北流 (アニメーション) 2015.07.01
山笠倉庫から舁き棒を持ち出して洗い清める北流 (アニメーション) 2015.07.01
拡大写真(2400X1600)640KB                         撮影:中島靖夫
棒締め・山小屋建て
▼ 7月5日(第一日曜日)午前8時から土台に舁き棒を取り付ける「棒締め」と「山小屋建て」が行われた。
 北流は、津屋崎漁港の市場で棒締めを実施。土台に棒を入れるとき、緩衝材として草鞋(わらじ)を挟むが、何枚挟むかで棒の高さを調整する。各流で棒締めの要領が微妙に違っており、北流では、ロープが必ず棒の上で交差するように締めるので、正面から見るとロープが交差しているのが分かる。
 三流とも締め上げる際には、「ウントコネ、ウントコネ、ウーントコネ」の掛け声をかける。この掛け声のお陰で、良く締まるのだという。
北流の棒締め (アニメーション) 2015.07.05
北流の棒締め (アニメーション) 2015.07.05

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▼ 山小屋作りは、前日の土曜日から行われ、二日がかりで完成。市場で組み上げた山台を担いで山小屋まで運び、この日の作業はこれまで。後は、漁協二階会議室でごりょんさん(女性陣)が用意してくれた料理で直会が開かれた。
北流の山小屋作り (アニメーション) 2015.07.05
北流の山小屋作り (アニメーション) 2015.07.05
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ごりょんさん
▼ 「ごりょんさん」とは、山笠を支える奥様方である。女性は、山笠に触れてはいけないと云われているが、男衆は、口々に「ごりょんさんたちがおらな山はできん、ごりょんさんたちのお陰で山ができるとぞ」という。山笠の最大の立役者は、ごりょんさんたちかもしれない。
  山笠や笑顔のエールごりょんさん 北舟 

やまかさや えがおのえーる ごりょんさん

Yamakasa Festival, Gorynsan the wives yelling for men with a smile.

山笠を支える北流の「ごりょんさん」たち / 津屋崎漁協二階会議室 2015.07.05 08:52

山笠を支える北流の「ごりょんさん」たち / 津屋崎漁協二階会議室 2015.07.05 08:52

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人形飾り付け
▼ 7月11日(土)から12日(日)にかけて、三流とも人形師・原田誠さんの立ち会いで山笠人形の飾り付けを行った。北流は、11日の午後に人形の飾り付けを行い、翌日、全体を完成させた。新町流と岡流は、12日に人形の飾り付けから全体まで、一気に完成させた。
 北流は、午後1時から台車で山台を津屋崎漁協市場まで運び、人形師の指示を受けて、氏子たちが手際よく人形や台飾りなどを飾り付けた。
人形の飾り付け / 北流 津屋崎漁協市場 (アニメーション) 2015.07.11 13:00〜
人形の飾り付け / 北流 津屋崎漁協市場 (アニメーション) 2015.07.11 13:00〜
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▲▼ 飾り付けには手順があり、最初に祇園の神様が宿る頂部の屋形を取り付け、それから下方に向かって人形や波しぶきなどの飾りを取り付けてゆく。人形師の指示で位置や量、間隔や傾きなどが細かく調整される。
 表と見送りが完成すると、側面に移る。北流では、全体の完成を翌朝にすることにして、この日の作業は人形を取り付けるところまでで終わった。
人形師・原田誠さんと山笠人形の飾り付けを行う若者たち / 北流(津屋崎漁協市場) 2015.07.11 14:36

人形師・原田誠さんと山笠人形の飾り付けを行う若者たち / 北流(津屋崎漁協市場) 2015.07.11 14:36

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山笠の総仕上げ
▼ 7月12日(日)、北流では朝8時から山笠の総仕上げが始まり、杉壁(スイカベ)やポテなどの台飾り、白い吹き流し、赤い清道旗(せいどうばた)など種々の調度品を取り付け、午前中に山笠と山小屋を完成させた後、漁協二階会議室で、完成を祝って昼食を兼ねた直会が開かれた。
山笠の総仕上げ / 北流 (アニメーション) 2015.07.12
山笠の総仕上げ / 北流 (アニメーション) 2015.07.12
撮影:中島靖夫
完成した北流の山笠(全体) 2015.07.12 16:17

完成した北流の山笠(全体) 2015.07.12 16:17

拡大写真(3000X2000)1.04MB                          撮影:中島靖夫
完成した北流の山笠(表) 2015.07.12 16:17

完成した北流の山笠(表) 2015.07.12 16:17

拡大写真(3000X2000)1.17MB                          撮影:中島靖夫
完成した北流の山笠(見送り)

完成した北流の山笠(見送り)

拡大写真(3000X2000)1.19MB                          撮影:中島靖夫
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