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 感動写真集

2004年9月3日改訂

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2004年8月24日作成

青い虞美人草(ブルーポピー)

青い虞美人草(中国四川省大姑娘山)

 

♪覧蹄端(ワンニンメイ) 散哭栖欺厘議MIDI弊順

虞美人草

薄雪草

勿忘草

四姑娘連山スークーニャン シャン

四姑娘連山

資料

大姑娘山タークーニャン シャン

登頂ツアー
 平成16年(2004)7月23日(金)から8月1日(日)まで家内と共にアミューズトラベルによる高千穂有康さんをリーダとした大姑娘*(タークーニャン シャン)登頂10日間の旅に参加した。
 標高5,025mの大姑娘(タークーニャン)は、中国四川省の省都・成都(せいと チェンドゥ)から北西200kmのアパ・チベット族自治州にある四姑娘連山(スークーニャン シャン)の端に位置する。
 大姑娘山登頂は、アイゼンやピッケルなどの装備や特殊な技術を必要としないが、キャンプ地を標高の高い位置に移して登頂する方法をとるので、遠征隊のような気分が味わえる。
 この時期、山麓にはブルーポピーやエーデルワイスなどの高山植物が咲き乱れ、大自然の壮大な花園が広がる。

 ヒマラヤ東端に位置し、長さ35kmの四姑娘連山(スークーニャン シャン)は、パンダを守るために四人姉妹が力をあわせて虎を退治したという伝説によりつけられた名前であるという。写真は左から主峰・四姑娘山(スークーニャン)6,250m、三姑娘山(サンクーニャン)5,355m、二姑娘山(アールクーニャン)5,276m、大姑娘山(タークーニャン)5,025m。
*姑娘 guniang :未婚の女子、娘  大姑娘:長女

臥龍(1,800m)の大熊猫苑のパンダ

パンダの抱っこ

臥龍(1,800m)の大熊猫苑のパンダ パンダの抱っこ

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成都チェンドゥ
 7月23日(金)、関西国際空港から上海を経由して四川省の省都・成都*に入り、専用車で二日かけて大姑娘山の登山基地・日隆(リーロン)に向かった。
*中国、四川省中央部、四川盆地北西部の市。省人民政府所在地。人口293万(1994)。長江(揚子江)の支流の岷江(ミンコウ)、沱江(ダコウ)が形成した沖積平野・成都平原の中央部を占める。蜀山氏(しよくさんし)と呼ばれた羌(キョウ)族の一派が九頂山をへて成都平原に入り、周の末期に蜀の国都をおき、成都と名づけた。以後この名は変えられていないが、これは中国ではほとんど唯一の事例である。
大熊猫苑パンダ保護センター
 7月24日(土)、道中、標高1,800mの臥龍(ウォーロン)にあるパンダ*保護センター「大熊猫苑」を訪問。200元払うとパンダを抱いて写真が撮れるということで家内が挑戦した。同地で一泊。
*パンダ(熊猫): ジャイアントパンダとレッサーパンダの2種からなる食肉目パンダ科 Ailuridae の哺乳類の総称。
ジャイアントパンダ(大熊猫)giant panda,Ailuropodamelanoleucaは中国中部の甘粛、陝西、四川に分布する。

お花畑と四姑娘連山

お花畑と四姑娘連山

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巴朗山パーローシャン

峠(4,300m)

巴朗山峠(4,320m)

ブルーポピー
  世界で一番美しい花といわれるブルーポピーは、標高3,000m〜5,000mのヒマラヤの高山にしか自生しないという幻の花で、1913年に英国の探検家ベイリーとウォードによりチベットで発見された。標高4,300mの巴朗山(パーローシャン)峠を越えて登山基地の日隆(リーロン)までの道中、初めてブルーポピーを見つけたので休憩をとった。
 英語でポピーと呼ばれる花はヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟)のことで、ケシ科の一年草である。阿片(アヘン)が採れない種類なので自由に栽培でき、観賞用として花壇や鉢植え、切花として親しまれている。 阿片が採れるケシよりは丈が低く、幾らか分枝しており、全体に粗毛がある。

初めて見たブルーポピー

初めて見たブルーポピー

虞美人草ぐびじんそう

 夏目漱石の小説で知られる虞美人草は、ヒナゲシの漢名である。本来は赤い花で、中国では秦代の実力者・項羽(こうう)の愛妾であった虞美人(ユメイレン)が流した血から生まれたという伝説から、この名があるという。
 今回のツアーは登頂と高山植物の鑑賞が目的だが、早くもこんなに美しいブルーポピー(青い虞美人草)と対面でき、先への期待が大きくふくらんだ。
  紺碧の空に負けじと虞美人草   奔馬    

青い虞美人草

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曲がりくねった道

臥龍からU字谷を蛇行する山岳道路が巴朗山峠を越えて日隆(リーロン)まで続く。

曲がりくねった道

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日隆(リーロン)のメインストリート

日隆のメインストリート

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日 隆リーロン

 7月25日(日)、 無事に標高3,200mに位置する大姑娘山の登山基地・日隆に到着し、一泊した。
 日隆は、成都から高速道路が成都の西58kmの都江堰(デゥジャンイェン)まで整備されたことや、道路が舗装されたことにより一日で入れるようになったと聞くが、我々はパンダ見学、花の鑑賞・写真撮影、高所順応の訓練等で二日間かけた。
 平地の少ない日隆は山の斜面の段々畑の中に民家がある。

 高度順応のため峠付近で山登りを実施。高山植物が咲き乱れていて、花の写真撮影に熱中した。

高度順応訓練(腹式呼吸ウォーキング)

高度順応訓練(腹式呼吸ウォーキング)

   
 花の名前は学名でしか存在せず(?)、ブルーのポピーの名前はメコノプシス・ホリドラ、黄色はメコノプシス・インテグリフォリア、赤はメコノプシス・ブリケヤと分かっても味も素っ気もなく、聞いてもすぐ忘れるので、花の名前はさておきその美しさを愛でることに専念した。
 因みに写真左下の花は赤いポピーでメコノプシス・ブリケヤである。また、右下のピンクの花は背丈は低いがハクサンフウロウとそっくりだった。
レッドポピー    

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トレッキング開始
 翌7月26日( 月)、日隆からベースキャンプまでトレッキング開始。行程15km、ゆっくり歩いて7時間ほどとのことで、あとの体力保持を考え、軽いデジカメ一本とし、愛用の重いE-1は馬で運んでもらうバックの中となった。

日隆登山口にある観光客運搬用馬基地

日隆からキャンプ地までの乗客や荷物の輸送には、この馬が使われる。

日隆登山口にある観光客運搬用馬基地

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美しい田園風景

美しい田園風景

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 それにしても道中切れ目なく花の群落が続く。花の多さ、種類の豊富さで中国随一と聞いていたが、今までに行った外国のどの山とも比較にならないほどで、まさに驚きである。

白い花の丘

白い花の丘

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花畑で山羊の放牧

花畑で山羊の放牧

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薄青色のブルーポピー

 ポピーは俳句の世界では夏の季語である。虞美人草、美人草、雛芥子(ヒナゲシ、 雛罌粟)などの表現がある。
 

翠巒すいらん

の虞美人草や空の青       
         翠巒:みどり色の山々

薄青色のブルーポピー

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ブルーポピーを真似るリーダー

ブルーポピーを真似るリーダー

虞美人草

薄雪草

勿忘草

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