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平成19年(2007)10月13日(土)から20日(土)まで、クラブツーリズム主催の「こだわりのニュージーランド全周デラックス8日間」のツアーに参加し、早春のニュージーランドを旅した。 |
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10月13日(土)、ニュージーランド航空NZ-090便にて午後6時15分成田を出発、翌14日(日)午前8時45分、南島のクライストチャーチに到着した。既にサマータイムを実施中で日本より+4時間の時差。飛行時間は10時間半だった。 |
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ニュージーランドは、南半球に位置する南西太平洋の島国。南北2つの本島と、多くの小さな島々からなる。2,000km離れた北西にオーストラリア大陸がある。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北にはトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。エリザベスII世を元首とする英連邦王国(コモンウェールス)の一国。日本の3/4の広さの国土に400万人余が住む。 |
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クライストチャーチ
Christchurch は、ニュージーランド南島中部、東海岸側のカンタベリー平野にある都市で、人口は約35万人(2006年)。ニュージーランドでは北島のオークランドに次いで2番目、南島では最大の人口を有する。イギリス人の移民により築かれた町で、最もイギリス的な美しい町である。 |
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空港出迎えの専用バスに25人のツアー仲間と添乗員が乗り込み、朝から市内見物をした後、午後から5時間かけてマウント・クックに向かった。途中、サザン・アルプスを背景に羊が放牧されている風景が延々と続いたが、飽きることはなかった。この国の羊は、年中放し飼いにされ、害獣がいないので、とてもノンビリしている。 |
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ニュージーランド最高峰のマウント・クック(3754m)は、アオラキ/マウント・クック国立公園
Aoraki / Mount Cook
National
Park にある。公園内にあるアオラキ・マウント・クック村は、夏350人、冬150人の小さな村で、ホテル従業員やガイドなどが暮らしている。この地域は1953年10月に国立公園として正式に制定され、1996年には近隣の国立公園らと共にテ・ワヒポウナムの名称でユネスコの世界遺自然遺産に登録されている。 |
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このツアーの目玉は豪華ホテルに泊まりながら、ニュージーランドの観光地を効率よく巡るというもので、特に、最初の宿泊はアオラキ・マウント・クック村にあるハーミテージ・ホテル
Hermitage Hotel 。全員、マウント・クック・ビューの部屋に入ったところ、夕刻、ベランダからマウント・クックの見事なアルペングロー(山頂光)を見ることができた。この地域は雨の多いことで知られ、マウント・クックを見ずに帰るツアーが多い中で、アーベントロート(夕焼け)を見ることができたのは超ラッキーだった! |
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ニュージーランド最高峰マウント・クック(3754m)の見事なアルペングロー(山頂光) 2007.10.14. 19:56
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夕食後、オプションの南半球星空観測ツアーに参加した。ニュージーランドの国旗にはサザン・クロス(南十字星)があしらわれており、南半球からしか見えないこの星を切り取ってきたいと思っていたので、三脚と懐中電灯を持ってバスに乗った。 |
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森田さんという日本人ガイドが案内してくれた。バスで10分ほど走った草原で、空を見上げ、1時間半の星座観測を体験。南十字星の見つけ方や、木星や銀河、流星などについて説明があり、それを拝聴しながら2台の天体望遠鏡で星空を観察した。空気が澄んでいるのでとても良く見えた。合間に、私も三脚にデジカメをセットし、数十秒の開放撮影を行い、見事に南十字星を切り取ることが出来た。よく見ると、星には色があり、青い星や赤い星が南十字を形成していることが分かった。 |
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南十字星/南半球星座観測ツアー 2007.10.14. 21:55
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると星座が現れます。 |
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翌10月15日(月)、朝から雨が降っていたので、マウント・クックも見えず、散策も出来なかった。オプションの軽飛行機による遊覧飛行と氷河着陸も中止となった。午前10時ころツアーバスに乗って村を出発、途中、ワナカ湖などを見物しながら午後5時クィーンズ・タウンに到着。ロープーウェーに乗って山上の展望レストランで夕食を取りながら美しい町並みの眺望を堪能。パラグライダーやバンジージャンプも見えた。 |
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クイーンズタウン Queenstown は、ニュージーランド南島のオタゴ地方の内陸にあるワカティプ Wakatipu 湖畔に面した人口7500人の小さな町。周囲の山々に囲まれたその美しさが「ヴィクトリア女王にふさわしい」と名づけられたことに由来する。世界的に有名な観光・保養地であるため、土地や家屋の値段が高く、外国の金持ちが一等地を占めている。 |
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雨上がりのクイーンズタウン/展望レストランからの眺望
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10月16日(火)、フィヨルド国立公園のミルフォード・サウンド(世界自然遺産)の観光だったが、雨と地震に見舞われて途中で道路が閉鎖。やむなく引き返し、クイーンズタウンのワカティプ湖の船旅を楽しんだ。(ヘリテージ・ホテルに二連泊) |
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10月17日(水)、ツアーバスでクライストチャーチに移動。途中、テカポ湖で昼食と散策を楽しんだ。湖を臨む食堂で昼食後氷河が削ったロック・フラワー(微細な岩粉)の影響による美しい湖水と「善き羊飼いの教会」やフェンスのない場所から羊が逃げないように守るバウンダリー犬の銅像を見て廻った。サザン・アルプスと湖水の風景が素晴らしかった。 |
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10月18日(木)、朝4時起床。5時朝食。0710発NZ5030便でクライストチャーチから北島のロトルア向け出発。途中トンガリロ国立公園の山々が機窓から見えたので、激写。ミルフォード・サウンドの借りを取り返した気分になった。 |
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ニュージーランドの北島にあるトンガリロ国立公園は、1894年に設定されたニュージーランド初の国立公園。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている観光名所で、最高峰ルアペフ山(2797m)や、富士山に似た稜線を持つナウルホエ山(2291m)などの活火山や死火山があり、795km2の広さがある。トンガリロ山(1967m)にはエメラルド色に輝く火山湖があるが機窓からハッキリと見ることができた。 |
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火山湖を持つトンガリロ山(1967m)/北島 NZ5030便の機窓より 2007.10.18. 08:25
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ロトルア Rotorua は、ニュージーランドの北島で表面積が2番目に大きなロトルア湖(7,878ha)に面する人口7万弱の町。この湖は、タウポ火山帯にある巨大火山の噴火口で、14万年前に起こった最後の大噴火できたもの。先住民のマオリ文化とスパ(温泉)で有名な観光地である。 |
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午前9時前ロトルアに到着。セコイア森林浴を楽しんだ後、マオリの観光施設テ・プイアを訪問。キウイ・バードやポフツと呼ばれる間欠泉、マオリの村落、工芸学校を見て回った。 |
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夜、ヘリテージ・ホテルで夕食を取りながらマオリ・ショーを楽しんだ。ハカと呼ばれるマオリ・ダンスは、ウォー・クライ(鬨の声)としてラグビーのナショナルチーム「オール・ブラックス」のパフォーマンスで有名。オール・ブラックスは、今年、我々が日本を出発する直前のワールド・カップ準々決勝で破れ、ベスト・フォー進出を逃した。ニュージーランドのラグビーはとても盛んで、ハイレベル。去年まで4年連続ベスト・フォーに入っており、まさかの番狂わせに、地元民(キウィー)たちは、大ショックだったという。 |
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10月19日(金)、ワイトモ鍾乳洞でグロー・ワーム(土蛍)を見学後、アルチュラ牧場で牧羊犬の実演などを見て酪農体験。子羊の丸焼きの昼食を楽しんだ後、オークランドへ。午後4時半ころ、マウント・イーデンからオークランド全景を眺望。 |
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オークランド Auckland はニュージーランド北島の北部にあるニュージーランド最大の都市で、ニュージーランドの1/3の人々が住む。ポリネシアとオセアニア(オーストラリアを除く)で最大の都市(第二位はホノルル)でもある。都会でありながら、周辺に変化に富む自然環境を有するのが特徴。かつては首都だったこともあり、オークランド国際空港やオークランド港を持ち、ニュージーランド経済の中心地である。(人口がオークランドの1/3しかない首都ウエリントンは政治の中心地。) |
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夜、ザ・ヘリテージ・オークランド・ホテルで夕食を取っていたら、ラグビーのウエリントン・ライオンズの選手たちが食事をしていた。ウエイトレスによると、オール・ブラックスの選手をはじめ、多くの選手はオークランド最大のこのホテルを利用しているとのこと。そこで、食事を終えるのを待って、ロビーで撮影とサインをお願いした。とても気持ちよく応じてくれたのが嬉しかった。写真の選手のサインはあるが、地元の人でも解読できず、名前は分からない。腕にタトゥ(入れ墨)があるのにビックリ。AP2177はこの選手の識別番号だろうか。 |
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ラグビーのウエリントン・ライオンズの選手/ザ・ヘリテージ・オークランド・ホテル
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午後8時からオプションの「夜景鑑賞ツアー」に参加。ハーバーブリッジを渡って対岸のデボン・ポートのスポーツ・バブでドリンク。フェリーで戻った後、スカイタワーに登って夜景を鑑賞。最後はカジノでギャンブルを楽しみ、午後11時、全てのイベントが終了した。 |
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フェリーから見た夜のスカイ・タワー(E-510手持撮影)
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10月20日(土)午前5時起床。6時半ホテル出発。午前9時半オークランド発NZ-099便に搭乗、午後4時15分成田着。午後8時ころ我が家に無事到着した。 |
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編集後記 |
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今回、早春の旅を期待して行ったが、異常気象で、まだ冬の季節だった。それでも美しい花があちこちで見られ、花を愛する国民性の一端を垣間見ることが出来た。速報版では十分に伝えられなかったが、広々とした平原に冠雪のサザン・アルプスが屹立する光景は、世界のどこにもないもので、とても感動的である。是非、足を運ばれることをお勧めする。 |
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この旅で1000万画素3350枚6.6GBを撮影。手振れ防止機能が付いたE-510の素晴らしさを実感した旅であった。オリンパスは、このE-510で理想の大衆機(入門機)を完成させたといえよう。大衆機といっても、そのスペックは、ご覧いただいたように本格的な撮影に十分堪える内容である。 |
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11月23日にはプロ・ハイアマ向けのE-3の発売が控えている。更にパワーアップしたフラッグシップ・モデルに期待はふくらむ。ともあれ、今後完全版の編集に全力投球する予定であり、ご期待頂きたい! 〈 完 〉
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平成19年(2007)10月10日(水)未明、今年34作目の作品をアップした。この作品は、宮嶋茂さんが平成19年(2007)3月25日、イギリス映画「戦場にかける橋」の舞台になったタイのカンチャナブリーで行われた慰霊祭の模様とクウェー川鉄橋を撮影したものである。
これでタイの仏教文化シリーズも第8作となったが、残念ながら宮嶋さんはこれを最後に帰国されており、タイ在住最後の作品となった。
感動写真集/ 第86集 「戦場に架ける橋」 撮影・原作: 宮嶋 茂 監修: 和田義男
http://wadaphoto.jp/kikou/senjo1.htm |
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平成19年(2007)10月10日 作品:第34作 画像:(大27+小8) 頁数:2 ファイル数:87 ファイル容量:23MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:325 頁数:1,156 ファイル数:30,547 ファイル容量:4,311MB |
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2007年3月25日にタイ国日本人会主催のカンチャナブリー慰霊塔法要へ出席して参りました。ここには第二次世界大戦の時に、日本軍が建設した泰緬鉄道工事に従事し、亡くなられた連合軍の捕虜や労務者の御霊を奉った慰霊塔が日本軍により建設されており、戦後タイ国日本人会がここの維持にあたり、毎年会員有志による慰霊祭を執り行っているものです。 |
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法要は慰霊塔の前にテントを張って行われましたが、バンコクより随分暑く、当時は人力と象の力を使って工事が行われたそうで、往時が偲ばれます。僧侶も汗だくでお経を上げてくれました。 |
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慰霊碑が建立された当初は、そこからクウェー川鉄橋がよく見えたそうですが、次第に建物が建ち、現在は見通すことができなくなりました。戦後生まれた我々がリタイアするほど、戦争は遠い昔のこととなりましたが、今でも戦争犠牲者の御霊を弔う人々がいることに胸を打たれました。 宮嶋茂 2007年10月10日 |
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感動のクワイ河マーチ
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宮嶋さんのタイ滞在最後の作品になった「戦場に架ける橋」は、特に「クワイ河マーチ」が有名だったので、この作品が送られてきたとき、心臓の鼓動が高鳴った。 |
たまたま、テレビで「戦場にかける橋」が放映されたので、再度、じっくりと鑑賞することができた。最初に蝉や小鳥の声と共に伸びのある口笛が特徴の「クワイ河マーチ」が聞こえてくると、ニコルソン中佐率いるイギリス軍捕虜たちが隊列を組んで行進し、捕虜収容所に到着する。 |
初めてこのキャンプに着くのに、日本軍の護衛もなく、まるでかつて訪れたことのある任地に赴任するように堂々と行進してくる。こんなことはあり得ないし、収容所長の斎藤大佐と対等の立場のように振る舞うニコルソン中佐の行動も理解しがたい。 |
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種々の確執が繰り広げられるが、やがて斉藤とニコルソンとの間に友情らしきものが芽生え、日本軍が難渋していた橋の建設がイギリス兵の主導により完成されてゆく。これもあり得ない虚構であり、原作者も不満を持つ。 |
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最後は脱走したアメリカ兵が援軍と共に完成した橋を爆破し、それを止めようとするニコルソンや佐藤も落命する。爆破された橋と共に列車もクワイ河に落下し、全てが失われる悲劇的な結末により、戦争の無情や悲惨さが描かれる。 |
無理なプロットが散見されるが、オスカーを受賞したことはそれだけの魅力を持つ映画だということなのだろう。とりわけ、私が一番心に残るのは、クワイ河マーチである。厳しい環境の中にあっても、何か勇気が湧いてくるこの爽やかなマーチは、何度聞いても飽きることはない。 |
この作品のための資料収集の過程で、クワイ河マーチは、実は「ボギー大佐マーチ」の編曲であることを知った。この行進曲は良く耳にしていたが、今回、伸びのある口笛が主旋律を奏でるのが「クワイ河マーチ」であることを知り、その曲名と共に「ボギー大佐マーチ」に優ることを確信した。 |
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平成19年(2007)10月4日(木)、今年33作目の作品をアップした。この作品は、松井公代さんが平成16年(2004)12月9日から10日間エジプトを旅され、ギザの三大ピラミッドを初めとして、ナイル川流域に点在する古代遺跡の大半を撮影してこられた貴重なもので、7頁112枚にのぼる感動大作である。
感動写真集/ 第85集 「エジプト感動の旅」 撮影・原作: 松井公代 監修: 和田義男
http://wadaphoto.jp/kikou/egypt1.htm |
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平成19年(2007)10月4日 作品:第33作 画像:(大101+小11) 頁数:7 ファイル数:263 ファイル容量:55MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:324 頁数:1,154 ファイル数:30,445 ファイル容量:4,284MB |
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駱駝の背で記念撮影(三大ピラミッド/エジプト・ギザ) |
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エジプトには3年程前 平成16年12月に参りました。まだ海外旅行に行き始めたばかりの頃で、写真もスナップ写真が多く、今にして思えば、何千年も前のすばらしい人類の遺産をもっと、もっと、沢山しっかりと撮ってくればよかった・・・と残念に思っています。 |
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Wa☆Daフォトギャラリーに取り上げていただくには、力不足の写真ばかりで、和田さんに「よろしいのですか?」と伺ったのですが、、、全てお任せすることにいたしました。 |
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参加しましたツアーがJTBの特別企画で、写真は許可されなかったのですが、ラムセスII世の王妃ネフェルタリの3200年前の美しい色彩の残る墓室の特別拝観、そして、カイロ考古学博物館の 閉館後の貸切鑑賞で、あの「ツタンカーメン王の黄金のマスク」その他、諸々の副葬品を 間近に ゆっくり鑑賞出来、最高に感激したことを思い出します。エジプト観光は、満足度の高い素晴らしいツアーですので、是非一度足を運ばれることをお勧めします。 松井公代 2007年10月4日 |
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スフィンクスとカフラー王のピラミッド |
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ロマンと感動に乾杯!
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松井さんの名作「インカ帝国の夢」に続く第二弾「エジプト感動の旅」が7頁112枚の大作として完成した。実は「インカ帝国の夢」が完成したとき、南光さんから「松井さんにはエジプト・ツアーの凄い作品がある」とお聞きし、松井さんにお願いして、原画や資料をお送り頂き、いつでも編集できる状況になっていた。 |
しかし、エジプト5000年の歴史文化を10日間で旅するという壮大なテーマで、どのように編集して良いのか分からず、今まで逡巡していた。 |
このたび、出番待ちの作品を沢山抱えている中で、一大決心して「地球の歩き方」を購入し、添乗員が作成したA4二枚の「旅の思い出メモ」を頼りに編集を始めたところ、ようやく道が開け、編集作業に没頭することができた。 |
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編集するうちに、松井さんの感性溢れる素晴らしい写真に感動し、夢中になって作業を進め、もっと早く始めれば良かったと後悔した。何といっても未曽有のスケールの大きさには驚いてしまった。そこで、2000x1500ドットという高精細画像を多用し、ピラミッドを巡る蟻のような人間の行列をもつぶさに観察できるようにした。これだけの大画面を惜しげもなく使ったのは、今回が初めてである。 |
ツタンカーメン王の黄金のマスク/考古学博物館(カイロ) |
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資料 |
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旅程に従って編集していくうちに、長大なナイル川沿岸に広範に点在する著名な名所旧跡の全てを廻るために随所で強行日程が組まれ、10人という身軽な少数グループの旅であったとしても、体力の消耗とストレスを伴う過酷なツアーであることが分かった。特に、カイロからルクソールに移動した12月11日は、午前3時半に朝食を取り、4時15分にホテルを出発するという、信じられない日程だった。ホテルもよく朝食を準備できたものだと思う。普通なら弁当になるところで、JTBならではの企画力に感心する。(エジプト考古学博物館の借り切り見学も!) |
このような、タフな日程にもかかわらず、松井さんはダウンすることもなく、数々の遺跡を巡り、素晴らしい画像を多数切り取ってこられた。有名な遺跡の前に立つ松井さんの颯爽とした姿を拝見すれば、世の多くの女性は「私も行ってみようかしら」という気になり、勇気と元気が湧いてくるに違いない。 |
日本におけるエジプト考古学の第一人者である早稲田大学・吉村作治客員教授が活躍する古代エジプト遺跡は、テレビなどにも頻繁に取り上げられているので、とても知名度が高いが、これ程広範囲に取材して高精細画像を駆使した大作は何処にも見あたらない。多くの読者がロマンと感動を新たにされることは間違いないだろう。 |
松井さんは、現在も、とてもお元気で、精力的に世界の旅を楽しんでおられる。これからも松井ワールドを是非紹介させて頂きたいと思っている。松井さんに感謝し、ロマンと感動に乾杯! 2007年10月4日 |
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エジプトで1、2を争う遺跡・アブ・シンベル神殿の入口 |
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