早春のナイアガラ（和田フォト）

アメリカ滝

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オンタリオ湖側（北）

エリー湖側（南）	資料

	2005年３月28・29日、アメリカとカナダの国境にまたがるナイアガラ瀑布（ばくふ）（ナイアガラの滝）を見に行った。

	ナイアガラ瀑布 Niagara Falls

	ナイアガラ瀑布は、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるビクトリアの滝と、南米大陸のブラジルとアルゼンチンにまたがるイグアスの滝とともに、世界三大瀑布のひとつである。
	ナイアガラ瀑布は、共にアメリカ五大湖に数えられるエリー湖からオンタリオ湖に北流するナイアガラ川の、エリー湖から約35km下流に位置する。
	ゴート島で二分されたこの瀑布は、南西側が馬蹄型をしたカナダ滝、北東側がアメリカ滝である。流れ落ちた水は、レインボー橋をくぐって北上し、やがてオンタリオ湖に注ぐ。

エリー湖方面　　　　　　　ナイアガラ川　　　　　　　　　　（南）

アメリカ滝（東）　　　　　　　　　　　　ゴート島　　　　　　　　　（北）　　　　　　　　カナダ滝（西）	資料


	落下する膨大な水量、湧き起こる水煙・・・。轟音をたてて滝を流れる水の激しさに、壁面は毎年約3cmずつ後退しているという。観客は壮大な大自然の営みを目前に呆然と立ちすくみ、ただ圧倒されるばかりである。

　　　　　　　　　　　　　瀑布の下流に架かるレインボー橋（スカイロン・タワー）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　注：（）内は撮影ポイント。以下同じ。

　　　　　　アメリカ側

カナダ側	拡大写真（1280x960）313KB


	レインボー橋　Rainbow Bridge
	アメリカ滝の下流に架かるレインボー橋は、朝夕、滝の水しぶきで虹がかかることから名付けられた。東側・アメリカのバッファロー市 City of Buffalo （写真右）と西側・カナダのナイアガラ・フォールズ市 City of Niagara Falls （写真左）を結ぶ長さ約290mのアーチ型の鉄橋で、中央に国境線が走る。

レインボー橋とナイアガラ川（カナダ側遊歩道）

拡大写真（1280x960）313KB


	橋の袂にはそれぞれ税関が置かれ、両国の往来は自由。カナダからアメリカへは90日以内の観光・商用ならパスポートさえあればビザは不要。アメリカに入るときに90日有効の入国カードを作成する。

レインボー橋中央の国境標識


	橋は二車線で、滝側に幅３mの歩道がある。ナイアガラ瀑布は、二つの滝が共にカナダ側に向かって流れ落ちているので、全景を一望するには、この橋を渡ってカナダ側から眺めるのがベストである。

レインボー橋からの眺め

　　　アメリカ滝（東）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カナダ滝（西）

拡大写真（930x900）220KB


	ハネムーン・レーン（新婚の小道）　Honeymoon Lane
	レインボー橋の歩道は、ハネムーン・レーンと呼ばれ、世界中から新婚カップルが訪ねてくる。新郎新婦たちはこの小道から大自然の荘厳なパノラマを眺めて感動し、そして永遠の愛を確かめ合う。

氷が残るナイアガラ川（レインボー橋）

拡大写真（1280x960）347KB


	アメリカ滝　American Falls
	アメリカ滝はノコギリ型をした滝で、高さ56m、幅320m、水量毎分14,000ton 。残念ながら崩落した岩が景観を損ねている。右（南）側の小さな滝は花嫁のベール滝（ Bridal Vail Falls ）と呼ばれる。

アメリカ滝（スカイロン・タワー）

パノラマ写真（1600x1200）328KB

霧の乙女号 Maid of the Mist

	アメリカ滝の左（北）に見える緑色のタワーは、霧の乙女号の船着場に下りるエレベーターである。
	ナイアガラ川の河岸にある船着場から観覧船・霧の乙女号に乗り、瀑布の直下まで行き、轟音とともに立ち上がる水煙でずぶ濡れになりながらアメリカ滝とカナダ滝を見物する船旅は、ナイアガラ観光の目玉である。
	冬季はナイアガラ川が結氷するので、氷が溶けて航行可能となる４月上旬頃から10月下旬頃にかけて運行される。（資料映像）

北側から見たアメリカ滝（プロスペクト・ポイント）

拡大写真（1200x900）258KB

南側から見たアメリカ滝（ゴート島）

拡大写真（1200x900）256KB


	スカイロン・タワー　Skylon Tower
	カナダのナイアガラ・フォールズ市にあるスカイロン・タワーは高さ159mあり、ナイアガラ瀑布を臨む展望台の中で最も高い。地上と展望台を結ぶ黄色のエレベーターは、昇降中にも景色を楽しむことができる。
	このタワーはアメリカ滝のほぼ正面に位置し、アメリカ滝とカナダ滝を俯瞰することができる人気スポットである。最上階には回転展望レストランがあり、眼下のパノラマを眺めながら食事が楽しめるが、予約制である。

スカイロン・タワー（ゴート島）

拡大写真（900x1200）236KB


	シジュウカラガン（四十雀雁）
	ゴート島に頬が白く頭と首が黒い鳥がいた。カモ目カモ科コクガン属のシジュウカラガンという渡り鳥で、全長56～68cm、翼長36～40cm、体重約２kg。
	現在日本に渡来するシジュウカラガンは毎年数羽程度で、群としての渡来は途絶えてしまったという。現在アメリカの支援のもとに日本とロシア共同でアジアへの復元計画が進行中で、カムチャツカでは毎年ヒナがふ化し、試験放鳥が行われている。

ゴート島のシジュウカラガン

拡大写真（1200x700）325KB


	アメリカ滝に向かうナイアガラ川
	ゴート島に架かる上流橋から下流の方を眺めると、急流のナイアガラ川が白波をたてて流れ、下流橋の奥にあるアメリカ滝に吸い込まれてゆくのが見える。橋の向こうの建物は、カナダのカジノである。

拡大写真（1200x800）249KB


	カナダのナイアガラ・フォールズ市　City of Niagara Falls
	ナイアガラ瀑布という巨大な観光資源を持つナイアガラ・フォールズ市には、世界中から多くの観光客が押し寄せる。人気のスカイロン・タワーのほか、カナダ滝を正面から見下ろす高台に立つ豪華なシェラトン・フォールズビュー・ホテルや煌びやかなカジノなどの観光施設が林立している。
	目抜き通りには、大橋巨泉が経営するオーケー・ギフトショップ：ナイアガラ店があり、日本人客に人気がある。

市内から見たアメリカ滝

拡大写真（1200x600）209KB

アメリカ滝

カナダ滝

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秋のナイアガラ瀑布

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横尾矗


写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真（1600x1200）328KBが表示されます（以下同じ）。	2005年4月29日作成

早春のナイアガラ瀑布・アメリカ滝（アメリカ）