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2005年5月3日改訂

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♪Amazing Grace KaRaNo healing Melody

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2004年5月30日作成

巨大なヤック(鬼)(ワット・プラケオ/タイ)

巨大なヤック(鬼)(ワット・プラケオ/タイ)

ワット プラケオ〈前編〉 ワット プラケオ<後編> タイの仏教文化 宮嶋 茂

エメラルド寺院

 タイの首都バンコクを流れるメナム河に沿って王宮があり、その広さは21.8haで、周囲を巡る塀は1.9kmに及ぶ。 この広大な王宮の敷地内に位置するワット・プラケオ Wat Phra Kaeo (プラケオ寺院)は、1784年に建立されたタイで最高の地位と格式を誇る仏教寺院である。
 この寺院は、チャクリー王朝の護国寺で、本堂にエメラルド色の仏像を祀っていることから、「エメラルド寺院」とも呼ばれる。王室専用寺院のため、僧の修行が許されておらず、タイで唯一僧侶のいない寺である。 アユタヤ様式の本堂は、ラーマ一世がエメラルド仏のために建立したものである。

ワット・プラケオ本堂

ワット・プラケオ本堂

拡大写真(1200x800)186KB

 

入場の心得

 
 入場料はタイ人は無料であるが、外国人は250バーツ(約750円)である。隣のワット・ポーの入場料が20バーツであることを考えると、破格の値段といっても良いが、見応えは十分にある。
 タイでは、王族に対する敬意の念が深いので無礼があってはいけない。このため、サンダル履き・ノースリーブ、短いスカートなどでは入場できない。入口で服装チェックがあり、これに引っかかると、パスポートなどと引き換えに衣類が貸与され、それを着用して見物することになる。半袖・ジーパン・スニーカーなら問題ない。

 入場すると、すぐに威容を誇る3つの仏塔と本堂が目に入る。本堂の空に黒い雲のようなものが見えるが、この日バンコクのスラムから火が出て大きな火災となり、その煙が写っている。タイ南部では毎日のようにテロが発生しているので、最初はテロかと思っていた。

本堂・回廊のヤック(鬼)

本堂・回廊のヤック(鬼)

パノラマ写真(3600x760)300KB 【E-1 70mm/28-108mm  F5.0 1/200秒 ISO100】

黄金の仏塔 プラ・スィー・ラッタナ・チェディ

 このチェディ(仏塔)は、ラーマ四世が古都アユタヤの スコータイ様式の仏塔を模倣して建設したもので、イタリア・ミラノから輸入した24Kの金箔を張り巡らした超豪華な仏舎利塔である。タイ王室の威容を誇っている。

黄金の仏塔 プラ・スィー・ラッタナ・チェディ

拡大写真(900x1200)122KB

仏塔を支える格好をしたヤック(鬼)

仏塔を支える格好をしたヤック(鬼)

拡大写真(1200x900)236KB

 

プラサート・プラテープ・ビドーン(ロイヤル・パンテオン)

 
 現在の国王はラーマ九世で、この神殿にはラーマ一世から八世までの歴代国王が祀られており、中を見ることは出来ない。ワット・プラケオで建物の中へ入ることができるのは本堂だけで、後は外からだけの見物となる。
 写真のように屋根の上に石造りの塔があるのは、中に大事なものがあるという印だという。

プラサート・プラテープ・ビドーン(ロイヤル・パンティオン)

拡大写真(900x1200)234KB

 

仏堂を守るヤック

 
 この巨大なヤック(鬼)は、王を守る正義の味方である。もとはヒンドゥー教の「ヤクシャ」で、日本では「夜叉」と呼ばれ、人を食う恐ろしい鬼を指す。日本の仁王門の仁王の様に仏堂の入口にペアーで立っている。

ヤック(鬼)<お堂の入り口に一対で立つ>

拡大写真(900x1200)261KB

 

鐘 楼

 
 本堂南側にある立派な鐘楼は、かなり上部に鐘が掲げられている。王宮全体にその音が鳴り響くようにとの配慮からだそうだが、実際には殆ど使用されていないという。

鐘 楼

パノラマ写真(900x1200)160KB

本尊のエメラルド仏

 ワット・プラケオの本堂内には、高さ66cm、幅48cmの本尊・仏陀像が安置されている。この仏像が現王朝の 別名にもなっているラッタナーコシン(インドラ神の宝石)である。
 エメラルド寺院というワット・プラケオの通称は、この仏像の エメラルド色にちなんで命名されているが、材質はエメラルドではなく、中国産の翡翠(ひすい)だという。

本尊のエメラルド仏

 この仏像は、16世紀中頃から18世紀後半までの200年以上にわたってラオスの首都ビエンチャンのワット・プラケオの大本尊とされていたが、1778年に当時のトンブリー王朝国王タークシンと、のちにラーマ 一世となるチャクリー将軍率いる軍勢がビエンチャンに進攻した際、これをタイに持ち帰り、以後タイがそのまま国家の本尊として所持し続けている。
 ラオス政府は現在もこの仏像の所有権を訴え続けているが、タイ政府は返還に応じていない。この仏像は国宝であると同時に現チャクリー王朝の守護神でもあるため、譲れないという。
 タイには3つの季節があるが、季節の変わり目に国王自らこの本尊の法衣を取替えられる。しかし、今は高齢のため、皇太子が代行されている。
ワット プラケオ〈前編〉 ワット プラケオ<後編> タイの仏教文化 宮嶋 茂
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