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歴史ある山車が「佐原囃子」の音を町中に響かせながら、小江戸と呼ばれる町並み(国選定 伝統的建造物群保存地区)の中を家々の軒先をかすめながら進むさまは風情たっぷりで、江戸時代の情景を彷彿とさせる。
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のの字廻し【壱】
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自慢の山車は、総欅造りの本体に関東彫りの重厚な彫刻が飾り付けられ、上部には江戸・明治期の名人人形師によって制作された高さ4mにも及ぶ大人形などが飾られている。
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のの字廻し【弐】
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曳き廻し
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佐原では、山車を動かすことを「曳き廻し」といゝ、「てこ」と呼ばれる2本の長い丸太が重要な役割を占めている。てこ棒を山車と山車の車輪の間に差し込んで梶をとったり、停止させたりして速度をコントロールする。てこ棒を操るには修練が必要で、佐原の祭りの「華」となっている。
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曲曳き
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一般的な曳き廻しに対して、技を競うとともに、最大の見せ場としての特別な曳き廻しを「曲曳き」という。基本型の曲曳きとして「のの字廻し」、「そろばん曳き」、「小判廻し」の3つがあり、いずれも曳き綱は使用されずに行われる。
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のの字廻し
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「曲曳き」の中でも圧巻は、辻で行われる「のの字廻し」である。山車に向かって左前の車輪を軸として、筆で「の」の字を書く要領で、後輪を担ぎ上げるようにして山車を時計回りに数回回転させる。力の集中配分が崩れると山車は方向性を失ってしまう。この軸をずらさず回転させることが上手とされてる。回転はあくまでもゆっくり、ゆっくりと回転させ、あたかも山車の大人形が能を舞っているように、しかも提灯をできるだけ揺らさないようにして、途中で止まらずに最後まで見事に廻し切ることが良しとされている。
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のの字廻し【五】
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おとこしの ののじまわしや あきまつり |
Autumnal festival, men are turning the wagon like the character 'no'. |
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利根川河川敷に設けられた大駐車場と、お祭り会場を結ぶシャトル舟が、小野川を走る。
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年
番
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本宿、新宿それぞれの祭礼を取り仕切るのが年番(ねんばん)と呼ばれる町内で、3年間重責を務める。3年で交代するため、年番がまわってくるのに数十年を要する。また、前期に年番を務めた町内を前年番(ぜんねんばん)、次に年番を務める町内を後年番(あとねんばん)と呼び、年番とあわせ前後三町(ぜんごさんちょう)と呼ばれる。山車の運行などの行事計画は前後三町が協議して決定し、行事については年番が一切を取り仕切る。年番の引き継ぎの行事がある年の祭礼を「本祭」、それ以外の年の祭礼を「例祭」と呼ぶ。
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人形の後ろ姿
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町内の組織
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山車行事の町内での組織はおおむね以下のとおり。
区長(くちょう)・・・町内を代表する者。
古役(こやく)・・・当役を終えた者。
当役(とうやく)・・・若連を経験した者の中から10人前後が選ばれ、町内の山車行事を運営する。責任者は当役長。
若連(わかれん)(若衆)・・・実際に山車を曳き回す若者の集まり。責任者は若連(若衆)頭(かしら)。
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祭りは、年番にあたる町が取り仕切る。正年番は3年間。その任に就く前の3年間は、後年番(年番町の後で正年番につく町)として祭りの仕切りに参加する。また、年番を終えた後の3年間は、前年番(前に正年番を務めた町)として、正年番の指導に当たる。こうして、年番にあたる町は、前後あわせて都合9年間、祭りの仕切り役となる。今回は、坂本洋さんに祭を案内してもらったが、坂本さんは、今年、前年番となっている上宿の区長であった。今年の祭りで、上宿は、9年の務めを終えることになった。
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