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2011年6月18日改訂

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♪太鼓メドレー

花火師の手筒を抱へ仁王立   北舟

 

Pyrotechnists standing firm,
holding  a fire-cylinder in the arm.

2011年6月18日制作

手筒を抱える花火師たち

拡大写真(2150x1600)437KB

手筒を抱える花火師たち/豊川公園(愛知県豊川市)

豊川手筒まつり

花火師

 
はじめに
 

 平成20年(2008)8月24日(日)、愛知県豊川市で21回目となる「豊川手筒まつり」が開催されたので、取材した。 例年8月第4土曜日に行われるが、今年は雨天のため、翌日に順延された。

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

愛知県豊川市あいちけんとよかわし

の位置

愛知県豊川市の位置

Google Earth

 

豊川市とよかわし

  ▲ 160km2に約18万人が暮らす豊川市は、愛知県の東部・東三河(ひがしみかわ)地方に位置する。豊川稲荷(愛知県豊川市豊川町1番地)の門前町から発展し、曹洞宗の専門僧堂がある。 豊川市公式サイト
 市名の出自は、律令制時代の豊川郷で、鎌倉時代になって鎌倉街道が整備されると、豊川宿として機能した。愛知県内に豊の付いた自治体名が多いが、最古はこの豊川市で、8世紀の木簡から確認できるという。
豊川

手筒てづつ

まつり会場

豊川手筒まつり会場

Google Earth

 

豊川手筒とよかわてづつ

まつり
  ▲▼ 昭和63年(1988)、市制45周年を記念して始まった「豊川市民まつり」は、豊川運動公園をメイン会場に市民総おどりなどが繰り広げられる。
 そのクライマックスが陸上競技場で行われる「豊川手筒まつり」で、 平成20年(2008)で21回目を迎えた。豊川市をはじめ東三河地方に古くから伝わる手筒花火(てづつはなび)大小合わせて数百本の打ち上げが2時間にわたって披露され、火柱と轟音、降り注ぐ火の粉の迫力で観客を魅了する。 「手筒まつり」の解説/豊川市観光協会 
豊川手筒まつりの看板 / 豊川市総合体育館前

豊川手筒まつりの看板 / 豊川市総合体育館前

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手筒花火てづつはなび

 
  ▲▼ 江戸時代から三河地方に伝わる手筒花火は、孟宗竹(もうそうだけ)をくり抜いた竹筒に麻布や藁縄(わらなわ)を幾重にも巻きつけた手筒(てづつ)に黒色火薬を詰め、花火師が抱えたまま打ち上げる豪快な花火で、手筒煙火とも呼ばれる。
手筒花火師のブロンズ像 / 豊川市総合体育館前

手筒花火師のブロンズ像 / 豊川市総合体育館前

拡大写真(2000x2000)799KB

  ▲ 手筒花火は、徳川家康による鉄砲隊の火薬製造の流れを受け継いだ門外不出の伝統花火で、噴き上がる火焔や頭上に降り注ぐ多量の火の粉の中で手筒を抱える花火師の勇ましさは、ロマンと感動を呼ぶ。
制作者の銘板

制作者の銘板

民家の玄関に飾られた手筒

民家の玄関に飾られた手筒

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  ▲▼ まつりで使用された手筒は、厄除けや家内安全などの御利益があるといわれており、1本1,000円で販売されている。この手筒は、玄関などに飾られている。
孟宗竹もうそうちく

藁縄わらなわ

を巻き付けた 手筒てづつ

孟宗竹に藁縄を巻き付けた手筒

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  ▼ 「豊川手筒まつり」では、豊川市の中心部にある豊川公園の陸上競技場で約2時間にわたって数百本の手筒花火が披露される。また、手筒花火の後、陸上競技場の隣にある野球場から打ち上げ花火が約2000発ほど打ち上げられる。木製の櫓(やぐら)に据え付けられた大筒花火のほかクライマックスには大スターマインなども登場し夏の夜空を彩ってくれる。
手筒花火の打ち上げ会場 / 豊川市陸上競技場

手筒花火の打ち上げ会場 / 豊川市陸上競技場

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会場である陸上競技場には市民などが詰めかけ身動きができないほどになる。来場者数は約8万人で陸上競技場の周辺には屋台も並ぶ。
花火のような

導火どうか

点火てんか

花火のような導火の点火

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  ▲▼ 手筒花火は陸上競技場に設けられたステージで打ち上げられる。手筒まつりへの入場は無料だが、人が多いため、座ったり写真を撮ったりすることができないことが多い。そのため、有料で桟敷席とスタンド席に座ることができる。桟敷席は1人1,000〜1,500円、スタンド席は1人1,500円である。スタンド席での三脚の使用は禁止されている。
寝かせた

手筒てづつ

点火てんか

寝かせた手筒に点火

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  ▲▼ 手筒花火は、導火(どうか)に種火を付け、高く掲げて披露したあとステージ前方に向けて寝かせた手筒の発射口に一斉に点火すると、ロケット噴射のように炎が水平に放射しはじめる。
ロケットのように

手筒てづつ

から花火が噴射!

ロケットのように手筒から花火が噴射!

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手筒てづつ

花火を持ち上げる

手筒花火を持ち上げる

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▲▼ 炎の放射が一定したところで花火師が手筒を抱え上げ垂直に持ち上げる噴射した火の粉が放物線を描きながら滝のように落下する さまは、まことに勇壮で美しい。
縦と横の放射

縦と横の放射

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手筒から火炎放射器のように激しく噴出した花火は、もうもうと硝煙を上げ、消防団の放水のように火の粉のシャワーを地上に降らす。漆黒の夜空を背景に繰り広げられる炎のページェントは、お伽の世界を見ているようで、観客を魅了する。
手筒花火を上に放射

手筒花火を上に放射

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  花火師の手筒を抱へ仁王立  北舟 

はなびしの てづつをかかえ におうだち

Pyrotechnists standing firm, holding  a fire-cylinder in the arm.

手筒を抱える花火師たち

手筒を抱える花火師たち

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▲▼ 舞台の上で手筒をかかえて仁王立ちしている花火師たちの頭上には、容赦なく火の粉が降りそそいでいる。このチームには笠や帽子を被っている人はいないので、火の粉が直接頭部や首筋に落下しているが、火傷(やけど)しないのだろうかとハラハラする。
七本柱の手筒花火
 

↓早めにはね(底抜け)を起こした手筒!

七本柱の手筒花火

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▲▼ 横一線に並んだ七本の手筒から垂直に吹き上がった花火は、夜空を真っ赤に染め上げ、力尽きると垂直に落下する。まるで火山が噴火しているように激しく噴出している。
 と、左から2本目が「ドン!」という轟音と共に底から炎が噴出した。「はね」と呼ばれる現象でこのあと火薬が燃え尽きて鎮火し、火柱は六本となってしまった。
六本柱の手筒花火
 

↓鎮火した手筒

六本柱の手筒花火

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