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2003年8月22日改訂

BGM

穂高連峰の朝

1998年7月19日早朝、蝶ヶ岳より穂高連峰を望む。

穂高連峰の朝

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2003年7月17日制作

富士穂高 槍ヶ岳 ブロッケン現象

ブロッケン現象

 高山の日出・日没時に、前面に雲や霧がたちこめている時、陽光を背に立つと、自分の影が雲や霧に投影され、影のまわりに色のついた光の環が浮び出ることがある。この様な光学的現象は、ドイツ中部、ハルツ山脈のブロッケン山で多く見られ、古くからブロッケン現象とかブロッケンの妖怪と呼ばれてきた。
 日本では、阿弥陀が光背(こうはい)を負うて来迎(らいごう)する姿になぞらえて、御来迎(ごらいごう)ともいわれる。

槍ヶ岳山頂

1990年7月20日

槍ヶ岳山頂 A

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槍ヶ岳山頂 B

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 山頂の我が身に背負う御来迎  北舟 
 1990年7月20日午後4時ごろ槍ヶ岳山頂でブロッケン現象が現れた。この槍のブロッケンについては山岳小説家・新田次郎の「槍ヶ岳開山」で1828年7月28日申の刻(午後4時)修行僧播隆(ばんりゅう)が未踏の岩峰・槍ヶ岳の頂上にたどり着いた時、この現象が起き、播隆も虹環の中に如来を見たという一節があり、その様がこと細かに描写されている。これと同じ状景に出会う事ができたことは、極めて幸運であり、感動した。

白馬岳の御来光

1988年7月25日

白馬岳の御来光

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 1988年7月25日、白馬山荘(2832m)では曇りで御来光は無理だと言われていたが、念のため白馬岳頂上(2932m)まで登ったところ、急に雲が薄くなり、いつもなら人が一杯でカメラを構えるのも大変なところを、静かに、正に神々しいクラシックのメロディが聞こえてくるような荘厳な光景に出会え、超ラッキーな思い出の写真となった。
 そして、この気象条件、太陽の位置からまさにブロッケン現象の発生する条件が出来たということで、背面の白馬山荘の上空にご来迎が現れ二重の喜びとなった。

白馬岳の御来迎

1988年7月25日、白馬岳にブロッケン現象が現れた。

白馬岳の御来迎

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蝶ヶ岳の御来迎

1998年7月18日

蝶ヶ岳の御来迎

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 蝶ヶ岳でもブロッケン現象を見ることができた。山に籠もって修行中の修験者や修行僧がこれを見て神仏の啓示を得たとしても不思議ではない。夢告以上に現実味がある。

プロフィール
撮影・原作: アマチュア山岳写真家 南光 優 (なんこう まさる)

住居:豊中市

趣味:パソコンいじり、写真、山登り、ガーデニング

 清澄な大気の中で斜光線に照らされた朝の山々は、午前6時〜8時がベストタイムである。今回は、この中から私の好きな富士山と穂高岳、そして槍ヶ岳を遠景に取り込んだ写真を選んでみた。
 超ラッキーと感動してシャッターを切ったのは、タイトルの「穂高連峰の朝」である。ここは上高地から梓川に沿って約3時間歩いたところにある横尾の上空に当たり、穂高と蝶ヶ岳の間にガスが立ち込め一面湖面のように見え、まさに穂高がそこに浮かんでいるように見えた。そこに朝日が差し込み、更にラッキーなことにそれぞれ赤、青、緑のバッグを背負った3人の登山者が湖面を見ながら通り過ぎてくれたので、会心作が撮れた。
 山岳登山は、筆舌に尽くせない醍醐味がある。太陽と雲の奏でる広大な自然の演出には、宇宙を支配する神の存在すら予感する。多くの山男は、自然の神々しさに魅せられて山登りをするのではないだろうか。〈 完 〉
富士穂高 槍ヶ岳 ブロッケン現象
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