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和田義男

 旅紀行ジャパン

2011年12月6日改訂

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♪おてもやんメドレー

 

芒野や阿蘇の赤牛見え隠れ   北舟

2011年12月5日制作

Japanese pampas, red cattle of Aso half hidden.

俵山の薄野 / 阿蘇外輪山 10:27

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俵山の薄野/阿蘇外輪山(熊本県)

秋の阿蘇路

西外輪
撮影・制作 和田義男

はじめに

 平成23年(2011)10月27日(木)から1泊2日の日程で羽田から空路福岡に飛び福岡市で一泊後九州新幹線でJR熊本駅に行き、貸し切り観光タクシーを利用して秋の阿蘇路(あそじ)を旅した。

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

東京〜福岡〜熊本〜阿蘇

東京〜福岡〜熊本〜阿蘇

Googleマップ
 
秋の富士山
 
  10月27日(木) 福岡へは羽田11:30発ANA251便を利用。出発前客室乗務員に「富士山が見えたら撮影するので教えて欲しい」と頼んでいたところ、離陸後しばらくして案内があり、左舷側搭乗口の窓を使って撮影することが出来た。  

雪のない富士山/ANA251便(羽田〜福岡) 2011.10.27 11:58

●マウス・カーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

雪のない富士山/ANA251便(羽田〜福岡) 2011.10.27 11:58

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  ▲▼ 二年前に同じ便で福岡に飛んだ際富士山を撮影したのが写真下で既に雪を被り雲海から頭を出した美しい富士山を切り取ることができた。今回は、1日違いではあるが、地球温暖化のためか全く雪がなく山頂から山麓まではっきりと撮影することができた。雪のない富士山を撮影したのは初めてだがやはり富士山は雪がないとさまにならない。  

頭を雲の上に出した富士山 / 富士吉田上空  2009.10.28 11:50

頭を雲の上に出した富士山 / 富士吉田上空  2009.10.28 11:50

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福岡空港
 
  ▼ 福岡空港は、福岡県福岡市博多区大字下臼井に位置し、九州では最も乗降客数の多い基幹空港である。中心市街地から至近距離に位置し、アクセスに優れており、「世界有数の便利な空港」として知られる。  
   空港のターミナルビル前には、福岡市地下鉄空港線が乗り入れ、福岡空港駅から二つ目の博多駅まで約6分天神駅までは約11分で結ぶ。便利ではあるが、福岡市民は、旅客機の爆音に悩まされることになる。  

福岡空港に着いたANA機 13:23

福岡空港に着いたANA機 13:23

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博多駅
 
  ▼ 福岡市博多区にある空港は博多空港とはいわないが、鉄道の駅は在来線も新幹線も地下鉄も全て博多駅であり福岡駅とは云わない。江戸時代から博多として発展してきた博多っ子たちの意地なのだろう。福岡市の夏祭は、勿論、博多祗園山笠(はかた・ぎおん・やまかさ)であり、日本一の裸祭である。  
   初日は筑紫口(ちくしぐち)から150mの「ホテルアクティブ!博多」に宿泊。無料の朝食やインターネットに加え、人工温泉ではあるが大浴場が利用できるのが良い。  
博多駅( 筑紫口ちくしぐち ) 13:52

博多駅(筑紫口) 13:52

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九州新幹線
▼ 九州新幹線は九州旅客鉄道(JR九州)の高速鉄道路線で、鹿児島ルート(博多 - 鹿児島中央)と長崎ルート(西九州ルート)(博多 - 新鳥栖しんとりす - 長崎)がある。

「つばめ」「さくら」「みずほ」に使用されるN700系7000番台新型車両 / 九州新幹線(博多駅) 2011.9.28 08:20

「つばめ」「さくら」「みずほ」に使用されるN700系7000番台新型車両 / 九州新幹線(博多駅) 2011.9.28 08:20

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▲▼ 鹿児島ルートは、博多 - 鹿児島中央を結ぶ新幹線規格(フル規格)の路線である。2004年に新八代(しんやつしろ) - 鹿児島中央が開業しており、2011年3月12日には博多までの全線が開業した。

入線してきた同型車両「みずほ601号」 / 博多駅 08:25 

入線してきた「みずほ601号」 / 博多駅 08:25 

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▲▼ 800系を使用した九州新幹線内の「つばめ」「さくら」のほか新たに導入されたN700系7000・8000番台による「さくら」「みずほ」が山陽新幹線経由で新大阪駅まで乗り入れている。

車窓から臨む秋の田園風景 / 熊本平野 08:53

車窓から臨む秋の田園風景 / 熊本平野 08:53

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  ▲▼ 「みずほ」による新大阪〜鹿児島中央の所要時間は3時間45分、新大阪〜熊本は2時間59分。博多〜熊本は最速33分。博多〜鹿児島中央は最速1時間19分と、夢のようなスピードである。  
   二日目の朝、博多駅16番線から08:27発みずほ601号に乗り9時丁度に熊本駅に着いた。33分の最速である。  

熊本駅に到着 09:00

熊本駅に到着 09:00

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この日は事前にinternetで予約していた大野タクシー(TEL 096-200-1632)を終日借り切り熊本駅西口(新幹線口)から阿蘇観光に向かった携帯の電話番号を聞いていたので連絡するとすぐに合流することができた。

熊本駅西口(新幹線口) 09:03

熊本駅西口(新幹線口) 09:03

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▲ 8時間後の午後5時前にここに戻ってきたので、福岡空港18:35発ANA266便には余裕で間に合い、午後8時過ぎに羽田に着いた。旅客機・新幹線・タクシーを利用することで、僅か2日間で阿蘇を8時間取材して熊本・東京間を往復することが出来るとは、江戸時代、参勤交代で籠と船に乗り、一ヶ月かけて江戸まで旅した肥後・熊本の殿様もびっくり仰天することだろう。

熊本と阿蘇

熊本と阿蘇

Googleマップ
 

熊本市くまもとし

 
  ▼ 熊本県の県都・熊本市は、人口約73万5千人、面積は約390km2。県内人口の約40%が集中するプライメイト・シティ(一極集中型都市)である。日本の市としては17番目、九州では福岡市・北九州市に次いで3番目に人口が多い。  
   日本三名城の一つである熊本城を有し、熊本藩細川氏54万石の城下町として発展した。地理的に九州の中央部に位置していることから、戦前は陸軍第6師団や国の出先機関が置かれ、九州を代表する軍都・行政都市として栄えた。  
   戦後、中心的機能の多くは福岡市に移ったが、現在でも財務局や国税局など九州内を広域管轄する国の一部の出先機関や陸上自衛隊西部方面総監部、日本郵政九州支社などが置かれ、九州屈指の拠点都市としての役割を担い続けている。  
朝の

江津湖えづこ

 / 熊本市  09:25

朝の江津湖/熊本市  09:25

パノラマ写真(3000X1150)836KB

 

江津湖えづこ

 
  ▲▼ 個人タクシー大野さんの助手席に乗せてもらって最初に向かった ところは江津湖 だった電話での打ち合わせでは予定に入っていなかったが、筆者がデジタル写真家と知った大野さんの大サービスである。  

水鳥の楽園 / 江津湖

水鳥の楽園 / 江津湖

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▲▼ 江津湖は熊本市内にある池で上江津湖(かみえずこ)と下江津湖(しもえずこ)にわかれている。住宅街に囲まれた緑豊かな場所で、 阿蘇の豊富な水資源の恩恵を受けた市民の憩いの場ともなっている。水鳥の楽園らしく、アオサギやシラサギ、マガモなどが多数生息していた。

江津湖〜第二空港線(熊本県道36号)〜県道28号〜俵山

江津湖〜第二空港線(熊本県道36号)〜県道28号〜俵山

Googleマップ
 
第二空港線
 
  ▲▼ 江津湖を後に第二空港線(熊本県道36号線)を東進して阿蘇に向かったこの並木道は熊本県の空の玄関口・熊本空港と熊本市を結ぶ県民自慢の美しい道路である。  

美しい第二空港線(熊本県道36号線) 09:50

美しい第二空港線(熊本県道36号線) 09:50

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  ▼ 県道28号線に入ると、周りは赤土の火山台地が広がり、ジャガイモなどの収穫風景を見ることができた。阿蘇西外輪(あそにしがいりん)(阿蘇山あそさんの西側の外輪山)に位置する俵山(たわらやま)の北側から阿蘇に入る。  

赤土の畑でジャガイモの収穫 10:00

赤土の畑でジャガイモの収穫 10:00

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▼ 熊本から南阿蘇に至る熊本県道28号線を進むと、阿蘇郡西原村に位置する桑鶴大橋(くわづるおおはし)に至る阿蘇の入口ともいえるこの橋は、平成10年(1998)3月竣工したX形の斬新なデザインで、internetで検索してみると、これが阿蘇の自然景観にマッチせず、環境破壊だという人がいた。
阿蘇の入口「

桑鶴大橋くわづるおおはし

」 / 熊本県道28号線 10:06

阿蘇の入口「桑鶴大橋」 / 熊本県道28号線 10:06

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  ▼ やがて俵山(たわらやま)の西側に架かる俵山大橋にさしかかると、大野さんは、橋の手前で車を止め、橋の上から風車が見えるという。阿蘇西外輪のこのあたりは、阿蘇の風の道になっており、「阿蘇にしはらウィンドファーム」による風力発電用の巨大な風車が10基設置されていた。桑鶴大橋が環境破壊というなら、この風車も環境破壊ということになるが、双方とも白いシンプルなデザインで、阿蘇の景観に調和していると思う。  
俵山西側の山腹に立つ巨大な風力発電の風車 /

俵山たわらやま

大橋 10:19

俵山西側の山腹に立つ巨大な風力発電の風車 / 俵山大橋 10:19

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  ▼▲ 阿蘇が原生林そのままの形で残されているのであれば別だが、巨大なカルデラの中に多数の町があり、人が暮らしている。人工工作物が悪なら人も住めないことになる。「自然と調和しながら豊かな文明を享受する」という現在の常識からすれば、桑鶴大橋も白い風車も及第点をもらえると思う。  
ゆっくりと(向かって)左に回転する巨大な風車 / 阿蘇・俵山

ゆっくりと(向かって)左に回転する巨大な風車 / 阿蘇・俵山

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俵山たわらやま

▼ 俵山は、熊本県阿蘇郡西原村と南阿蘇村にまたがる標高1,095mの山で、山頂は西原村にある。先史時代の阿蘇山大噴火によって形作られた東西18km、南北25kmにおよぶ阿蘇外輪山の一部でありその西端に位置する一峰である。
 熊本市と高森町を結ぶ熊本県道28号線はかつては俵山峠(標高700m)を越えるルートであったが七曲峠とも呼ばれた急カーブの連続する道で霧や冬季の道路凍結に悩まされる交通の難所であったこの俵山峠を越える自動車道に代わって平成15年(2003)に俵山の山腹を俵山トンネルと南阿蘇トンネルで抜ける俵山バイパスが完成した。これによって熊本市から南阿蘇方面への交通の便が大きく改善された。
 平成17年(2005)には西側の山腹に10基の大型風車による風力発電所「阿蘇にしはらウィンドファーム」が建設された天気の良い日には、熊本市の東近郊からも望見されるという。
俵山(1,095m)の裾野に広がる

薄野すすきの

 / 阿蘇西外輪 10:27

俵山(1,095m)の裾野に広がる薄野 / 阿蘇西外輪 10:27

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  芒野や阿蘇の赤牛見え隠れ  北舟 

すすきのや あそのあかうし みえかくれ

Japanese pampas, red cattle of Aso half hidden.

草を食む赤牛

草を食む赤牛

拡大写真(2400X1600)1.09MB

 
おてもやん
 
  ▼ BGMに流れる曲は、熊本民謡を代表する「おてもやん」。「やん」は「ちゃん」なので、名前は「おても」又は「ても」となる。熊本弁丸出しの陽気な歌として親しみ深く、全国的に知られる。  
   元々は、熊本甚句(花柳界のお座敷唄)であり、出所・由来にはいくつかの説がある。昭和10年(1935)ごろ、赤坂小梅が歌ったレコード化によって、日本全国に知られるようになった。  
  【1】 おてもやん あんたこの頃 嫁入りしたではないかいな 嫁入りしたこつぁしたばってん ご亭どんが ぐじゃっぺだるけん まあだ杯はせんだった 村役 鳶役 肝煎りどん あん人たちのおらすけんで あとはどうなときゃあなろたい 川端町っつあん きゃあめぐろ 春日ぼうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃあて 花盛り 花盛り ピーチクパーチク雲雀(ひばり)の子 げんぱく茄子(なすび)のいがいがどん  
  【意味】 おてもちゃん、あんたこの頃嫁入りしたんじゃないの 嫁入りしたことはしたけれど 亭主が天然痘の跡が残ってるんで まだ三々九度の杯はしてません 村役、鳶役(火消頭)、肝煎殿(仲人) あの人たちがおられるので 後はうまくとりなしてくれるでしょう 川端町を歩きまわりましょう 春日のかぼちゃのような男たちが尻を引っ張ったりして 私の人生は今が花盛り ピーチクパーチクうるさい雲雀の子のような浮かれ男や 野暮ったい茄子のようなイガグリ男は大嫌い  

おてもやんの銅像(熊本交通センター前)

おてもやんの銅像(熊本交通センター前)

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