ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

和田義男

 旅紀行ジャパン

2007年7月8日改訂

♪甘夏 TAM Music Factory

    写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真(1600x1000)332KBが表示されます(以下同じ)。

2005年11月27日作成

ススキの絨毯

ススキの絨毯(秋の箱根路)

秋の箱根路

仙石原

 

ススキの名所

 

 仙石原(せんごくはら)はススキの名所として知られ、見頃を迎えているというので、桃源台に上陸後、バスに乗り、芦ノ湖北部に広がる仙石原に向かった。

陸・海・空の桃源台ターミナル

陸・海・空の桃源台ターミナル

 

仙石原せんごくはら

 

 仙石原は、箱根カルデラ北西部に広がる標高650m前後の高原である。約2万5000年前、神山の噴出物でカルデラ内に C 字形の堰止湖、仙石原湖が生まれたが、浸食が進み湿原に変わった。約3000年前、神山の水蒸気爆発により発生した土石流がこのカルデラ平原を二分し、下流部に仙石原をつくった。

桃源台〜仙石原

桃源台〜仙石原

                                                                     資料
 

 江戸時代には仙石村(せんごくむら)に箱根の裏関所が置かれていた。1880年、渋沢栄一がこの地に日本で初めての牧場「耕牧舎(こうぼくしゃ)」を設立したが、大正時代に入って観光開発が進められ、牧場はゴルフ場や分譲地に変わった。

台ヶ岳山麓に広がる仙石原ススキ草原

台ヶ岳山麓に広がる仙石原ススキ草原

パノラマ写真(2000x910)367KB

 

 台ヶ岳(だいがたけ)(1,056m)山麓の湧水で養われている湿原植物群落は天然記念物に指定されている。北部には下湯、上湯、元湯、俵石などからなる仙石原温泉(セッコウ泉、20〜70℃)があり、大涌谷(おおわくだに)からの引湯だが湯量は豊富という。 

ススキの丸山

ススキの丸山

パノラマ写真(2000x790)426KB

 
ススキ(芒・薄)
   ススキ(芒・薄)は、花が尾に似ていることから尾花の名で秋の七草の一つに数えられるイネ科の多年草。日本全土の日当りのよい山野にみられ、群生することが多く、茎葉が密生して大株となる。

紅葉とススキ

紅葉とススキ

拡大写真(1050x1400)337KB

   ススキは風情のある秋草として日本人に愛好され、月見には欠かせないものであるが、往時はカヤ(茅・萱)と呼ばれ、かやぶき屋根をふいたり、炭俵を編むのに使われた。生態的には日本の乾いた草原の優占種で、森林を切るとまずススキが生え、ススキ原を焼くとススキが栄えるという。

空に向かって

空に向かって

拡大写真(1400x1050)384KB

 
仙石原ススキ草原
 

 台ケ岳の裾野に広がる仙石原は、千石の米の収穫を願って名付けられたが、生えてきたのはススキばかりなので、ススキの名所になってしまったという。ススキの草原を維持するために、早春には山焼きが行われる。夏にはグンと伸びた緑の葉が風にうねり、秋には陽差しを浴びて金や銀に穂波が輝く。

   台ヶ岳(だいがたけ)(1,056m)は、古期外輪山の中にある7つの中央火口丘群中、小塚山(こづかやま)(857m)と並んで最初にできた山で、小塚山の入り口にある火砕流堆積物の放射性炭素の測定の結果、28,200年前にできたことが裏付けられている。
  芒原風も息する銀穂波   北舟

すすきはら かぜもいきする ぎんほなみ

ススキのハーモニー

ススキのハーモニー

拡大写真(1200x900)405KB

 
台ヶ岳ススキ草原
   仙石原ススキ草原は、台ヶ岳ススキ草原ともいわれ、10〜11月にかけて銀色の穂を出したススキが斜面を埋め尽くし、幽玄な美しさを演出する。「かながわの花の名所100選」「かながわ景勝50選」の一つに数えられている。
  うねりゆく仙石原の芒かな   北舟

うねりゆく せんごくはらの すすきかな

ススキの絨毯

ススキの絨毯

拡大写真(1600x1000)332KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2007 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク