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2002年11月23日制作

JCG海上総合訓練(大阪湾)

JCG海上総合訓練(大阪湾)

神戸港

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神戸港1

神戸市役所、関電ビル等が建つオフィス街

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神戸港2

手前からメリケンパーク、新港、ポートアイランド

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神戸港を出港する巡視船せっつ

神戸港を出港する巡視船せっつ

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海上保安庁 国土交通省の外局として東京・霞が関に本庁を置き、全国を11の管区に分けて、治安の維持、海上交通の安全確保、海難の救助、海上防災・海洋環境保全などを所掌する海の治安機関で、昭和23年(1948)5月1日、戦後最初に発足した国家機関として知られる。
 発足当初は掃海艇を持ち、機雷の除去など航路啓開業務なども行っていたが、その後、自衛隊が分離して防衛庁が生まれ、掃海業務などが移管された。現在、職員12,255人、船艇521隻、航空機75機を擁し、世界最大規模の海の警察機関である。
 2001年12月22日、九州南西海域で不審船と追尾中の巡視船が銃撃戦となり、不審船が自沈したため、2002年9月11日、海底から不審船を揚収した結果、北朝鮮の工作船であったことが判明し、北朝鮮もこれを認めるに至った事件は記憶に新しい。
第五管区海上保安本部 神戸に本部を置き、兵庫(日本海側を除く)・大阪・滋賀・奈良・和歌山・徳島・高知の各府県区域とその沿岸水域を管轄する。特に大阪湾は、神戸・大阪の二大港をはじめ、多くの重要港湾があり、多数の船舶が出入りし、船舶通行量が日本一の明石海峡を抱えており、関西の海上交通の要衝を受け持つ重要管区である。
 管内に神戸海上保安部、大阪保安監部をはじめ海上保安(監)部、海上保安署、航空基地、航路標識事務所など33の事務所があり、職員1,078人、船艇60隻、航空機5機を擁する。
 2002年11月10日(日)、海上保安庁が大阪湾で総合訓練を行うというので、巡視船に乗船して見学した。

 正確には第五管区海上保安本部(五管)が一般市民を招待して毎年実施している訓練で、「JCG大阪湾海上総合訓練」という。JCGは Japan Coast Guard の頭文字をとったもので、海上保安庁の英語名である。今年は不審船対策などがあって船艇の都合がつかず、この時期になってしまったという。

新港第一突堤D岸壁

新港第一突堤D岸壁

 晴天に恵まれたが、寒かったので、招待客747名(うち子供104名)は冬支度で巡視船せっつに乗船。午後1時、岸壁を離れ、大阪湾中央部に設定された訓練海域に向かった。片道1時間の船旅である。

巡視船せっつ

 巡視船せっつは、神戸海上保安部所属のヘリコプター搭載型巡視船で、五管のフラッグシップである。今回、招待客を乗せ、観閲船として訓練に参加する。PLH07、3,200総トン、長さ105メートル。
 せっつはベル212型機を1機搭載する。海上自衛隊や米海軍、沿岸警備隊などは、行動中の艦船に航空基地から航空機が派遣され、行動が終了すると基地に引き揚げる。
 これに対して海上保安庁は、航空機職員を船舶職員として発令し、常時ヘリを巡視船に搭載している。同じ釜の飯を食う仲間として海空職員相互の連携が密接にとれるので、この方式がベストだという。

船 橋

 今回特別にせっつの船橋を見学させてもらった。電子海図とGPS・レーダを組み合わせた情報表示装置を備え、一目見て現在位置や他船の動静が把握できる。
02

観客で鈴なりの巡視船せっつ

観客で鈴なりの巡視船せっつ

資料

巡視船せっつ船橋

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 オートパイロット(自動操舵)を備えた操舵装置の舵輪は自動車のハンドルと同じ大きさだ。ヘリの離着船の際に動揺を抑えるため、バウスラスタやフィン・スタビライザを備える。 
 船橋後部に機関管制室、航空管制室、自衛艦のCIC(Combat Information Center)に当たるOIC(Operation Information Center)があり、各機能をワンフロアにまとめて、即座に連携できるように設計されている。
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大阪湾から見た明石海峡

 明石海峡が見えてきた。視界が良く、遠くまで見える。左が淡路島で、山上にぽつんと建っているのが大阪湾海上交通センターである。

大阪湾から見た明石海峡

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本州から見た明石海峡

本州から見た明石海峡

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明石海峡 兵庫県明石市と淡路島の間にあり、大阪湾と瀬戸内海の播磨灘をつなぐ海峡。六甲山地とその延長である淡路島の津名丘陵の間が陥没してできた海峡で、最も狭い神戸市舞子と淡路町の松帆(まつほ)の浦の間は約4kmで、潮流最強時は流速7ノット(秒速3.5m)に達する。
 現在、海峡を通過する船舶は1日1,000隻を数え、全国一の通行量を誇っており、海上交通安全法による航路が設定され、淡路島にある五管の大阪湾海上交通センターにより全長200m以上の巨大船に対する航行管制等が行われている。
 明石市と淡路町岩屋の間には播淡(ばんたん)連絡船が発着している。
 1998年4月世界最長の吊り橋、明石海峡大橋(橋長3911m、中央支間長1991m)が完成、既に開通している大鳴門橋(おおなるときょう)と合わせて本州四国連絡橋神戸・鳴門ルートが完成した。

船旅を楽しむ招待客

船旅を楽しむ招待客

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 後部のヘリ甲板には椅子が用意してあり、一般招待客が大阪湾の船旅を楽しんでいた。

中馬副大臣

 船橋上部甲板にあがると、中馬弘毅(ちゅうまこうき)国土交通副大臣が一日船長に任命された神戸シークィーンと談笑していた。
 副大臣は大阪市出身。扇千影国土交通大臣は神戸高校を卒業しており、関西勢が頑張っている。副大臣は前回も来船されており、海がお好きなようである。
副大臣とシークィーン

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神戸シークィーン

 神戸では毎年神戸新聞などの主催で5人のシークィーンが選ばれ、7月20日の海の日から1年間、各種行事に参加する。
 審査は神戸の名士が委員となり、容姿だけでなく、教養や人柄など、総合的な観点から国際都市神戸にふさわしい人が選ばれるという。
 今回乗船していたのは山田由香(やまだゆか)さんと何倩(かしょう)さんのお二人。海上保安庁のパンフレットを配ったり、記念撮影に応じたりしていた。
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35ミリ機関砲

35ミリ機関砲

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20ミリ機銃(バルカン)

20ミリ機銃(バルカン)

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 せっつの前部には機関砲と機銃が展示されていた。20ミリ機銃(バルカン)は、米空軍や航空自衛隊の戦闘機(攻撃用)、米海軍や海上自衛隊のイージス艦(防弾幕用)などに装備されているが、射撃速度を抑えた海上保安庁仕様のものである。
 銃身が6つもあるのは、回転しながら交互に使用することで、発熱による焼き付きを押さえ、高速で長時間射撃できるからだという。
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記念撮影

うみまる君

うみまる君とシークィーン

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 海上保安庁のイメージキャラクターうみまる君は、タテゴトアザラシの子供をモチーフとしたもので、海上保安庁創設50周年を記念して平成10年に誕生した。

 徳島の阿波踊りで、どとう連の先頭を切って踊っていたうみまる君は白の夏服姿だったが、今回は紺の冬服を着ていた。 徳島どとう連

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