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 感動写真集

2010年3月29日改訂

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♪ ティチノの鏡月曜日のこと〜ヴェッギス・ポルカ〜ヨハン大公のヨーデル〜レッフェル・ポルカ〜アルプホルンとシンメンタールのヨーデル

 

夫婦して山頂極む夏の天   北舟

 
拡大写真(1800x1350)358KB

The summer sky, a couple succeeded in reaching the summit.

2010年3月21日制作

アラリンホルン山頂(4,027m)に立つ! 2005.7.29 10:48:34

アラリンホルン山頂(4,027m)に立つ!(スイス)

スイス国旗

アラリンホルン登頂の旅

アラリンホルン

■ 8日目:アラリンホルン(4,027m)山頂アタック (サースフェー泊) ■


 これまで高地順応やアイゼン歩行などの訓練で毎日歩き続けていたが、8日目7月29日(金)、遂にアラリンホルン(4,027m)山頂アタックの日がやってきた。気になっていた天候も晴れ渡り、絶好のアタック日和となった。

アラリンホルン山頂(4,027m)アタックのイラストマップ

アラリンホルン山頂(4,027m)アタックのイラストマップ

拡大写真(1300x1400)552KB 資料:地球の歩き方
▼ 早朝、ホテルを出発し、ロープウェイを乗り継いでミッテルアラリン(3,500m)まで上がった。午前8時半過ぎ、駅舎を出ると、昨日、レンクフルーから見たアラリンホルンが快晴の青空の下に静かに横たわっていた。  

朝日に輝くアラリンホルン山頂 / ミッテルアラリン展望台  2005.7.29 08:34:37

朝日に輝くアラリンホルン山頂 / ミッテルアラリン展望台  2005.7.29 08:34:37

拡大写真(2000x1350)275KB

▼ 我々一行は、ミッテルアラリン展望台でスイス人ガイドと日本人ガイドの2グループ各6人に分かれ、アイゼンを付け、ザイルを連結した。私たち夫婦は、スイス人ガイドのグループに加わり、ガイドを先頭に一列縦隊となってアラリンホルンのアタックが始まった。  

アイゼンを付け登山開始 / ミッテルアラリン展望台 08:34:51

アイゼンを付け登山開始 / ミッテルアラリン展望台 08:34:51

拡大写真(1600x1200)306KB 

▼ 1時間15分ほど歩いてアラリンホルン・コルに到着。眼前に急峻な円錐形のリンフィッシュホルン(4,199m)が聳えていた。ここで小休憩し、水分を補給した。  

そそり立つリンフィッシュホルン(4,199m) / アラリンホルン・コル 09:51:31

←アラリンホルン山頂
そそり立つリンフィッシュホルン(4,199m) / アラリンホルン・コル 09:51:31

パノラマ写真(2850x1500)325KB 

▼ 写真下は「地球の歩き方」に掲載されているイラスト・マップである。南が上に描かれているので注意が必要だが、「リンフィッシュホルン」は、「リンプフィッシュホルン」と表記されている。アラリンホルンの西方にゴルナーグラートやブライトホルン、ツェルマット、マッターホルンが位置している。  

アラリンホルン(4,027m)〜マッターホルン(4,478m)周辺のイラスト・マップ

アラリンホルン(4,027m)〜マッターホルン(4,478m)周辺のイラスト・マップ

拡大写真(1600x850)502KB 資料:地球の歩き方

アラリンホルン・コルから見たマッターホルン(4,478m) 09:51:52

アラリンホルン・コルから見たマッターホルン(4,478m) 09:51:52
▲▼ アラリンホルン・コルからは、モンブランとユングフラウと共にアルプス三名峰に数えられているマッターホルン(4,478m)や昨年登ったブライトホルン(4,164m)がよく見えた。  

アラリンホルン・コルから見たブライトホルン(4,164m) 09:51:54

アラリンホルン・コルから見たブライトホルン(4,164m) 09:51:54
▼ コルから約1時間でアラリンホルンの山頂(4,027m)に着いた。ここまで登るのは、とても苦しく、山頂に立ってほっとしたと同時に「もう登らなくても良い」という嬉しさがこみ上げてきた。写真下は我々6人を引っ張ってくれたスイス人ガイドとの記念写真。岩場の山頂はとても狭く、写真を撮るにも大変だった。  

アラリンホルン山頂(4,027m)に立つ! 2005.7.29 10:48:34

アラリンホルン山頂(4,027m)に立つ! 2005.7.29 10:48:34

拡大写真(1800x1350)358KB

  夫婦して山頂極む夏の天  北舟 

ふうふして さんちょうきわむ なつのてん

The summer sky, a couple succeeded in reaching the summit.

6人全員がアタックに成功! 10:49:02

6人全員がアタックに成功! 10:49:02

拡大写真(1600x1200)243KB

▼ 登頂成功の余韻のなか、天候悪化の兆しが見えてきたため、直ちに下山を開始した。途中で日本人ガイドを先頭に頂上を目指す別グループとすれ違った。「頑張ってね!もうすぐよ。」という方は楽だった。  

日本人ガイドを先頭に頂上を目指す別グループ 11:00:37

日本人ガイドを先頭に頂上を目指す別グループ 11:00:37

アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち 11:29:15

アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち

拡大写真(1800x1350)275KB

  アルプスを下る人影夏氷河  北舟 

あるぷすを くだるひとかげ なつひょうが

The summer glacier, figures of men going down at the Alps.

フェー氷河源流を横断 11:29:22

アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち

パノラマ写真(3000x1300)424KB

▼ 下山開始後約2時間で無事にミッテルアラリンに帰還することができた。下山途中ですれ違った別グループがまだ帰ってこない。時間とと共にガスがかかり、このあと、すっかり眺望が悪くなった。やはり「山は朝早く登る」が鉄則だと思った。  

ミッテルアラリンに無事帰還 12:47:58

ミッテルアラリンに無事帰還 12:47:58

拡大写真(1800x1350)224KB

▼ ミッテルアラリン展望台で全員揃うのを待ち、旅装を解いてゴンドラに乗り込み、ガスに覆われた山を下った。  

ゴンドラ乗り場 / ミッテルアラリン 13:37:48

ゴンドラ乗り場 / ミッテルアラリン 13:37:48

拡大写真(1600x1250)353KB

 9日目7月30日(土) サース・フェーから専用バスでジュネーブに行き日本直行便のエールフランス機に乗り10日目7月31日(日)午後、無事成田に帰国した。

 

拡大写真(390x430)31KB
撮影・原作:  沖本陽子 (おきもと ようこ)
 

住居:千葉市

趣味:旅行、写真、韓流ドラマ鑑賞

夫の趣味である登山旅行に同行し、苦しい中に撮影を楽しんでいます。

あとがき

 今回は、昨年のブライトホルン(4,164m)登頂成功に味を占めた私達は、もう一度4,000m級へのチャレンジということでスタートしました。グリンデルワルト4泊・サース・フェー4泊という移動の少ない旅行でした。しかし、その反面、毎日毎日歩きました。
 
 何度も訪れたグリンデルワルトや二度目のサース・フェーも氷河の変化に驚くばかりです。日本で「早く行かないと氷河が無くなる」と言った友人がいますが、氷河の後退は急ピッチで進んでいます。孫の代では、私達の記録写真はきっと貴重な物になるでしょう。ともあれ、温暖化ストップを願う旅でもありました。

★☆★彡

感動写真集第137集/特集!旅紀行第91集  「アラリンホルン登頂の旅」

撮影・原作:沖本陽子  監修 : 和田義男

 平成22年(2010)3月21日 作品:第10作 画像:(大66+小8) 頁数:5 ファイル数:161 ファイル容量:39.2MB
 平成12年(2000)〜平成22年(2010) 作品数:358 頁数:1,355 ファイル数:55,914 ファイル容量:7,879MB 

 

  牧草の小径下るや夏氷河  北舟 

ぼくそうの こみちくだるや なつひょうが

The summer glacier, going down through the path in the meadow.

【編集子が選ぶ名作】

氷河の下の牧草地を歩く 15:46

氷河の下の牧草地を歩く 15:46

拡大写真(2000x1300)518KB

白銀のアルプスは招く!

 春分の日の本日、30番目の感動写真集同人・沖本陽子さんの第3作「アラリンホルン登頂の旅」が完成した。沖本ご夫妻は平成16年(2004)の夏にブライトホルンに登頂し、翌年、アラリンホルン(4,027m)に登頂してこの作品が生まれた。その翌年はヘルンリ・ヒュッテ(3,260m)へのハイキング、更にその翌年はアルプス最高峰のモンブラン(4,810m)の登頂と、4年連続してアルプス登山を続けられた。既に、第1作「ブライトホルン登頂の旅」、第2作「モンブラン登頂の旅」を発表しているので、残すは「ヘルンリ・ヒュッテへのハイキング」だけとなった。
 沖本ご夫妻が4年連続して白銀の夏のアルプスに通われた訳は編集していてよく分かった。万年雪に覆われた4,000m級の高峰と至る所に姿を現す氷河は、日本ではとても見ることができないスケールの大きな景観を見せてくれる。その魅力が我々を夢中にさせるのである。
 普通のクライマーは、写真を撮る余裕がなく、せいぜい、山頂での記念写真で終わってしまうため登頂途中の景観がまったく分からなかった。ところが沖本さんは、苦しい登山の最中にもデジカメで高画質の山岳景観を撮影してこられた。
 

 

和田義男
 しかも、豊かな感性で至る所で傑作をものにしている。大胆なアングルに驚く写真下の「アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち」は、沖本さんの天性の審美感から生まれた傑作である。年輪を刻んだ万年雪と下山する蟻のような3人のクライマーたちの対比が雄大なアルプスとちっぽけな人間の存在を示す素晴らしい作品である。
 さらに、パノラマ写真を沢山撮影されているので、雄大な大自然をそっくり再現することができ、フルハイビジョンテレビでも不可能な大迫力の高精細画像により、アルプスの景観を隅々まで堪能することができる。internet上の静止画であるため、好きなときに好きなだけ楽しんで頂きたい。 〈 完 〉 2010.3.21  和田義男
  アルプスを下る人影夏氷河  北舟 

あるぷすを くだるひとかげ なつひょうが

The summer glacier, figures of men going down at the Alps.

【編集子が選ぶ名作】

アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち

アラリンホルンを下山する3人のクライマーたち

拡大写真(1800x1350)275KB

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