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丹下さんのインド通信にもあったが、ワット・ポーへ行った時に、沙羅双樹の花が咲いていた。タイではサーラという。元が一緒なので、
サーラという名前もどこか似ている。 |
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しかし、タイの沙羅双樹は、タイの文化にふさわしい赤い大柄の派手な花が咲き、白い清楚なインドの沙羅双樹とは全く違った木である。 |
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沙羅双樹
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ホウガンボク 砲丸木 Cannon-ball
tree Couroupita guianensis
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実はこの木は、南米ギアナ原産のホウガンボクと呼ばれる木で、砲丸のような実をつける。大きくなるとハンドボールくらいの大きさにもなるという。 |
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タイでは仏教の聖木として、カラフルな布で巻かれ、敬われている。この木がなぜタイで沙羅双樹と呼ばれるのかは分からない。ご存じの方はご教授願いたい。 |
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沙羅双樹ことホウガンボク |
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人生いろいろ |
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釈尊入滅のとき、一斉に沙羅双樹の花が咲いたという伝説は、南伝仏教や北伝仏教でそれぞれ伝わるのに時間差もあり、あくまで伝説ということであれば、小泉総理の「人生いろいろ」ではないが、国によっていろいろあってもかまわないというのが私のスタンスである。 |
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日本では夏椿が沙羅双樹と呼ばれているが、白く美しい花が突然首からぽたりと落ちてしまうのは、無常このうえなく、平家物語の作者も「沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」と悟ったのである。 |
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タイを代表するイベント会場であるIMPACTで仏舎利展が開かれたので、行ってきた。仏舎利*が目の前で、このような形で見られるということは通常ないことなので、非常に貴重な影像ではないかと思う。 |
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仏舎利: 仏教の創始者である釈尊の遺骨。仏骨。遺形(ゆいぎょう)。紀元前4世紀に亡くなった釈尊の遺体を火葬し、当時の権力者たちが8つに分け、また灰を2つに分けて祀ったのが始まりとされる。
仏舎利を手にした者は、仏の持つ神通力が身に付き、あらゆる願いが叶うと信じられている。偽物が流通しているともいわれる。
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仏舎利会場 |
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タイ仏教 |
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タイ仏教には、ワット・ポーウォンニウエートを総本山とし、全国に約1,600弱の末寺を持ち、キリスト教の侵食を防ぎ、仏教を守りきったモンクット親王後の
ラーマ四世 King
Mongkut, Phura Chom klao chao
yuhua
を祖とするタマユット派と、ワット・マハタートを総本山とし、全国に約24,000弱の末寺を持つマハーニカイ派がある。 |
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両派は国王が関わる儀式を除いて、儀式を同じくすることも同じ寺に居住することもないが、勉強の参考資料や僧侶の昇進試験は共通している。また両派の統一の組織の長として法王が置かれ、現在はタマユット派の本山ワット・ポーウォンニウエート住職が法王を務めている。 |
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仏塔を模したガラス容器 |
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タイの僧侶 |
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タイの僧侶には、227の戒律を守り、20才から出家ができるビク(比丘)と呼ばれる者と、20才未満の見習僧として10の戒律を守るネーン(沙弥)と呼ばれる者がいる。 |
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他に僧侶の雑用を行うデックワットと呼ばれる子供がいる。憲法では、僧侶に選挙権を与えていないが、徴兵を免除している。 |
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仏舎利に合掌 |
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僧侶の国家資格 |
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タイの出家者・ビクとネーンは年1回行われる国家試験(最低の三段から最高位の九段までのパーリー語試験)によって、公的な資格が与えられ、経済的理由により幼年期から寺に入り、学校で一般教育が受けられなくても、取得したパーリー語によって高校卒業資格や大学卒業資格を与えられ、大学進学や海外留学の道が開かれている。また、一定の役職資格の僧侶には、国家より生活補助金が支給されている。 |
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米粒のような仏舎利
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