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 感動写真集

2005年7月15日改訂

♪海に帰る KasedaMusicLabo

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         秋の海島の御旅所暮れゆきぬ  北舟

2004年11月7日作成

御旅所に上陸

坂越の船祭り(大避神社/兵庫県赤穂市)

国重要無形民俗文化財

国重要無形民俗文化財

坂越の船祭り

御旅所

御神輿船の巡行
 観客の声援に応えて坂越の浜に沿って進んでいた船団は、間もなく沖合に向かった。穏やかな天候に恵まれ、渡御船団は、暮色に染まりはじめた坂越湾をゆっくりと進んで行った。

夕暮を沖出しする11隻の船団

夕暮を沖出しする11隻の船団

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御旅所に向かう船団

向かって左から北ノ町・西ノ町・東之町・下高谷・小島町の頭人船、楽船、御神輿船。

御旅所に向かう船団

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生島御旅所いきしまおたびしょ
 坂越から目と鼻の先にある生島には、大避神社の御旅所があり、大きな幟が立つ。渡御船団は、この砂浜に船を着けて上陸する。神域として人跡未踏地だった生島は、昔ながらの佇まいを今に伝える。

生島御旅所

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生島の島影に入った船団

生島の島影に入った船団

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御旅所に上陸
 櫂伝馬の男たちは、上陸に先立ち、例によって法被を脱いで裸となった。神輿の上陸に備え、御神輿船を引き寄せ、砂浜に平行に固定したあと、7枚のバタ板を掛ける。今度は悪ふざけもなく、作業は淡々と進められた。

御旅所に上陸

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 櫂伝馬の男たちは、御神輿船にバタ板を掛け終わり、海上に退避した。男たちは既に赤い法被を着込んでいる。猿田彦と二頭の獅子は無事上陸して御旅所に入っていった。

御旅所に入る獅子

御旅所に入る獅子

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御旅所に入る神輿

 最後に御神輿船から神輿が上陸し、頭人の付き人たちに見守られながら御旅所入っていった。中では着御祭が執り行われる。人の動きが途絶えると、生島御旅所は、深い夕闇に包まれていった。

御旅所に入る神輿

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  秋の海島の御旅所暮れゆきぬ   北舟    

撮影 ・ 原作

 

住居: 岡山県

趣味: フィットネスクラブでの運動 (只今20年継続中) 水泳等

座右の銘: 「継続は力なり」 「歳月人を待たず」   座右の書: 「菜の花の沖」  司馬遼太郎

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多彩な船祭り

 10月10日(日)に「坂越の船祭り」の撮影に出かけました。この祭りは裸衆の祈願から始まって、獅子舞、宮出し、船漕ぎ、バタ板練り、船渡御と多彩な催しがあり、息つく暇もなく夢中でシャッターを押し続けました。
 勇壮な船漕ぎ競争やバタ板練りのあとに、生島への船渡御が厳かな雰囲気の中で行われました。坂越湾に一列に連なってゆっくりと進んでいく船列を眺めているうちに、なにか300年もの昔からこの船祭りが伝承されていることに対して畏敬の念を感じました。
 そして本当に雅で壮大な祭りであると思いました。ただ、夕方から篝火が焚かれる中で、神輿が御旅所から引き揚げ、海上を再び渡御して帰還する幻想的な宮入神事があったのですが、豪雨により断念せざるをえなくなり、最後まで撮影出来なかったのが残念です。できれば来年挑戦してみたいと思います。  ちばあきお

海の男のロマン

 褌をきりりと締めた海の男たちが伝馬船を漕ぎ競うさまは江戸時代さながらで、勇壮な瀬戸内の水軍を彷彿とさせる。後半は一転して雅な平安絵巻が繰り広げられる。9隻を珠数つなぎした渡御船団をたった2隻の櫂伝馬が曳航するさまは、凄いというほかはない。
 高度な機械文明を謳歌する現代に、全て人力で執り行われる海の祭典! 全く変質することなく、現代に伝わる伝統美! 国の無形民俗文化財にふさわしい壮大なページェント! 言葉では言い尽くせない海の男のロマンに感動を新たにした。

 大避神社に電話取材したところ、宮司が留守で、奥様に応対いただき、懇切丁寧な説明を受けた。今年は台風が何度も襲来し、生島御旅所は大きな被害を受けたという。坂越浦の綺麗に舗装された浜辺は、打ち寄せられたゴミで覆われ、祭りの開催が危ぶまれたそうで、大勢の人が汗を流して綺麗にした。浜に立てられた大きな幟は、前日に立ててやっと祭りに間に合ったという。 

 夕刻から豪雨となったが、神事は予定通り執り行われ、神輿は復路も船渡御により、深夜、無事宮入した。櫂伝馬の若衆は、濡れ鼠になりながらも、立派に勤めを果たしてくれたという。

 国の無形民俗文化財の晴らしい祭典にもかかわらず、観客は僅かに五千人(神戸新聞)という。internetでこの作品を目にした全国の祭りファンが一人でも多く坂越に足を運ぶことを願っている。
 大変な苦労をして伝統の祭りを継続しておられる坂越の方々に心から感謝申し上げ、これからもこの素晴らしい祭りが末永く存続することを祈念したい。   和田義男  2004年11月7日 〈 完 〉
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