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ルクラ空港 |
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撮影
南光優 |
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2002年12月23日から2003年1月8日までの17日間、山旅専門の旅行会社「アトラストレック」のツアーに参加し、エベレスト街道を歩いた。
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日本からネパール Nepal
の首都カトマンズ Kathmandu
(標高1350m)に飛び、15人乗りのセスナ機で空路ルクラ
Lukla
(2840m)に入った。ルクラ空港は小さな空港で舗装もしていない。
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ルクラでポーターたちと合流し、トレッキングを開始した。ナムチェバザール(3446m)
〜 タンボチェ(3867m)
〜 ディンボチェ(4,340m)
〜 ロブチェ(4930m) 〜
カラパタール(5545m)というルートを辿った。
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ルクラ Lukla の町
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遠くそびえる山はクスムカングル Kusum
Kangru (6367m)
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撮影
南光優 |
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ヒマラヤ Himalaya
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ヒマラヤは、チベット高原を縁取り、インド亜大陸の北に位置する大山脈で、サンスクリット語でヒマ
hima
(雪)・アーラヤ
alaya
(住居)「雪の住む処」という意味である。東西2800kmに及ぶ巨大な山脈に標高8000mを超す座が14峰あり、そのうち8座がネパールにある。(数え方により異説がある。)
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神秘と尊厳に満ち、神々しいまでの美しさから「白き神々の座」と呼ばれ、どこまでも続く氷河、蒼い氷、万年雪をたたえ、切り立った壁を見せる山々は、多くの登山家を魅了してきた。
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エベレスト
Mount Everest
8848m
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エベレストは、ヒマラヤ山脈中央にあり、ネパールとチベットの国境にそびえる標高8848mの世界最高峰である。
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1852年、インドの大三角測量による結果の集計中に〈
ピーク XV
〉といわれていた峰が、世界最高峰であることが発見された。
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現地名がわからなかったので、前インド測量局長官エベレスト
George
Everest (在任1830‐1843)の名をとってエベレストと命名された。
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その後、チベットでは
チョモランマ
Chomolungma
(中国表記で珠穆朗瑪峰、〈大地の女神〉〈世界の母神〉の意)、ネパールでは
サガルマータ Sagarmãthã
(サンスクリットに由来する語で〈大空の頭〉〈世界の頂上〉の意)と呼ばれていることが分かった。
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1953年5月29日イギリス隊のエドモンド・ヒラリー(ニュージーランド出身)がネパール人シェルパ頭(がしら)のテンジン・ノルゲイとともにエベレストの初登頂に成功して以来、世界の多くの登山家が挑戦し、栄光と悲劇のドラマが繰り返されてきた。
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トレッキング・ロード
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撮影
南光優 |
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ヤク隊列のお通り
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撮影
南光優 |
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サガルマータ国立公園
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1976年に設立された広さ1244km2に及ぶサガルマータ国立公園は、1979年、世界自然遺産に登録された。この公園は、ネパール国立公園局が管理しており、サガルマータ(エベレスト)のほか、中国との国境を形成する7000m級の山々がそびえるクーンブ
Khumbu
山群をカバーする世界一高いところにある国立公園である。
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国立公園入口
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谷沿いの道を歩き、兵隊のいるサガルマータ国立公園の入口で入園手続きを行ったあと、高度差600mの坂をゆっくり登り、シェルパの里・ナムチェバザールを目指す。
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撮影
南光優 |
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クスムカングル
Kusmu
Kangru 6367m
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ルクラからナムチェバザールへ向う時に最初に目にする本格的なヒマラヤのピーク。チベット語で三つの雪の峰を意味し、主峰(6367m)、東峰(6356m)、西峰(5579m)からなる。登頂の難易度は極めて高い。
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撮影
南光優 |
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2004年1月25日(日)00:19:14、松尾京子さんから写真がメールに添付されて送られてきた。クリックしてみると、世界最高峰のエベレストが雪煙をたなびかせている勇姿があった。私は感激した!
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松尾さんは感動写真集でお馴染みのアマチュア山岳写真家・南光優さんの友人で、世界の高山に果敢に挑戦されておられる女性である。南光さんとはニュージーランド以来の山友達であるという。
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山が大好きという松尾さんは、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブラン(4807m)の登頂に成功された輝かしい実績をもっておられる。マッターホルン(4478m)には二度挑戦されたが、悪天候に阻まれて頂上に立てなかったという。 |
現役のサラリーウーマンでありながら、登山のほか絵も書いておられるそうで、男性顔負けのエネルギッシュな活動に脱帽である。 |
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エベレストは下界からは全く見ることができない山である。今回、南光さんのご紹介で、松尾さんから貴重な写真をお送りいただき、5000mを超える空気の希薄な高山から撮影したエベレストの勇姿を鑑賞できるのは、本当に光栄である。心から御礼申し上げたい。 和田義男 (2004年1月29日)
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改訂増補版 |
「エベレスト街道」を発表した翌日、南光さんからエベレストが写った一枚の写真が送られてきた。メールにはエベレストを拝むことが如何に困難であるかが力説されていた。私は南光さんもエベレスト街道を歩かれていたことを思い出し、ご了解を得て南光さんの撮影された写真を追加し、翌日、改訂増補版をアップした。 |
初版は7枚の写真しかなかったのが、改訂増補版は17枚の写真を収録し、より豊かなエベレスト街道を再現することができた。南光さんの貴重な体験談とエベレストの写真は、巻末に追加させていただいた。松尾さんと南光さんのお陰で、充実した作品が完成できたことに深く感謝申し上げる。 和田義男 (2004年2月1日)
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