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2014年5月23日改訂

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夏の南極大陸

夏の南極大陸

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2003年3月1日制作

南極旅行

 私達夫婦は、ウクライナ船籍のOLVIA号(15,791ton 乗客760名)に乗船し、約3ヵ月に及ぶ第36回南回り地球一周の旅に参加した。OLVIA号は、2001年12月25日、東京港晴海ふ頭を出帆し、各地を訪れたあと、2002年2月8日アルゼンチン・ウシュウアイアに入港。ここでPOLAR STAR号に乗り換え、オプションの南極旅行に参加した。

砕氷船ポーラースター号

砕氷船ポーラースター

 2002年2月8日1200、POLAR STAR号(約5,000ton)はウスアイアを出港し、1,000Km南の南極海に向かった。船内の案内は英語と日本語で行われた。
 暫くは波穏やかなビーグル水道を航行したが、夜半より悪名高きドレーク海峡にさしかかった。出発前、これから1日半はジェットコースターに乗りっぱなしの覚悟で参加してほしいと言われており、大枚60万円を棒に振って参加を見合わせた人もいる。
 予告の通り、嵐の洗礼を受け、帰りのドレーク海峡で骨折した人が出たほか、我が女房も、ここで顔面、腕などが擦り傷だらけとなった。

ビーグル水道  Beagle Channel

右奥がウスアイアの街。空港の滑走路も見える。

ビーグル水道

             ウスアイア Ushuaia の街(アルゼンチン)

2002年2月8日

南アメリカ大陸の南端、チリ・マゼラン海峡の南にフエゴ島がある。フエゴ島の東半分はアルゼンチンの飛び地で、ウスアイアはアルゼンチン領である。ウスアイアから東西に延びるビーグル水道を120km程東航すると大西洋に出る。

ウスアイア Ushuaia の街(アルゼンチン)

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流 氷

大西洋からドレーク海峡を抜け、南極海に入ると、海上は平穏になったが、流氷が見られるようになった。

流 氷

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ペンギンの歓迎

ペンギンの歓迎

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ペンギン penguin

ジェンツーペンギン

 ペンギン目ペンギン科 Spheniscidae の鳥の総称。ペンギン目 Sphenisciformes はペンギン科1科だけからなり、ペンギン科には6属約16種が含まれている。
 最大種はエンペラペンギンの頭高約1.2m、体重約30kg、最小種はコビトペンギンの頭高約30cm、体重約1.2kg。この科は南半球だけに分布し、主として南極大陸沿岸から南緯40度前後までの寒帯域に生息している。
 羽色は、みな背面が灰青色か黒色で、下面は白い(エンペラペンギンは胸がやや黄色)。主として頭頸(とうけい)部の模様や飾羽によって種が区別されている。雌雄は同色。
 ペンギン類の最大の特徴は直立の姿勢と、潜水や遊泳のために変形したひれのような翼である。どの種も飛ぶことはできず、繁殖期以外はほとんど海上で過ごし、泳ぎながら魚、イカ、甲殻類などを食べている。
 一般に、大型種のほうが深く潜水し、潜水時間も長い。たとえばエンペラペンギンは4〜6分(最長約18分)潜水でき、水深268mまで潜った記録がある。小型種は主として海面近くの表層で採食し、潜水時間も2分以内である。
 エンペラペンギンとキングペンギンの2種以外は巣をつくり、1腹2個の卵を産む。アデリーやヒゲペンギンでは、巣は地面のくぼみに小石を敷くだけだが、イワトビやジェンツーペンギンは草なども敷く。

仮 泊

仮 泊

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神秘の氷

神秘の氷

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上 陸

 ウスアイアを出発して二日後の2002年2月10日1400、最初の上陸地点、南極半島(Antarctic Peninsula)の南にある南シェトランド諸島(South Shetland Islands)のハナポイント(Hannah Point)に到着した。上陸にはヤマハエンジン付きゴムボート・ゾディアックを使用した。
 ハナポイント上陸後、デセプション島(Deception Island)、ロックロイ港(Port Lockloy)など次々と訪問した。写真は、感激のMy Wife。

感激の上陸!

感激の上陸!

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ペンギンの楽園

ペンギンは非常に可愛く人を恐れない。写真は人なつこいジェンツーペンギンの群れ。

ペンギンの楽園

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PEACE BOAT

PEACE BOAT "OLVIA"

ウクライナ船籍のOLVIA号(15,791ton 乗客760名)

 ピースボートは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に集まった、好奇心と行動力いっぱいの若者達を中心に、アジアをはじめ地球の各地を訪れる国際交流の船旅を企画している非営利のNGOグループである。
 ピースボートが目指すもの、それは各寄港地のNGOや学生達と交流しながら、国と国との利害関係とはちがった草の根のつながりを創っていくこと。そんな地球市民のネットワークづくりのために、1983年から地球一周など36回のクルーズを企画し、これまでに80カ国以上の世界の港をめぐってきた。その間に乗船した人は16,000名余。《公式ホームページより》
 一言で言えば、船旅を通じて世界の人たちとコミニュケーションを持ち、必要な所に古自転車・ミシン・パソコンを届けたり自分たちで出来ることは何でもやろうというNGOである。ちょっと変わっているのは、一般の人を有料で船旅させるために、PEACE BOATに旅行社の免許を持つジャパングレースという会社がくっついていることである。
 PEACE BOATは、OLVIA号を3〜4年チャーターしており、一年に地球3周と、余った日にちに合わせて小旅行を企画する。NGOでありながら金儲けもする。
 OLVIA号のチャーターは今行っている旅行を最後に契約を終わり、今後暫くは新たに3万トン級のトパーズという船をチャーターして世界を回るようだ。

南極ツアーのPolar Star号

南極ツアーのPolar Star号

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MaoMao Museum Antarctica 南極旅行あれこれ

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