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人口289万人を擁するアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに一泊して朝の散策 2014.03.08 07:53 |
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人口約4000万を擁するアルゼンチン共和国、通称アルゼンチンは、南アメリカ南部に位置する連邦共和制国家である。西と南にチリ、北にボリビア・パラグアイ、北東にブラジル・ウルグアイと国境を接し、東と南は大西洋に面する。ラテンアメリカではブラジルに次いで2番目に領土が大きく、世界全体でも第8位の領土面積を誇る。首都はブエノスアイレス。2013年のGDPは約4882億ドルで、日本の九州とほぼ同じ経済規模。 |
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アルゼンチンの国民はヨーロッパ系が85%、メスティーソ*、インディヘナ**などが15%である。近年の研究ではアルゼンチン国民の56%に先住民の血が流れていることが明らかになっており、自らを白人だと認識しているアルゼンチン人の過半数に、実は先住民の血が流れていることになる。 |
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*メスティーソ:白人とラテンアメリカのインディヘナの混血である人々。
**インディヘナ:先住民という意味のスペイン語。インディオは、差別語。 |
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ブエノスアイレスの都心を散策 |
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パタゴニアは、南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域で、アルゼンチンとチリの両国に跨る。アルゼンチンのネウケン、リオネグロ、チュブ、サンタクルス、ティエラ・デル・フエゴ各州とチリのアイセン、マガジャーネス・イ・デ・ラ・アンタルティカ・チレーナ各州が該当する。またブルース・チャトウィンがこの地を旅した体験に基づいて書かれた小説パタゴニア(1977年)は、紀行文の名作として知られる。 |
1520年、フェルディナンド・マゼランが、この付近に住んでいた先住民を見て、「パタゴン
patagon
」族と命名した。「パタ」はスペイン・ポルトガル語の「足」で、「ゴン」の意味は不明。大足パタゴン族の住む土地ということからパタゴニアという名がついたといわれる。パタゴン族は実際に足が大きかったのではなく、グアナコの毛皮でつくったブーツを履いていたので、大きく見えたというのが現在の通説。 |
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草を食むグアナコ |
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▲ ちなみに、リャマの祖先といわれるグアナコ Guanaco
学名: Lama guanicoe
は、足がすらりとして気品のあるアンデス原産の野生動物。身長は1.6mほどで体重は48-96kg。主に南アメリカの高地に生息している。リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっている。その厚さはアルパカよりはやや薄い。 |
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アルゼンチンのグアナコは、世界のグアナコの95%を占めるといわれているが、パタゴニアからアンデス高地に至るまで広く生息している。アルゼンチンでは貴重な動物であるとされ、丁重に保護されている。細く上質な毛を採集するために、グアナコ生息用の区画が設けられている。(パイネ国立公園付近にて撮影 2014.03.10 14:58) |
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アルヘンティーナ湖の水鳥たち/カラファテ(アルゼンチン) 2014.03.08 17:58 |
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撮影:南光桂子 |
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▲▼ 最初の観光地カラファテは、アルゼンチンのサンタ・クルス州にある人口8,000人ほどの都市で、町の名はパタゴニア地方に生育する棘のある低木に由来する。ウプサラ氷河などの水が流れ込むアルヘンティーナ湖に面した風光明媚な都市で、南パタゴニア氷原にある世界遺産ロス・グラシアレスの観光ツアーの玄関口となっている。 |
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湖面から飛び立つフラミンゴ |
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▲▼ フラミンゴ
Flamingo は学名:
Phoenicopterus 分類:フラミンゴ目フラミンゴ科 分布:アフリカ、南米 特徴:ピンクの体色で、嘴は濃桃色で目立ち、先端は黒。 |
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餌は水中の藍藻やプランクトン、小動物、小貝、甲殻類。嘴縁にあるヒゲを濾過器のように使って泥水を濾しながら食べる。 |
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フラミンゴという名は、ラテン語で炎を意味するflammaに由来しているといわれている。和名はベニツル(紅鶴)だが、殆ど死語となっている。日本では旭山動物園などで飼育されている。 |
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フラミンゴの飛翔 18:12 |
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▲▼ ペリト・モレノ氷河で有名なアルヘンティーナ(アルヘンティーノ)湖は、サンタクルス州にあるアルゼンチン最大の淡水湖。琵琶湖の約二倍の表面積は1,466
km2、平均深度150m、最深地点500m。ロス・グラシアレス国立公園内にあり、ビエドマ湖から流れてくるラ・レオナ川や、南パタゴニア氷原にある多くの氷河から溶けた水が湖に注いでいる。アルヘンティーナ湖からはサンタクルス川が流れ出し、大西洋へ注いでいる。 |
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クロエリハクチョウ Black-necked Swan |
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▲ クロエリハクチョウ Black-necked Swan
は 学名: Cygnus melanocoryphus 分類:カモ目カモ科 分布:南アメリカ南端、アルゼンチン、パタゴニア、フォークランド諸島 特徴:主に南緯35°以南で繁殖。一般に内陸部よりは沿岸の湖などに群生。 |
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他のハクチョウ類よりはやや小型で、名前のとおり、首から上部が黒い羽毛におおわれているが、白く光る水面と水辺の葦(アシ)に溶け込んで保護色になっている。日本では、京都動物園で飼育されている。 |
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カラファテ朝の散策 2014.03.09 08:13 |
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▼ マゼランガン Magellan Goose は 学名:Chloephaga picta 分類:カモ目カモ科 分布:南アメリカ南部、フォークランド諸島 全長:60〜65cm 体重:2.7〜3.2kg えさ:草食性。メスの羽色は赤褐色と灰褐色。 |
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マゼランガンの一家/カラファテ・アルヘンティーナ湖 08:50 |
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▼ アルゼンチンのパタゴニアで最も重要な観光地の一つであるペリト・モレノ氷河は、アルゼンチンのサンタクルス州南西部にあるロス・グラシアレス国立公園内にあ
り、カラファテの西方約80kmに位置する。 |
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ペリト・モレノ氷河の位置 |
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Google Earth
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▲▼ ペリト・モレノ氷河は、パタゴニアの氷河の中で三つしかない後退していない氷河の一つで、250km2の氷があり、長さは約30km。チリと共有するアンデス山脈の南パタゴニア氷原から流れ出す48の氷河の一つで、この氷原には地球上で3番目に多い淡水がある。 |
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ぺリト・モレノ氷河の現地案内板「ロス・グラシアレス国立公園」 |
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