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ツアー10日目の3月15日(土)は、終日、ラパスからバスと4WDを乗り継いで、ウユニまで移動。途中から未舗装道路に入り、砂塵を巻き上げ、時には大きく揺れながら疾走。キヌア畑や羊やリャマの群れ、小さな集落を通り抜け、ウユニには20:40に到着。クタクタに疲れた移動日だった。 |
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ボリビアの人々/バスの車窓より 2014.03.15 11:47 |
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人口約1千万を擁するボリビア多民族国、通称ボリビアは、南アメリカの共和制国家。国の面積はアメリカ大陸では8番目に、世界的には27番目に大きい。かつてはより広大な国土面積を有し太平洋沿岸部にも領土があったが、周辺国との戦争に負け続けたために現在では最大時の半分ほどになってしまった。 |
北と東をブラジル、南をアルゼンチン、南東をパラグアイ、南西をチリ、北西をペルーに囲まれた内陸国である。憲法上の首都はスクレだが、議会をはじめとした政府主要機関は
ラパスにある。 |
かつて「黄金の玉座に座る乞食」と形容されたように、豊かな天然資源を持つにも関わらず、貧しい状態が続いており、現在もラテンアメリカ最貧国の一つである。 |
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バタカマイヤの町でダンスパレードに遭遇 11:56 |
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多民族国家のため、かつてインカ帝国を築き上げたケチュア人が30%250万人、メスティーソ(混血)が30%250万人、アイマラ人が25%200万人、ヨーロッパ系が15%130万人、アフリカ系が0.5%だといわれているが、正式な統計は取られていない。 |
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言語はスペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語が公用語である。田舎ではケチュア語、アイマラ語、グアラニー語が用いられているが、スペイン語を全く解さない人は近年少なくなってきている。都市部ではスペイン語以外の言葉を話せない人の方が多い。 |
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バタカマイヤの人々 11:59 |
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ボリビア・ペルー・エクアドルなどアンデス諸国は、先住民の人口が多く、音楽にも先住民の要素が強く残っている。ただし、現在世界的によく知られている「アンデスのフォルクローレ」は、先住民の伝統音楽そのものではなく、それとスペイン系の音楽的伝統を融合して1950年代に完成した新しい音楽である。 |
しかし、1960年代後半以来、歌を通じた社会変革を目指したビクトル・ハラをはじめとするヌエバ・カンシオン(新しい歌)の系統に属する音楽が世界的な注目を集めるようになった。また、新しい歌の系統に属する音楽家たちによってボリビアの音楽が盛んに紹介されたため、現在ではアンデスのフォルクローレやチャランゴやケーナなどの楽器もかなり一般的になってきている。 |
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1曲目の Aguas Claras
(はっきりと薄くなってゆく)と2曲目の Susurros
(ささやき)は NAZCA Latino
Inca (ナスカ ラテン・インカ)のアルバムから。アンデスのテイストが濃厚な曲。 |
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昼食をとったオルローの町で見かけた可愛い男の子 14:55 |
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撮影:南光桂子 |
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▼ キヌア/ 学名:Chenopodium
quinoa
は、ヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物で、アカザやホウレンソウは近縁。南米アンデス山脈の高地アルティプラーノにおいて数千年前より食用に栽培されており、モロコシ、キビ(黍)、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同様に雑穀に分類される。 |
国際連合食糧農業機関
FAO
で集計している雑穀の中では一番生産量が少なく、2011年の年間生産量は約8万トンで、世界100ヵ国以上で生産されているモロコシの5420万トンの約700分の1でしかなく、生産国もペルー、ボリビア周辺に限られている。 |
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雑穀・キヌアの栽培 17:33 |
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▼ リャマ、ラマ、ジャマ Lama glama
は、哺乳類ウシ目(偶蹄目)ラクダ科の動物。体高約1.2m、体重70-140kg。南アメリカのアンデス地方に多く住む。姿はラクダと似ているが、背中にコブはなく、全身が毛で覆われている。白い毛のものと茶色の毛のもの、白と茶色がまだらになったものがいる。足から頭までの体長は1m程度。頭から尻までの長さは2m程度。まつげが長く目がパッチリしている。性格はおとなしく、人に慣れやすい。 |
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リャマの一団 18:56 |
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▼ リャマの祖先といわれるグアナコ Guanaco
/ 学名: Lama guanicoe
は、足がすらりとして気品のあるアンデス原産の野生動物。身長は1.6mほどで体重は48-96kg。主に南アメリカの高地に生息している。リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっている。 |
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グアナコ 19:02 |
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草原のグアナコ 19:45 |
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お世話になった4WDと荒野の満月 20:00 |
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チリのプンタ・アレーナスからサンチャゴ・イキケ・ラパスを経由し、旅客機3便とバス・4WD車を乗り継ぎ、2日がかりでボリビアのウユニ塩湖に到着することができた。大変な移動距離を何とか乗り切り、夕食を早めに切り上げて疲れを癒した。 |
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ウユニ塩湖の位置 |
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Google Earth
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二連泊したクリスタル・サマーニャは、ロビーから客室まで全て塩でできたホテル。廊下は固められていない塩なので、スーツケースの滑りが悪い。ウユニ塩湖まで車で5分ほどのところにあるが、歩いて行くにはちょっと距離があった。 |
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二連泊した塩のホテル・クリスタル・サマーニャ/ウユニ塩湖 2014.03.16 08:56 |
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ホテルの内部 |
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シャワールームの窓は隙間があり、風が入ってきて寒い。アメニティ類は殆どなく、湯沸しポットもないので、レストランで水筒にお湯を入れてもらう必要がある。快適性を期待するホテルではなく、夜露を凌げれば良いと思えば不満はないだろう。 |
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塩でできたホテルのロビー |
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塩の採取所にあった土産物店 11:48 |
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乾期(7月頃〜10月頃)には、塩湖ははほぼ乾いており、その上を自動車で簡単に走行できるが、雨期には若干の水が溜まり、場所によっては自動車による走行ができないところも現れる。乾期でも塩を数cmから数十cm掘ると水がしみ出てくる。塩湖の周辺は細かな土の荒れた土地になっているので、塩湖の旅行は一般の自家用車では不可能という。 |
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塩の採取所 12:36 |
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ウユニ塩湖の周囲に住む人たちは、塩を国内外に販売している。一般の食用の塩は、湖の表面の塩を削り取り、1m程度の高さの小山を作って乾燥させて作る。この塩は近年日本でも購入できるようになった。 |
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塩のコーン(円錐) |
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▲ また、塩原に斧で切れ目を入れ、数10cmから1m程度の大きさの立方体に切り出すことも行なわれている。この塩のブロックは、家畜放牧地にそのまま置いて家畜になめさせたり(家畜のミネラル補給)、ブロックのまま別の塩精製施設に運んだりして使われる。塩原周辺では、連泊したホテルのように、塩のブロックを建材に使って家などを作ることもある。 |
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水が引き白一色になったウユニ塩湖 14:27 |
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トゥヌパ山に近づく 14:30 |
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▲▼ ウユニ塩湖中央から塩原を見渡すと、ひときわ目立つ山が北側にある。鉄分を多く含む赤色の岩と火山性噴出物の硫黄分の黄色で山全体が美しく彩られたトゥヌパ山で、ウユニ塩湖観光の際に最も目につく山である。 |
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トゥヌパ山に上陸 14:35 |
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この塩原は高低差が50cmしかないことが調査により判明しており、「世界でもっとも平らな場所」でもある。そのため、雨季に雨により冠水すると、その水が波も立たないほど薄く広がるため、水が蒸発するまでのわずかな期間に、「天空の鏡」と形容される巨大な鏡が出現する。 |
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トゥヌパ山麓から見たウユニ塩湖 14:36 |
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こうげんの うゆにえんこや そらたかし |
Salt Lake
Uyuni the highlands, sky is so deep. |
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ランチタイムに記念写真 14:39 |
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撮影:ツアー・ガイド |
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