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2014年5月22日改訂

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ペリトモレノ氷河の先端

ペリトモレノ氷河の先端

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2003年3月2日制作

 

パタゴニア Patagonia への旅

 2003年2月、南海国際旅行の「ヴァリグブラジル航空で行くパタゴニア大自然の旅12日間」というツアーに参加した。パタゴニアとは、南米大陸を流れるコロラド川(およそ南緯40度)を境として、その南側に横たわる大地(アルゼンチンとチリ)の地理的呼称である。
 パタゴニアだけで日本の3倍の面積があり、南北の長さは北海道の稚内から九州の鹿児島までの長さとほぼ同じである。1520年に訪れたマゼランが毛皮の靴を履いた先住民の足跡を見て、「パタ(足)ゴン(大きい)」と言ったのがその名の由来だという。
 今回、成田→ロス→サンパウロ→サンチアゴというフライトでチリに入り、ツアー7日目にアルゼンチン唯一の世界遺産であるロス・グラシアレス国立公園の中にあるペリトモレノ氷河を訪れた。

空から見た氷河

ペリトモレノ氷河はロス・テンパノス水道経由でアルヘンティーノ湖に流れ込んでいる。

空から見た氷河

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ロス・グラシアレス国立公園  Los Glaciares National Park

 ロス・グラシアレス国立公園は広さ4,459kuの広大な国立公園で、京都府と同じくらいの大きさである。アンデス山脈の南の端に位置している。ロス・グラシアレスをスペイン語で書くと“Los Glaciares”。英語読みするとグレイシャーズ、つまり、氷河(群)という意味で、氷河国立公園という地名であることが分かる。
 その名の通り、ロス・グラシアレス公園内には、パタゴニア南部氷床から流れ出た47を数える氷河群があり、南極とグリーンランドに次ぐ大きな氷河だといわれている。国立公園の北の端は、標高3,375mのフィッツ・ロイ山という氷河が侵食してできた険しい山がある。日本人の間では、この国立公園の名よりも、ペリトモレノ氷河の名が有名である。

展望台からの眺め

氷河の先端で、幅5km・高さ60mの氷河が眼前に広がる。凝集された氷が青く澄んでいる。

展望台からの眺め1/2

展望台から見ると、目前に氷河が押し寄せ、先端が崩落する様子がよく分かる。こんなに青く白く綺麗な氷河は地球上でもあまり見ることができないと聞く。

展望台からの眺め2/2

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ペリトモレノ氷河  Perito Moreno Glaciar 

 国立公園の南の方にペリトモレノ氷河を擁するアルヘンティーノ湖がある。アルヘンティーノ湖は1,414kuで、琵琶湖の2倍を越える広さがある。この湖の東にカラファテという小さな町があり、ペリトモレノ氷河観光の拠点である。カラファテは、黄色い花を咲かせる潅木の名である。
 ペリトモレノ氷河は、カラファテから西へ約80km、ツアーバスで2時間ほどの距離にある。この巨大な氷河は全長約30km、高さ60〜100m、表面積257ku。先端部は高さ60m、幅5kmの巨大な氷壁となっている。
 この氷河は世界でも有数の活発な氷河で、一説によると年間600〜800mの氷河が山の中でつくり出されているという。この氷河が凄いのは、現在、世界的に見て後退している氷河が多い中で、今なお前進しているということである。

氷河のティル

黒く堆積したものは氷河が運んできたティルと呼ばれる土砂で、モレーンともいう。

氷河のティル

氷河の崩落

ペリトモレノ氷河は他の氷河に比べると動きが活発で、夏になると頻繁に崩れ落ちる。小さなものであれば30分もいれば見ることができるが、それでも凄い音がする。

氷河の崩落

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氷 塊

アルヘンティーノ湖に通じるロス・テンパノス水道をゆっくり流れていく氷の塊。これでも6畳分くらいの広さはある。

氷 塊

氷 河 Glaciar

 陸上の積雪が変化して氷となり、自重や上方からの圧力で流動するもの。現在の氷河(氷床)の大部分は南極とグリーンランドに分布しており、そのほか世界各地の高山地域に小さなものが分布している。その面積は地球の陸地の約10%を覆っている。氷河時代にはその3倍にも達していた。

 氷河は雪に由来する陸氷である。したがって海水が凍ってできる海氷や、陸水が凍ってできる湖氷、河氷、凍土などを除いた地表の氷を指す。

 積み重なった氷の重量と上流からの圧力によって氷河氷は流動体として振る舞う。その速さは1日数10cmないし1m程度であることが多い。流動は塑性変形に由来するほか、摩擦熱などのために底面に水が存在するようなときは、底面滑りの割合がとくに大きいといわれている。
 流動に伴い氷が過度のひずみを受けると、伸張によって破壊され、深い割れ目クレバスcrevasse(フランス語)が形成される。その極端な場合が氷瀑(アイスフォール icefall)である。

氷河トレッキング

氷河トレッキングは基本的に1列になって進む。

氷河トレッキング

クレバスには要注意!

クレバスには要注意!

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氷河にできた水たまり

氷河の上には、あちこちに水たまりができている。浅いものから深く青いものまであり、穴が開いて滝になっているところもある。あとでガイドが用意したグラスに取れたての氷とウィスキーを入れて乾杯した。私は水割りを飲んだ。

氷河にできた水たまり

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さやさんのこと

 私とさやさんのおつきあいは、2002年の11月からだから、はや4ヵ月になる。私は、昨年10月22日の「鞍馬の火祭り」の写真を撮ろうと数ヵ月前からホテルの予約をして準備していたのに、外せない仕事が舞い込んで休暇が取れず、涙を飲んでいた。
 そのため、「鞍馬天狗の里」の見所のひとつの「火祭り」の写真がなく、やむを得ずネット検索していたところ、京都新聞よりも素晴らしいさやさんの写真を発見した。彼女のページには、大きな松明を担いだ鞍馬衆のふんどし姿が躍動していた。彼女はその姿を見て格好良いと書いていた。私はそれを見て是非使わせてほしいとお願いしたところ、快諾を得た。そのおかげで、素晴らしい作品ができあがった。 → 鞍馬の火祭り
 「鞍馬の火祭り」には、さやさんのホームページ 頭んなか旅のことでい〜っぱい にリンクをはっていたのだが、そこからさやさんのページに行かれる方がかなりあり、彼女からアクセスアップに貢献しているといううれしい話も聞いていた。
 私は、作品ができあがるたびに、お便りをいただいた方やおつきあいしている方に案内を出しており、いつしかさやさんからも新作の案内をいただくようになった。
和田義男
 先日、「流氷の尾白鷲」をアップした頃、さやさんから「先日パタゴニアへいって氷河を見てまいりました。旅行記が今朝仕上がりました。氷河素晴らしかったです。好天に恵まれ太陽のおかげでできのいい仕上がりになりました。お時間あるときに見ていただけると光栄です。」という案内をいただいた。
 早速、案内のURLをクリックしてビックリ! 素晴らしい氷河が画面一杯に迫っていて、思わず唸ってしまったのである。そこで迷うことなく、鞍馬の火祭りに続き、写真集に収録させてほしいとお願いしたところ、予想通り快諾を得た。こうして「第9集 ペリトモレノ氷河」が誕生した。 
 彼女は、どのように加工してもらっても良いのでご自由にという。しかし、今回、私はほとんど手を入れていない。余りにも完璧で素晴らしい写真ばかりだったからである。
 彼女の行動力は、スーパーレディとでもいうしかないほどに素晴らしい。旅行大好き人間で、あちこち世界を飛び回っておられる。鞍馬の火祭りの写真をみて、ただ者ではないと思っていたが、ますます腕を上げられたようである。素晴らしい女性と知りあって、本当に嬉しく思っている。(2003年3月2日1730)

氷河が流れ込むロス・テンパノス水道

氷河が青く見えるのは、氷の密度が濃い(透明度が高い)ために、青以外の光が全部吸収されてしまうためである。水面上の氷でも十分に青いが、水面下にある氷河はもっと青いという。水面に見える氷河は全体の1/8でしかなく、船もうかつに近づけない。

氷河が流れ込むロス・テンパノス水道

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さや
撮影・原作: さ  や

横須賀産 大阪在住

好きなもの:旅行と納豆キムチチーズごはん

嫌いなもの:蚊 神社の絵馬には必ず「世界中の蚊が絶滅しますように」と書いてるそばから蚊に刺される。

  
 今回のツアーは、添乗員のつく団体ツアーではなく、現地手配のツアーをパックにしただけのようなツアーでした。フライトのチェックインも自分達でやるし、ガイドは基本的に全て英語でした。お土産屋に連れて行かれることも一度もなく、朝は遅いし、午後はほったらかし・・・。で、ツアーというより誰かが手配してくれた個人旅行みたいな感じでした。
 ご飯も全部ついてるし、本当にラクチンだった。でも、フライトが疲れた。パタゴニアにいる間はあまり疲れを感じなかったけど、帰国してヘトヘトになった。移動は伊丹から伊丹まで12回も飛行機に乗るんだから・・・。こんなに飛行機乗るんだから貯まったマイルで楽させて〜!
 ツアー内容はお値段に合った内容でした。どこで利益を捻出しているのだろうか・・・。日本語ガイドじゃなかったから安かったのかしらん。ホテルも良いところばかりでした。(fine)

ロス・グラシアレス国立公園 ロス・グラシアレス Patagonia Perito Moreno Glacier

♪十五夜の月 / KasedaMusicLabo

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