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「通りゃんせ」(作詞:不詳 編・作曲:本居長世)は、江戸時代に成立したと見られるわらべうたとして知られるが、天神信仰が子供たちにまで広がっていることが伺える。しかし、歌詞の内容が恐ろしく、色々な解釈がある。 |
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通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちょっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ |
通りゃんせ 通りゃんせ
ここは冥府(めいふ=地獄)の細道じゃ
鬼神様の細道じゃ
ちっと通して下しゃんせ
贄(にえ=供物)のないもの通しゃせぬ
この子の七つの弔(とむら)いに
供養を頼みに参ります
生きはよいよい 還りはこわい
こわいながらも
とおりゃんせ とおりゃんせ |
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関所を舞台とするという説(出立は楽だが帰還の際は厳しく調べられる)や、埼玉県川越市の三芳野神社が舞台であるという説もある。 |
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本居長世(もとおり・ながよ)
明治18年(1885) -
昭和20年(1945)は、日本の男性童謡作曲家。晩年は長豫と称した。明治18年(1885)東京府下谷区御徒町に生まれる。国学者として著名な本居宣長の六代目の子孫に当たるという。 |
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日本の横断歩道に設置されている音響装置付信号機には、この「通りゃんせ」や「故郷の空」を青信号のメロディに採用しているものが多かった。最近では鳥の鳴き声(南北方向がスズメのさえずり、東西方向はカッコーの鳴き声)を模した信号機に置き換えられつつある。 |
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