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トロッコ列車
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トロッコマップ
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桂川 桂川(かつらがわ)は京都市南西部を流れる川で、大堰(おおい)川の下流、保津峡の出口嵐山から南流して淀川に入るまでの区間をさす。延長約22km。亀岡盆地東端から嵐山までの上流部分は保津川(ほづがわ
保津峡)と呼ばれ、老ノ坂(おいのさか)山地を貫流して峡谷をつくり、途中で清滝川を合し、嵐山で京都盆地に入る。 |
次いで有栖(ありす)川、御室(おむろ)川、鴨川、小畑川を合流し、天王山と男山との間の京都・大阪府界において宇治川、木津川と合して淀川となる。早くから京都人に親しまれ、今日の保津峡、高雄、嵐山、嵯峨野は、史跡や古社寺が集中する景勝の観光地として著名で、保津川舟下りやハイキングコースもあり、四季を通じて訪れる観光客が多い。 |
桂川は秦氏(はたうじ)の昔より農業用水として用いられ、なかでも今井用水にかかわる西岡11ヵ郷が契約を結び、用水の掟の順守を誓い合ったこと(南北朝期)はよく知られているが、その後争論もしばしば起こっている。近世初頭、1606年(慶長11)、角倉了以(すみのくらりょうい)は、幕府の許可を得て保津峡の開削を行い、丹波からの薪炭などの運搬水路として利用されるようになった。 |
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2002年11月11日(月)、家内と二人で京都嵐山に出かけた。JR三ノ宮駅から新快速で50分、京都駅で山陰本線に乗り換え、15分ほどで嵯峨嵐山駅に着いた。 |
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トロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨嵐山駅の直ぐ奥にある。チケットは前日JRみどりの窓口で購入したもので1号車12番C・D席だった。 |
トロッコ嵯峨駅
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トロッコ列車
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1991年4月27日、初めて嵯峨野トロッコ列車がトロッコ嵯峨駅を出発した。爾来、京都嵯峨〜亀岡(7.3km)を約25分で結んでいる。
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トロッコ列車は5輌で構成され、最後尾のディーゼル機関車に隣接する5号車だけがオープンスペース車である。
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トロッコ列車は旧山陰本線の一部を利用し、保津川沿いの山間をのどかに走る。
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四季折々に美しい姿を見せる渓谷の風景と車掌の案内に片道25分の乗車時間はあっという間に過ぎてしまう。
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保津川
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トロッコ列車のデザインは古くてなお新鮮なアール・デコ調で、嵯峨野にピッタリしている。
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色も古都京都にちなんで茶席の毛氈(もうせん)などに使われる緋色(ひいろ)と嵐山をイメージする山吹色を採用したということで、華やいだ雰囲気があり、けばけばしくもなく、なかなか良いデザインだ。
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吊り橋とトロッコ保津峡駅
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車窓から見た川下り
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トロッコ嵯峨野駅を出発すると、最初は左手に保津川が見える。二人は先頭車両の右側の座席だったのでよく見えない。 |
写真も撮れないし・・・と思っていたら、途中から車窓の右手に保津川が見えるようになり、結局、右側の座席がベストポジションだった。 |
お陰で車窓から川下りの写真を撮影することができた。 |
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途中のトロッコ保津峡駅は、無人駅だ。ハイカー以外の乗降客はいない。
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駅前の吊り橋はなかなか情緒があり、テレビなどのロケでよく使われるという。
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橋の駅
〈JR保津峡駅〉
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トロッコ保津峡駅のすぐ上流に、やはり無人のJR保津峡駅がある。橋自体が駅であり、非常に珍しい。 |
駅をくぐった川舟
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保津川下りの川舟は、この橋の下を通過したあと、大きく右折する。駅のホームからワンショットが撮れた。
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清滝の見事な紅葉
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撮影:2002.11.16
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愛宕山
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愛宕山は京都市右京区北西部にあり、京都の最高峰で、標高924mある。古生層からなり、周囲の標高500〜600mの山地の面の上に突出している。 |
山城(やましろ)国と丹波(たんば)国との国境に位置し、山頂の愛宕神社は全国的な信仰圏をもつ火難よけの神の総本社である。 |
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遊歩道から見た清滝川
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清滝川(きよたきがわ)は、高雄山(たかおやま)と愛宕山(あたごやま)の東山麓を流れ、トロッコ保津峡駅の東側で保津川と合流する。
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吊り橋を渡り、清滝川を遡って清滝から高雄に至る約2時間のハイキングコースは、東海自然歩道の一部をなす。特に秋の紅葉時期の散策は素晴らしい。
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愛宕山の南東麓に位置する清滝は、愛宕神社の鳥居前町として起こり、今は紅葉の名所として名高い。 |
なお、清滝は地名であり、清滝という名の滝があるわけではない。
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終点・トロッコ亀岡駅
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終点のトロッコ亀岡駅は、ホームが狭く、折り返し運転のため、乗降客でごった返した。 |
秋の行楽シーズンの際は、思わぬ事故になりかねず、客が降りたあとに改札するなどの対策が必要ではないかと思われる。 |
駅を出ると、保津川下り乗船場行きのバスが待機している。すし詰め状態だが、15分ほどで到着する。 |
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