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釜山は、正式には釜山廣域市(부산광역시)といい、韓国(大韓民国)南東部にある韓国第二の大都市である。古くから交通の要衝として栄えてきた。面積 763.30km²、人口 約370万人。略称 Busan 부산 釜山 プサン。 |
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釜山の商店街 |
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微笑みの貴公子「ヨン様」ことペ・ヨンジュン(배용준 「勇俊 Bae Yongjun )の「冬のソナタ」やイ・ヨンエ(이영애 李英愛 I Yeongae )の「宮廷女官チャングムの誓い(原題:大長今)」などが大ヒットして、今年、韓流ブームに沸いた日本だが、韓国では芸能人の相次ぐ結婚が話題になっている。 |
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10月の秋の澄み渡った高い空。韓国でも秋は結婚式のシーズンで、週末の結婚式場では多くのカップルの姿が見られる。今年は結婚に縁起の良い年であり、特に春が二度ある?とのことで、式場がどこも空いていないという盛況ぶりである。 |
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人気俳優の大きな看板 |
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日本と違って韓国の結婚式は、両家の親族や新郎新婦の友人などのほか、顔見知り程度の知人も招待するので、招待客は非常に多い。招待されていない人でも出席しても構わないというおおらかさ。お祝いごとだから、友達が結婚式に行くといえばついていくことも OK。招待客には事前に案内状が送られるが、特に出欠を問うこともなく、「8割ぐらいは来るだろう」という、いたってアバウトなもの。 |
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その代わり、招待客の指定席はおろか、引出物(ひきでもの)や披露宴もない。参加者は、結婚式に参列したあと、三々五々、受付でもらった食事券に指定されたレストランに行って食事をして帰る。出されるものが少ない分、祝儀の相場が日本より安いので、気軽に参列できるメリットがある。 |
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日本に白無垢(しろむく)があるように、韓国にも伝統的な婚礼衣装があるが、最近着る人は少なく、純白のウエディング・ドレスが多い。その代わり、挙式後、両家の親族のみが別室に入り、新郎新婦が伝統衣装を着用して古式に則った挨拶や交歓が行われる。 |
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出迎えてくれた新郎新婦 |
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式場の入口に花が飾られ、イーゼルに立てかけられた新郎新婦の大きな写真が目を引く結婚式場。お祝いムードいっぱいの会場ホールでは、左右に新郎側と新婦側の受付が置かれている。 |
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来訪者は親類縁者、会社関係、友人など。いずれも服装は殆どの人が普通の背広姿で、中には普段着の人もチラホラ見かけられ、何とジーパン姿も・・・。チマチョゴリのような韓服の人もいるが、女性でもあまり着飾ったりしないようである。 |
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新郎新婦の大きな写真が飾られた結婚式場の受付 |
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最初に受付に行って祝儀袋(しゅうぎぶくろ)を渡し、食事券をもらう。祝儀袋といっても日本の水引のような大袈裟で煌(きら)びやかなものではなく、白い封筒のようなもの。 |
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中身は3〜5万ウォン(日本円で約3〜5千円)ほどで、日本の感覚からするとずいぶん安い感じ。決まった相場があるわけではないが、庶民感覚としては2〜3万ウオン、会社の上司で5〜10万ウオンくらいという。 |
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花で飾られた椅子席のみの結婚式場 |
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受付に名前を書いた後、そばに置いてある普通の封筒を取り、ボールペンで「お祝い、名前」を書き、そのままお金を入れて受付の人に渡すという、飛び入りの場面も多くみられた。 |
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ご祝儀に対する引出物やお返しの習慣はない。また、新婚旅行先での土産や新居からの葉書での挨拶状といった習慣も一般的にはないらしい。ご祝儀はウォンでなくて円やドルでも構わない。 |
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座りきれないほど多くの来訪者たち |
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チマチョゴリは、韓国や北朝鮮の人々(韓民族)の伝統衣装であるチマとチョゴリからなる女性の装い。チョゴリ(赤古里、襦)は上半身の衣服で、下半身の衣服は女性用はチマ(裳)、男性用はバジと呼ばれている。 |
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頭に冠帽を載せ、腰に帯を巻き、靴または履(ぞうり)をはく。この上にトゥルマギ(防寒衣)を着用すれば耐寒性に優れた胡服*(こふく)系統の衣服となる。 * 中国の北方遊牧民・胡人が着た衣服で、騎馬に便利なズボンと上着からなる。 |
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チマ、バジはそれぞれ、洋服のスカート、ズボンの意味でも使われ、韓国ではジーンズを「チョンパジ(청바지、青パジ)」、半ズボンや短パン、ハーフパンツの類を「パンパジ(반바지、半パジ)」などと呼んでいる。 |
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日本ではチョゴリやチマチョゴリと呼ばれることが多いが、韓国では男性のパジチョゴリ(바지 저고리)や、子どもが着るセクトンチョゴリ(색동 저고리)なども含めて民族衣装全体を広く韓服(한복、ハンボク)と呼び、北朝鮮では同様に朝鮮服(조선옷、チョソノッ)と呼んでいる。いずれも日本でいえば和服にあたる。 |
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チマチョゴリで盛装した母とウエディング・ドレスの新婦(控えの間) |
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日本でいう人前結婚式で、来た人みんなの前で式が行われる。早い場合は5分で終わることもあるというが、普通は15分くらい。式場に大体の人が入り、時間になると外部に招待者がいてもあまり気にせずに式が始まる。 |
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檀上で新婦の入場を待つ新郎 |
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最初に新郎新婦の母が2人で入場し、蝋燭に火を付ける。その後、新郎新婦が入場するが、両親は一番前に座り、兄弟姉妹も前の方に陣取る。一般の人の席は決まっておらず、適当に座ったり外に出たり自由にしている。 |
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父に引率されてバージンロードを進む花嫁 |
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檀上に新郎が先に上がり、花嫁の父親か父親役が花嫁をエスコートし、入口中央の純白のバージンロードをゆっくりと歩いて新郎の前まで進む。 |
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新郎に娘を託す父親 |
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続いて、日本の仲人に当たる主礼(しゅれい・チュレ)が、両名に対し、愛を確かめ合ったあと、人生の先輩として結婚生活や人生について訓辞を述べる。クリスチャンの場合は、主礼は牧師がつとめ、ご存じのコースをたどる。 |
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仲人役の |
主礼 |
(チュレ)の前で互いに礼を交わす |
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主礼から祝福を受ける新郎新婦 |
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平伏の習慣 |
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その後、新郎新婦がみんなの前で誓いの言葉を述べ、両親に挨拶する。このとき、新郎が床に両手両ひざをついて深々とお辞儀をする。韓国では儒教の教えが今も守られていて、先祖や年長者、目上の者を大切にする習慣があり、地べたにひれ伏す平伏が最大の敬意の表現であり、今も実行されている。 |
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internetで検索すると、「韓国の結婚式では、新郎が土下座させられる」という記事が散見されるが、土下座ではなく、最敬礼であり、日本人が恥と感じるようなものではない。 |
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両親に挨拶する新郎新婦 |
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