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参加者受付 |
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船橋大神宮 |
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船橋大神宮は意富比神社(おおひじんじゃ)ともいい、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したと伝わる。参道から社殿にかけて緑の木々が立ち並び、静寂な空気に包まれている。 |
社殿は明治維新の際に火災により焼失したが、明治6年(1873)に再建。古くから朝廷や将軍家の信仰が厚く、鎌倉時代に日蓮上人が自筆の曼陀羅と剣を奉納したといわれる。毎年10月20日に催される例大祭は、神楽と宮相撲が奉納される。
千葉県船橋市宮本5-2-1 TEL:047-424-2333 |
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木洩れ日の土俵 |
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船橋のけんか相撲 |
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船橋大神宮の奉納相撲は、約400年前に徳川家康が鷹狩りで船橋に滞在した際、地元漁師の子供たちが相撲を取って見せたところ、大変喜んだ家康がこれを神社に奉納したことに始まるという。 |
家康の船橋御殿が廃止された後も、その広大な地所を与えられた大神宮の祭礼に相撲は欠かせない行事となった。江戸時代には行司の差し違いがあるたびに力士の応援者同士で喧嘩が起きたところから「船橋のけんか相撲」の異名がつき、関東でも屈指の草相撲として名を馳せたという。 |
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豪華な賞品 |
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奉納相撲
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船橋大神宮の奉納相撲は、戦後の混乱を脱した昭和25年(1950)に再開され、一時中断があったあと昭和54年(1979)に復活。その後四半世紀を迎え、今年は土俵を新調したとのことで、伝統の奉納相撲を幾久しく伝えていこうという意気込みが感じられた。 |
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土俵の清祓いの神事 |
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アマチュア相撲を取り仕切る日本相撲連盟は、パンツの上にまわしを締めてもよいとしているが、船橋大神宮の奉納相撲は、国技の伝統にしたがい、女子以外は直接肌にまわしを締めさせている。大会の説明の中で、「褌(ふんどし)を締めて相撲を取る」という言葉が紹介され、子供たちは相撲まわしも「ふんどし」と呼ぶことをおそわった。 |
パンツの上にまわしを締めるなら参加するという学校もあるという。しかし、伝統文化を損なう申し出には一切応じないという。船橋の人々が400年もの昔から受け継いできた国技の相撲をかたくなに守っていることに感動した。 |
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まわしを締める順番を待つ子供たち |
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相撲をとる子供たちは、テントでできたまわし小屋で、氏子青年会のおじさんたちにまわしを締めてもらった。まわしには「船橋大神宮氏子青年会」の表示がある。相撲クラブの子供たちは、自前のまわしを持参していた。 |
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今年の参加者は小学3年生から6年生までの139人で、その中に女子が11人いるという。女子はこのテントの左の部屋で、短パンの上からまわしを締めてもらっていた。数が多いので、ボランティアのおじさんも汗だくだった。 |
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四 股 |
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この日は終日晴天に恵まれたが、11月下旬の気温となったため、風邪を引かないよう、まわしの上に体操服などを着こんでいた。相撲クラブのメンバーは四股を踏んだりして、準備体操に余念がなかった。 |
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開会式 |
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午前9時から土俵上で開会式が始まった。土俵の清祓いの神事と国旗掲揚のあと、森晄一・奉納相撲執行委員長の挨拶にはじまり、千葉博・宮司、海老原勇・氏子総代会長、小石洋・船橋市議会議長などの挨拶があった。 |
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優勝旗返還 |
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来賓挨拶 |
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市議会議長は、挨拶の中で、昔は小学校で予選会があり、それに勝った者しか奉納相撲に出場できないという狭き門で、自分は相撲が弱くて一度も出場できず、悔しい思いをしたという話をされた。国技として男子生徒がみんな相撲を取っていた昔を懐かしんでおられた。 |
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木漏れ日の下で選手宣誓 |
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相撲の礼儀作法 |
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初体験の子もいるようで、「相撲は礼に始まり礼に終わる。最初の礼は鍛えて下さいという意味の礼で、終わりの礼は有り難うございましたの礼である。蹲踞(そんきょ)のときは姿勢を正し、見合いから立合いまで相手の目をよく見ること。」など、相撲の礼儀作法の説明があった。 |
優勝旗返還と選手宣誓に続いて禁じ手の実演と準備体操があり、いよいよ競技が始まった。 |
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準備体操 |
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