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平成騎馬隊(京都府警/中央は婦人警官) |
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葵祭は、6世紀に天皇が下鴨、上賀茂両神社に勅使を送って五穀豊じょうを祈ったのが始まりとされる。合わせて両神社に仕えた皇女・斎王(さいおう)ももうでたといい、源氏物語や枕草子にも葵祭が登場する。 |
祭儀は、宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の三つからなるが、現在宮中の儀は省かれ、路頭の儀と社頭の儀だけが行われている。 |
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牛車(ぎっしゃ) |
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祭の見どころは、路頭の儀(行列)で、勅使(ちょくし)をはじめ、検非違使(けびいし)、内蔵使(くらづかい)、山城使(やましろつかい)、牛車(ぎっしゃ)、風流傘(ふりゅうがさ)、斎王代(さいおうだい)など、平安貴族そのままの姿で列をつくり、総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台の風雅な王朝行列が京都御所を出発、下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かう。その道のりは8kmに及ぶ。 |
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内蔵寮史生(くらりょうのししょう) |
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フタバアオイ |
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資料 |
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賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年(元禄7年)に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿(だいりしんでん)の御簾(みす
すだれ)をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉(くぶ)者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになったからだという。使用される葵はフタバアオイで、毎年両神社から御所に納められる。 |
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フタバアオイ 二葉葵・双葉葵 Asarum
caulescens |
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ウマノスズクサ科の多年草。山地の林下に生える。地下茎から出る短い地上茎に2枚の心臓形の葉をつける。茎の先端に葉を2枚対生するのでこの名前がついた。 |
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春に紅紫色鐘状の花をつける。古来、賀茂神社の葵祭に用いた。賀茂葵(かもあおい)、かざしぐさ、日陰草、二葉草、両葉草(もろはぐさ)。夏の季語。 |
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徳川家の家紋はこの葉を3枚組み合わせたもの。 |
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風流傘(ふりゅうがさ) |
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2002年の路頭の儀は、戦中・戦後の中断を経て、行列が復活して50回目。行列は、曇り空のなか、予定通り5月15日午前10時半、京都御所・建礼門(けんれいもん)を出発。平安時代の装束をまとって都大路を進む王朝絵巻さながらの行列が、沿道の約3万8000人(京都府警調べ)を魅了した。残念ながら雨のため下鴨神社から先は中止となってしまった。 |
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本 列 |
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