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2006年2月4日改訂

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2006年2月4日作成

今町組の泰平踊り

今町組の泰平踊り(飫肥城下まつり/宮崎県日南市)

飫肥城下まつり

今町組

本町商人通りのパレード
 今町保存会(鶴組)の泰平踊りは、二日目の10月16日(日)に本町商人通りのパレードで披露された。今町保存会の侍の着流しは紫、奴は黒。着流しの家紋は伊藤家の最初の家紋である庵木瓜(いおり・もっこう)
今町組の泰平踊り

今町組の泰平踊り1

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飫肥泰平踊りおびたいへいおどり
 飫肥の泰平踊りは、元禄の初めより伝わる郷土舞踊で、かつては飫肥藩の一大行事として旧暦7月の孟蘭盆(うらぼん)に催された格式ある踊りで、今日に至るまで完全な形で伝承されている珍しい芸能である。

今町組の泰平踊り 2

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 初めは町衆によって踊られていた盆踊りであったが、宝永4年(1707)、対立していた島津藩と和解したことを祝って武士にも盆踊りへの参加が許された。

侍・奴ともに背中の帯の結び方が独特である。

今町組の泰平踊り 3

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鶴と亀
 踊りは「鶴」と「亀」の二流あり、姿勢の高低によって泰平の世の象徴である鶴と亀をあらわしている。「鶴」は鶴のように腰が高く動きの切れが良いことから、「亀」は腰が低く動きが柔らかいということからきており、今町保存会が鶴組、本町保存会が亀組として、「鶴」と「亀」を継承している。

今町組の泰平踊り 4

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武士と奴
 踊り手は元禄風の武士姿と奴姿で、約20人の武士姿は長くて太い朱紐を下げた深編笠に面をつつみ、羽二重(はぶたえ)・熨斗目*(のしめ)の着流しに大刀を落とし差し、白足袋の草履を履き、腰に印籠を下げ、扇子を手にした元禄の伊達姿である。舞の手はすべて武芸十八般**をかたどっているという。
*熨斗目(のしめ):江戸時代、武家が小袖の生地として用いた練貫(ねりぬき)(生糸を経たて、練糸を緯よことして織った絹織物)。
**武芸十八般:18種目の武芸。日本と中国、または時代によって異なるが、一般に日本では弓術・馬術・槍術・剣術・水泳術・抜刀術・短刀術・十手術・しゅりけん術・含針術・薙刀術・砲術・捕手術・柔術・棒術・鎖鎌術・もじり術・隠形しのび゙術をいう。
今町組の伴奏方

今町組の伴奏方

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鶴 組

 
   鶴組は、鶴のように腰が高く動きの切れが良いというとおり、優雅な中にも武芸十八般を織り込んだ動きが随所にみられる。一団で踊り歩く姿は、真に優雅で荘重である。

今町組の泰平踊り 5

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今町組の奴

 

武士姿の泰平踊りの後には奴の一群がパレード。鉢巻から鼻緒まで赤と黒の二色で統一した粋な衣装である。

今町組の奴集団

今町組の奴集団

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本町商人通りをパレードする今町・鶴組

本町商人通りをパレードする今町・鶴組

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