夫婦岩注連縄張り（和田フォト）

海中禊

夫婦岩

御神酒

注連縄

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二見夫婦岩しめ縄張り神事

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ちばあきお

下関市豊北町二見

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	2005年1月2日（日）、長門（ながと）の国、山口県下関市豊北町で、夫婦岩（めおといわ）注連縄張り（しめなわはり）が行われた。

	下関市豊北町しものせきしほうほくちょう
	豊北町は山口県の西端に位置し、面積約169K㎡、人口1万3千人余りで、農林水産業を主体とした美しい自然環境に恵まれた町である。
	以前は山口県豊浦郡に属していたが、2005年2月13日に下関市と合併し、現在は下関市に属している。

	新春の風物詩
	毎年正月二日、豊漁と海上安全を祈り、地元二見の男たちが褌一丁の裸形になり、厳寒の日本海で身を清め、大注連縄（おおしめなわ長さ約30m、重さ約120kg）を張り上げる光景は、海に生きる男たちの勇ましさを感じさせる新春の風物詩である。

二見港

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二見若宮神社ふたみわかみやじんじゃ

の神事

　この注連縄張りは、約160年前から行われてきた行事で、地元の氏神を祀る二見若宮神社の新年恒例の神事である。現地へは、JR山陰本線長門二見（ながとふたみ）駅下車、徒歩15分。豊北町漁業協同組合二見支所が窓口となっている。（Tel0837-82-1003）

夫婦岩降口の案内板

注連縄しめなわ

作り

　神事当日の朝７時から二見港の道路で大きな注連縄作りが始まった。地元の年寄りたちのほか、行事に参加する人も混じっている。赤ジャンバーの人が指導者で、製作時間は２時間ほどだった。

１　荷作り用の藁縄（ヤーン）から三本の小縄（ストランド）をつくる

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２　藁縄（ヤーン）を

撚よ

り合わせて小縄（ストランド）を作る

３　藁で十二下りの房を作る

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４　二本の小縄（ストランド）を撚り合わせる	５　細いワイヤーを撚り込む

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６　三本目の小縄（ストランド）を撚り込み縄（ロープ）を作る	７　縄にワイヤーで房を下げて注連縄の完成

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海中禊かいちゅうみそぎ

　完成した注連縄をトラックで1km先の夫婦岩のそばに搬送したあと、午前９時40分頃から白鉢巻に白晒木綿の六尺褌を前垂れ式に締めた男衆12人が浜に降りて円陣を組み、気合いを入れたあと海に入って身体を浄めた。

円陣を組み、いざ出陣！

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響灘ひびきなだ

に入る

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	元旦は雪が降ったが、この日は比較的穏やかな天候に恵まれた。それでも正月の日本海・響灘は身を切るような冷たさで、見ているだけでも寒くなるほどだった。

磯波の中の禊

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海中の禊

夫婦岩波寄す磯の寒の垢離　　北舟　　

荒波の洗礼！

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海中禊

夫婦岩

御神酒

注連縄

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二見夫婦岩しめ縄張り神事

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ちばあきお


拡大写真（1200x800）203KB	夫婦岩波寄す磯の寒の垢離　　北舟	2005年2月27日作成

夫婦岩注連縄張り（二見若宮神社/山口県豊浦郡豊北町）