たこ舞神事（藁蛸）

〈 2001年〉

〈 2004年〉
大注連		藁蛸		丸梁


	六尺褌ろくしゃくふんどし
	午後２時半頃大注連神事が終わり、氏子たちは社務所で裸になり、お互いに手伝って褌を締めはじめた。全員、六尺褌を前垂れ式に締めていたが、横褌（よこみつ）を何重にも重ね、相撲まわしのような締め方だった。

走って舞堂に向かう

舞堂に入る

籤　引くじびき

　舞堂に入った氏子たちは、「七十一」などと番号が書かれた籤を引いた。蛸舞式神事の後で賞品やお守りがもらえるという。

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蛸舞式たこまいしき

神事

　いよいよ蛸舞式神事が始まった。褌一丁の氏子たちは板間で車座になり、藁でつくった蛸を持った男が中央に進み、神聖な神楽囃子が流れるなか、12人の氏子たちが押し合いながら男を何度も担ぎ上げる。

車座をつくる

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胴上げ開始

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	藁蛸わらだこ
	藁の蛸を掲げ持った男は、立ったままの状態で、男たちに抱えられ、胴上げのように上下される。蛸の足の８本にちなみ、８回天井に突き上げられる。そのたびに藁蛸は海中で舞っているかのように揺れ動く。


	里の秋藁蛸練りの裸衆　　北舟

さとのあきわらだこねりのはだかしゅう

藁蛸わらだこ

の舞い

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	舞堂の中で押し合うのは、海が荒れている様子を表し、藁の蛸を持った男を担ぎ上げるのは、海が静まった様子を表現しているのだという。男たちは息を切らせながら、このパフォーマンスを４回繰り返した。

藁蛸を翳す


	舞堂は、全周が格子窓になっていて、外から中を覗くことができる。中に入れたのは、ＮＨＫの取材班だけで、神事関係者以外は、格子窓から中の様子をのぞき見することになる。

一息つく

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〈 2001年〉

〈 2004年〉
大注連		藁蛸		丸梁