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氏子らが舞堂に入る前に、境内では宮司らによる神事が執り行われる。 |
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舞
堂
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蛸舞式神事が行われる舞堂 |
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舞堂(神楽殿かぐらでん)に入った宮司たちは、大注連(おおしめ)神事を執り行う。
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お祓いをし、祝詞(のりと)を上げたあと、凧糸のついたカラフルな八本足の蛸のようなものを上げ下げする。
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蛸が海から現れた様子をあらわしているのだろうか、とても不思議な神事である。
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聞けば、この蛸のようなものが大注連(おおしめ)で、60cm四方の小障子のようなものに五色紙幣、扇子(せんす)、麻(お)一筋、緋金巾(ひかねきん)を結びつけ、これに神霊を迎えて本殿から舞堂に遷行したもので、ズバリ、祭神の舞なのであった。これに続くのが祭神を助けた大蛸による蛸舞式神事で、フィナーレを飾る。
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いよいよ主役の氏子達の登場である。全員お神籤を引いたあと、本番が始まった。
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藁でつくった蛸を持った一人の若者が舞堂の中央に進み、神聖な神楽囃子が流れるなか、大勢の裸の氏子達が押し合いながら若者を何度も担ぎ上げる。
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若者は、立ったままの状態で、胴上げのように何度も上下される。
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舞堂の中で押し合うのは、海が荒れている様子を表し、藁の蛸を持った氏子を担ぎ上げるのは、海が静まった様子を表現しているのだという。
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そして、いよいよ一人の願主(ねがいぬし)が丸梁(まるはり)に上り、腹這いになって梁のまわりを回転しはじめる。落下しないように梁に抱きつき、下にいる氏子達が願主を押し上げて、回転を助ける。これを何度も繰り返す。全員汗びっしょりとなる。 |
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