冬海の水仙畑（灘黒岩水仙郷）（和田フォト）

灘黒岩水仙郷

灘黒岩水仙郷

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水仙ランド

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水仙の道

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呼鳥門

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南光優

灘黒岩水仙郷なだくろいわすいせんきょう

　2007年１月23日（火）、バスツアーを利用して水仙の日本三大群生地の一つとして知られる兵庫県南あわじ市（旧南淡町）の灘黒岩水仙郷に行った。

　淡路島の最高峰・諭鶴羽山（ゆづるはやま）（608m）から海に続く45度の急斜面・約７haに500万本の日本水仙が自生する。道路の案内板によっては黒岩水仙郷や灘水仙郷とも表記されている。

南あわじ市の案内板

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鳴門なると

海峡

　南あわじ市の四国側には鳴門の渦で知られる鳴門海峡があり、急流で泡だっていた。現在は、明石海峡とともに高速道路が走る立派な橋がかかっており、淡路島は車でいつでも行ける陸続きとなっている。

鳴門海峡の潮流　2007.1.27

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寒の潮鳴門の瀬戸の迸る　北舟

かんのしお　なるとのせとの　ほとばしる


	水仙といえば、わが郷里・福井の県花だが、淡路も３大群生地の一つといわれるだけあってとても見事で、ちょうど良い時期に行くことができた。暖冬の影響か、梅も咲き始めており、昨年より２～３週間早いという。

灘黒岩水仙郷


	灘黒岩水仙郷の水仙は、まだ淡路島が徳島藩の領地であった1820年代頃、付近の漁民が海岸に漂着した球根を山に植えたのが繁殖し、広がっていったものといわれている。

太陽に向かって咲く水仙

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	そのお陰で、毎年早春の開花期になると、兵庫県内のみならず、大阪府や徳島県、奈良県、京都府など近在の近畿・四国各府県から大勢の観光客が訪れる一大名所となっている。

急崖きゅうがい

の

水仙すいせん

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	ニホンスイセン
	花は一重咲きの野生の二ホンスイセンが中心で、わずかに八重咲きの花も混じり、１月を中心に12月下旬から翌年の２月下旬にかけて付近一帯は甘い香りに包まれる。

水仙の花の説明


	スイセンは多年草の球根植物で、鱗茎（りんけい）から長さが20～30cmの数枚の扁平な線形葉を出す。早春に叢生（そうせい）する葉の中央部から花茎（かけい）を長く出し、その先に苞（ほう）がつき、中に直径３cmくらいの芳香（ほうこう）のある白色の花を横向きに数個つける。

瀬戸内海に咲く水仙

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	花には２～３cmの柄（へい）があり、横方に伸びた長い花冠（かかん）筒部の先に、がく３枚と花びら３枚からなる６枚の花被（かひ）がつく。その中央には黄色の盃（さかずき）状の副花冠（ふくかかん）があり、雄しべ６本、雌しべ１本がつく。種子ができないので、増殖は卵状球形で外皮が黒色の鱗茎（りんけい）の株分けとなる。

日当たりの良い水仙畑

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水仙花南あわじの崎日和　北舟

すいせんか　みなみあわじの　さきびより


	ヒガンバナ科ナルシッサス属の水仙は、アジア中部～地中海沿岸が原産地。別名は、雪中花、長寿花、日本水仙、金盞銀台（きんさんぎんだい）、黄水仙、芳香水仙など、種類により様々な呼び方がある。俳句では冬の季語。

瀬戸の白梅

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	急斜面に群生するレモンイエローの水仙は、コバルトブルーの海の色に映え、まばゆいばかりの光景が広がる。

白梅と水仙

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	温暖な瀬戸内に安住の地を得た水仙はこれからも更に勢力を広め、訪れる人々の心を慰めてくれることだろう。

南面に咲く水仙の群落

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水仙の咲きのぼりたる磯つ鼻　北舟

すいせんの　さきのぼりたる　いそつばな

急斜面の水仙

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灘黒岩水仙郷

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水仙ランド

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水仙の道

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呼鳥門

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南光優

拡大写真（1400x954）424KB	水仙花南あわじの崎日和　　北舟	2007年2月19日作成

瀬戸内海に咲く水仙（冬海の水仙畑）