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国指定史跡の高遠城址公園で可燐(かれん)な花を咲かせるタカトオコヒガンザクラは「天下第一の桜」と賞され、昭和35年(1960)に長野県の天然記念物の指定を受け、日本さくらの会の「さくら名所百選」に選ばれている。
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満開のタカトオコヒガンザクラ |
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拡大写真(1400x1050)585KB |
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タカトオコヒガンザクラは、エドヒガンザクラとマメザクラ(キンキマメザクラ)の中間種(交配種)で、花はヒガンザク
ラに、葉はマメザクラに似ている。花の形はやや小ぶりで赤味を帯びている。 |
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拡大写真(1400x1050)152KB |
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北口から入るとそこは二の丸で、空堀に架かる桜雲橋を渡ると本丸に至る。橋の本丸側に問屋門があり、この風景が高遠の原風景として全国に知られる。問屋門は、町部の問屋(西高遠の本町、現福祉センター付近)にあったものを昭和30年(1955)ころ町が個人から買い取って移築したものという。 |
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パノラマ写真(1600x860)414KB |
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高遠町桜憲章は、昭和54年(1979)に制定された。いかにも桜の里にふさわしい取り組みで、内容も素晴らしい。
「わたくしたちが遠い祖先から受け継いできた、三峰川水系県立公園地内にある国の指定史跡、高遠城跡一帯に群生する長野県天然記念物「コヒガンザクラ」の樹林を中心に、町内各所に点在するコヒガンザクラの貴重な財産を後世に継承するため、適切な管理のもとに保護育成する必要からここに桜憲章を制定する。」 |
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パノラマ写真(1400x1200)582KB |
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「桜は、日本を代表する花であり、また高遠町のシンボルでもある。桜を愛する心は、人を愛する平和の心のあらわれであって、桜を愛することを通じて、すべての人間の友情の輪が拡がると共にその心が尊ばれる。
桜は、人の生活の中に育ち、人の心にさまざまな良い感化を与え、文学、学術、鑑賞及び自然科学的な考察の糧となり、人に重んぜられると共に、人に愛せられる。
桜は、調和のとれた自然の中で保護育成され、十分な管理によってのみ子々孫々まで伝えられる。」 |
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パノラマ写真(1400x1150)538KB |
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山城である高遠城の壕は全て空堀(からぼり)として設計されている。桜雲橋が架かる空堀の東西には小さな池(水溜まり)があり、満開の桜花がその一瞬の姿を水面に留めていた。
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水芭蕉の花 |
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桜雲橋が架かる空堀周辺は、見事な桜で覆われていた。枝分かれした桜が多く、クネクネしており、まるで蛸が踊っているような雰囲気である。まさに dancing cherry trees
で、見ているだけでも気分がウキウキしてくる。 |
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パノラマ写真(2000x945)638KB |
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空を覆うコヒガンザクラ |
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拡大写真(1400x1050)575KB |
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観桜期間中、ミツワエアサービスに予約すると高遠城址公園上空のヘリコプター遊覧が体験できる。臨時ヘリポートから往復7kmの「お花見コース」と、14kmを周遊する「特別コース」の2コースあり、満開の公園や南アルプスの仙丈ヶ岳や中央アルプスの木曾駒ヶ岳などを臨むことができ、天気が良ければ伊那谷が一望できる。この日は中日新聞の取材ヘリが低空飛行していて爆音が気になったが、遊覧ヘリコプターは、規定の高度を守っているので、爆音で迷惑をかけることはないという。
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拡大写真(1400x950)485KB |
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