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  Wa☆Daフォトギャラリー 特集!旅紀行Q

2013年9月26日改訂

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♪Aloha Is The Word - Ha'a Hula - Mauna Kea - Faliu Le La

夏の山ハレマウマウの女神見ゆ   北舟

 

Summer mountain, looking the goddess of Halema'uma'u.

2013年7月21日制作

噴煙を上げるハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ

パノラマ写真(4000X2200)1.23MB

噴煙を上げるハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ(ハワイ島)
星条旗

ハワイの旅/前編

 感動のハワイ島

キラウエア

ハワイ島の地図

ハワイ島の地図

拡大写真(2000X2000)714KB 地球の歩き方
  ▲▼ 昼食後、ツアー最大のハイライト・キラウエア Kīlauea (1,247m)を観光した。ヒロからキラウエアへは、ママラホア・ハイウェイ Mamalahoa Hwy (11号線・ハワイ・ベルト・ロード)を南下すればよく、車で40〜50分で行ける。  
キラウエア火山のマップ / ハワイ火山国立公園
キラウエア火山のマップ / ハワイ火山国立公園

パノラマ写真(2400X1150)757KB

サーストン溶岩トンネル  Turston Lava Tube
  ▲▼ 最初にハワイ火山国立公園にあるナフク Nāhuku と呼ばれるサーストン溶岩トンネルを見学した。原生林の中に突如現れたこの神秘的な洞窟はキラウエアから流れ出たドロドロの溶岩の外側が冷えてまだ熱い溶岩がその中を流れ出て生まれたトンネルで、自然が生んだ不思議な造形物である。近年、パワースポットとして人気が高い。  
サーストン溶岩トンネル「ナフク」 / ハワイ火山国立公園 2013.06.18 13:25

サーストン溶岩トンネル「ナフク」 / ハワイ火山国立公園 2013.06.18 13:25

拡大写真(2400X1800)1.04MB

  ▲▼ 駐車場から案内標識に従って1周1km足らずの山道を歩く。20分ほどで帰ってこれる。まわりは、ニュージーランドでも体験した巨大なシダが生い茂る原生林である。
シダの生い茂った山道を行く  13:26

シダの生い茂った山道を行く  13:26

拡大写真(2000X1500)1.27MB

ナフクの入口 13:28

ナフクの入口 13:28

拡大写真(2000X1500)875KB

  ▲▼ ナフクの入口には簡易な橋がかかておりそれを渡って溶岩トンネルの中に入るトンネルの長さはざっと100mほど暗いので照明が点っているが湿度が高くときおり水滴が落ちてくる。至る所に水たまりがあるので、よけながら進む。
活火山の溶岩トンネルに入る 13:31
活火山の溶岩トンネルに入る 13:31

拡大写真(2400X1800)1.26MB

自然にできた溶岩トンネルの内部 13:33
自然にできた溶岩トンネルの内部 13:33

拡大写真(2400X1800)1.07MB

  ▲▼ 以前は溶岩鍾乳石が形成されていたというが、日本のように厳格な管理が行われなかったせいか、観光客が持ち去ったらしく、今では見られなくなっているのが残念。
カーブしている溶岩トンネル
カーブしている溶岩トンネル

拡大写真(2400X1800)1.19MB

  ▲▼ トンネルの天井から垂れ下がっているのは、シダ植物の根っ子らしい。岩をも穿つ旺盛な生命力に脱帽するトンネルの出入口には、太陽光が届くので緑色の苔が生えている死の世界そのものだった溶岩の中も、長い年月をかけて生命が芽生えている。
出口が見えてきた 13:36
出口が見えてきた 13:36

拡大写真(2400X1800)982KB

ハワイ島の歌マウナ・ケア  Mauna Kea

● この頁に流れるBGMは、Aloha Is The Word - Ha'a Hula - Mauna Kea - Faliu Le La の4曲である。 3曲目の Mauna Kea は、前頁で紹介したハワイ島最高峰の白山マウナ・ケア(4,205m)を歌ったもの。
出口の階段をのぼる 13:37
出口の階段をのぼる 13:37

拡大写真(2400X1800)1.12MB

至る所に上がる噴煙 / キラウエア東稜

至る所に上がる噴煙 / キラウエア東稜

拡大写真(2400X960)446KB

  ▲▼ 溶岩トンネルの見学後、バスは、キラウエア・カルデラ Kīlauea Caldera の東稜から西進し、北部に位置するキラウエア・ビジター・センター Kīlauea Visitor Center やキラウエア・ミリタリー・キャンプ Kīlauea Military Camp (米軍キャンプ)のそばを通ってジャガー博物館 Jaggar Museum の駐車場に着いた。
   東稜通過中は、写真上のように至る所に小規模な噴煙が見られ、キラウエアは、現在も活発な活動を続けている危険な活火山であることを実感した。  
↓入口
ジャガー博物館駐車場に着いたジャックス・ツアーズのバス
ジャガー博物館駐車場に着いたジャックス・ツアーズのバス

拡大写真(2000X1200)391KB

ジャガー博物館  Thomas A. Jaggar Musium
  ▲▼ ジャガー博物館は、キラウエア・カルデラの北西部に建つミニ博物館で、南方に噴煙を上げるハレマウマウ火口 Halema'uma'u Crater を見ることができる展望台が素晴らしく、毎日、大勢の観光客が訪れる。  
ジャガー博物館と展望台 13:56
ジャガー博物館と展望台 13:56

パノラマ写真(2600X1100)538KB

キラウエア  Kīlauea
  ▲▼ 山域全体がハワイ火山国立公園と世界自然遺産に 指定されているキラウエア火山(1,247m)は、ハワイ島の同じ形式の5つの盾形火山 Shield volcano のひとつで、ハワイ島で最も大きなマウナ・ロア Mauna Loa (4,169m)の南東部側面に位置している。ハワイ語の Kīlauea は山から頻繁に吹き出す、多くまき散らすという意味キラウエア火山は、ハワイ諸島を作り出してきた火山の中で現在最も活発に活動しているが、火山活動の中心はハワイ島の南東沖にあるロイヒ海底火山に移りつつあるという。  
展望台から南方に見えるキラウエア・カルデラ 14:05

展望台から南方に見えるキラウエア・カルデラ 14:05

パノラマ写真(4000X2000)529KB

ハレマウマウ火口  Halema'uma'u Crater
  ▲▼ キラウエア・カルデラ(4km x 3km) Kīlauea Caldera の中で盛んに噴煙を上げているのが直径900m深さ85mのハレマウマウ火口である。この場所には、火の神 ペレ Pele が住むといわれ、ハワイの人たちにとって、とても神聖な場所となっている。  
   長年にわたり、ハレマウマウ火口からの噴火はなかったが、2008年3月19日、水蒸気爆発とみられる爆発により周囲に噴石や火山灰を降らせ、同火口の展望台をはじめ、ジャガー博物館やクレーター・リム・ドライブの一部が立入禁止とされた。その後も同火口からの噴煙と火山灰の噴出が継続している。  

夏の山ハレマウマウの女神見ゆ  北舟

なつのやま はれまうまうの めがみみゆ

Summer mountain, looking the goddess of Halema'uma'u.

噴煙を上げるハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ

噴煙を上げるハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ

パノラマ写真(4000X2200)1.23MB

  ▲▼ キラウエア火山は、20世紀中に45回の噴火が記録されている。1983年1月にプウ・オオ火口から始まった噴火は、幾度かの活動の不活発化はあるものの28年間続き、2011年3月初旬から更にに活発化している。
ハレマウマウ・クレーターの説明板 1/3

ハレマウマウ・クレーターの説明板 1/3

拡大写真(2400X1450)545KB

  ▼ ハレマウマウ火口の噴煙は、北東から年中吹いている貿易風 Trade Wind に流されて、常に南西の方向に流されているそのため、ジャガー博物館から南側の火口に最も近いクレーター・リム・ドライブ Crater Rim Drive (クレーター周回道路)は、閉鎖されている。また、かつては、カルデラ内に設けられたトレイル Trail (遊歩道)を歩いてハレマウマウ火口まで行って火口の中を覗けたが、トレイルも危険があるために完全閉鎖されている。  キラウエア火山の観光ガイド  アロハ瓦版  
女神ペレが眠るハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ

女神ペレが眠るハレマウマウ火口 / キラウエア・カルデラ

拡大写真(2600X2300)921KB

  ▲▼ 昼間は、白い噴煙しか見えないハレマウマウ火口だが、夜になると、同じこの展望台からクレーターの中で真っ赤に煮えたぎる溶岩を見ることができるため、星座ウォッチングと組み合わせた夜の観光ツアーもある。写真下は、そのツアーで撮影されたもの。  
ハレマウマウ火口の夜景 / キラウエア・カルデラ

ハレマウマウ火口の夜景 / キラウエア・カルデラ

拡大写真(2400X1600)168KB

真っ赤な溶岩キラウエア火山と満天の星ツアー

  ▲▼ キラウエア火山は世界一安全な火山といわれている。岩石は玄武岩質であり、1983年の大噴火などの例を除き、大抵は爆発的な噴火ではなく、 粘度が低く流動性の高い溶岩を流出するタイプの盾型火山である。  
   そのため、斜面がなだらかで、盾を伏せたような形となっている。激しい噴火は滅多になく、ほとんどの噴火が溶岩噴泉から溶岩流が供給されるハワイ型である。  
   典型的な噴火では、始めに数kmにおよぶ割れ目火口が開き、それに沿って溶岩噴泉がいわゆる「炎のカーテン」「炎の泉」として起こる。(写真下) 通常の場合、活動は数日後に一つの噴火口へと収束していく。  
ハレマウマウ・クレーターの説明板 2/3

ハレマウマウ・クレーターの説明板 2/3

拡大写真(2400X1500)740KB

   1983年以来、24年間に亘り、東地溝帯にあるプウ・オオ火口から溶岩が流れ出ていたが、2007年に同火口の火口壁が崩落した影響で火口からの流出は止まった。現在は近くの裂け目から溶岩が流出しているが、流出した溶岩は粘度が低いため、最初地表を伝い、表面が冷え固まった後も地下の溶岩チューブなどを伝って流れ続けている。  
崩落するハレマウマウ・クレーター

崩落するハレマウマウ・クレーター

拡大写真(2600X1950)1.32MB

  ▼ 東地溝帯 East Rift Zone は、キラウエアの東部に現れた地中の溝で、特にハワイの盾型火山に見られる特徴だという。地溝帯のせいで、火山は山頂だけでなく、山腹においても噴火したり地表の割れ目から溶岩を噴出させる。キラウエアでは、東部に地溝帯が走り、噴出した溶岩の一部は海にまで達する。  
ハレマウマウ・クレーターの説明板 3/3

ハレマウマウ・クレーターの説明板 3/3

拡大写真(2400X1300)602KB

  ▲▼ 1983年以来、一時期を除き一部の個所で海に溶岩が流れ落ちており、少しずつ海岸線を押し広げている。ハワイ火山観測所 Hawaiian Volcano Observatory の資料によると1986年から2007年までに169Ha(1.69km2)の新たな陸地が誕生したという。  
キラウエアの溶岩流を捉えた特殊画像
キラウエアの溶岩流を捉えた特殊画像

拡大写真(1440X1670)166KB

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  ▲▼ 写真上下は、キラウエアの東地溝帯から噴出した溶岩が東部の海岸に流れ出ている様子を示したもので、上は、特殊画像で溶岩流の広がりを捉えたもの。下は実際に溶岩が海に落ちる瞬間を撮影したもの。いずれも貴重な資料である。  
   東地溝帯の活動の様子はチェーン・オブ・クレーターズ・ロード Chain of Craters Road から見ることができるが、今回は時間がないので、展望台だけの観光となった。  
海に流れ落ちる溶岩

海に流れ落ちる溶岩

拡大写真(2000X1500)284KB 画像資料

アメリカ国立公園局職員による噴石の説明/ジャガー博物館 14:15

アメリカ国立公園局職員による噴石の説明/ジャガー博物館 14:15

拡大写真(2400X1800)735KB

  ▲▼ ジャガー博物館では、アメリカ国立公園局職員が噴石の説明を行っていた。英語で、専門用語が混じるので、ちょっと難解だった。 アメリカ国立公園局  
   館内には、キラウエア火山 Kīlauea Volcano から生成された様々な噴石が展示されていた。説明 カードには次のように書かれていた。
 
 ハレマウマウ火口の壁の僅か15mの割れ目やフットボール競技場よりも広い火口や噴出口から生まれた生成物。キラウエア火山の驚異は、人々を夢中にし、エキサイトさせる。(和田訳)
 
キラウエア火山の様々な噴石

キラウエア火山の様々な噴石

拡大写真(2400X1300)474KB

  ▼ 館内には、南方から双胴カヌーでやってきたポリネシア人のハワイ発見の様子が展示されていた。ハワイへの移民がテ・ヘヌア・エナナ(マルケサス諸島)から行われたとの説は、ホノルルのビショップ博物館で活躍するポリネシア考古学の権威・篠遠喜彦(しのとう・よしひこ)博士(1924-)の説で、定説になっている。  
   パネルは、「ハワイ発見」と題し、次のように説明されており、女神ペレの住む火を噴くハワイ島は、住むには最も厳しく、 移民最後の定住地だった。
 
 ポリネシア人たちは、星や風向など自然の要素を彼らの道しるべとして使い、見事に広い太平洋を渡ることに成功した。定住してハワイ原住民となった人々の社会は、豊かなハワイの島々で繁栄していった。険しくて人を寄せ付けそうにないこの溶岩に被われたペレの島は、ハワイで定住することのできる最後の島だったといわれている。(和田訳)
 
ポリネシア人によるハワイ発見の様子を想像したパネル

ポリネシア人によるハワイ発見の様子を想像したパネル

拡大写真(2400X1420)609KB

ペレ  Pele
  ▼ ペレ Pele は、ハワイに伝わる火山の女神。ペレホヌアメア(「聖なる大地のペレ」の意)、ペレアイホヌア(「大地を食べるペレ」の意)、ペレクムホヌア Pele-kumu-honua 「大地の源」の意)という呼び名でも知られている  
    ハワイの神々の中では最も有名で、炎、稲妻、ダンス、暴力などを司るという。美しく情熱的だが気の荒い女性で、嫉妬や怒りから人々を焼き尽くすこともある荒ぶる神で、畏怖の対象とされている。  
   また、ペレの好物とされる特定の食物(オヘロと呼ばれる野苺の一種など)を食べることは、カプ(ハワイ語でタブーの意)として固く禁じられている。  
ハレマウマウ火口に眠る女神ペレとマロ(褌)姿の男性を描いた絵 / ジャガー博物館

ハレマウマウ火口に眠る女神ペレとマロ(褌)姿の男性を描いた絵 / ジャガー博物館

  ▲▼ ペレの出自については諸説あるが、一般的には大地の神ハウメアと天の神カネホアラニの子とされる。鮫の王カモホアリイ、海の女神ナマカオカハイなど、多数の兄弟がいるという。  
   もともとは南の島(タヒチともサモアともいわれる)に生まれ育ったが、天啓によって海を渡りハワイの最北端にあるニイハウ島へとやってくる。ペレは、父に命ぜられたため、生まれたばかりの卵を持って行ったが、その卵から生まれたのが妹の女神ヒイアカである。彼らはカウアイ島、オアフ島、マウイ島を経て、ハワイ島のキラウエア火山の火口にようやく落ち着いた。 ハワイの神話と伝説  
この絵もペレの作品

この絵もペレの作品

  ▲ 旅の理由には、他にも「火事を起こしたため神の国を出された」「姉の夫を誘惑したため姉に追われた」「洪水によって転地せざるを得なくなった」「ハワイへの強い憧れにかられた」など諸説があるという。  
ハレマウマウ火口をバックに記念写真

ハレマウマウ火口をバックに記念写真

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マウナ・ロア  Mauna Loa
  世界最大の楯状火山であるマウナ・ロア山(マウナ・ロアさん)は、ハワイ島を形成する5つの火山のうちのひとつで、マウナ・ロアとは、ハワイ語で「長い山」の意。山頂にはモクアウェオウェオ Mokuaweoweo (3km x 5km)と呼ばれるカルデラがあり、その表面は大きく露出している。マウナ・ロア山の体積は約75,000 km3であり、地球で最も体積の大きい山である。 (富士山は1,400 km3  
マウナ・ロア(4,169m)のなだらかな稜線(南面) 14:21

マウナ・ロア(4,169m)のなだらかな稜線(南面) 14:21

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  ▼ マウナ・ロアは、有史以来、30回を超える噴火が起きているが、中でも1984年の3月から4月にかけて起こった噴火が世界的に知られている。そのときの噴火は、山頂から海抜2,900m付近にかけて北西と南東に割れ目火口が開いた。この噴火による溶岩流は、ヒロに向かって急速に流れていったが、3週間後に噴火が終わったときには、ヒロ郊外から僅か4.0kmの地点で止まっていて、ヒロは難を遁れた。  
1984年に噴火したマウナ・ロア

1984年に噴火したマウナ・ロア

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  ▼ マウナ・ロアは、標高4,205mのマウナ・ケアより35m低い高山なので冬季には雪を頂く。写真下はマウナ・ケアとマウナ・ロアの間を東西に走る200号線、通称サドル・ロードから南方に見た冠雪のマウナ・ロア(北面)である。なだらかな長い山は、まさに盾型火山の典型である。  
冠雪のマウナ・ロア(北面) / サドル・ロード(200号線)からの展望

冠雪のマウナ・ロア(北面) / サドル・ロード(200号線)からの展望

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