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和田義男

 旅紀行ジャパン

2009年7月26日改訂

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♪和楽器メドレー

 

御旅所の夜空を飾る冬花火   北舟

 
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Winter fireworks decorating the night sky of the resting place.

2009年7月23日制作

フィナーレ「御旅所の笠鉾・屋台と花火」
フィナーレ「御旅所の笠鉾・屋台と花火」(埼玉県秩父市)
世界を撮す遊び人
1,000万アクセス突破記念!
和田義男講演会

日本の祭1

日本の祭トップページ

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   「第二部 日本の祭」に入る。Wa☆Daフォトギャラリーでは伝統文化が今に息づく日本の祭を取材し、その独特の魅力を世界に向けて発信している。中でも裸祭は、日本一の豊富なコンテンツを誇っている。  
 種々の理由で伝統の祭文化が変質してしまったものや、西洋文化や異文化を取り入れた新しい祭にはカメラを向ける気にはなれない。私の審美感に照らすと、日本人の持つ感性(大和心)やアイデンティティ(日本人らしさ)を喪失した祭は、美しいとは思えないからである。
御所を出発する牛車/京都葵祭

御所を出発する牛車/京都葵祭

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   平安時代、「祭」といえば京都の葵祭だった。平成21年(2009)5月7年ぶりに京都御所に行き葵祭を激写した。写真は最新のオリンパスE-30で撮影したもので、画質は抜群に向上しているが、作品としては7年前にE-20で撮した冒頭の写真の方が良い。牛車(ぎっしゃ)の車輪が写っているからである。カメラが良くても牛車を取り囲む人の配置はどうしようもなく、運不運に見舞われる。同じ祭で何度も取材するのはそのためである。  
平安時代から盛んだった相撲/上賀茂神社烏相撲(京都)

平安時代から盛んだった相撲/上賀茂神社烏相撲(京都)

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   京都ほど伝統文化を大切にするところは他にないだろう。どんな祭でも古来より伝わる装束や作法に忠実で一点の変質も見あたらない。古都としてのプライドがそうさせるのだろうか。  
 毎年9月9日の重陽(ちょうよう)の節句に上賀茂神社で奉納される烏相撲(からすずもう)平安の昔(わらべ)たちが六尺褌を締めて相撲を取ったそのままの装束で行われている。
強引に割竹の上を滑らせて方向転換する山鉾/祇園祭(京都)

強引に割竹の上を滑らせて方向転換する山鉾/祇園祭(京都)

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   日本三大曳山祭の筆頭に数えられるのが町方(まちかた)によって催行される京都の祇園祭である。古都らしい雅な祭で、衣装にもこだわりがある。伝統の山鉾は、直進する機能しかないので、交差点で方向転換するには、割竹の上に車輪を乗せて横に滑らせる辻回しが行われる。大勢の氏子たちが引き綱を引っ張って方向転換する様子が面白い見どころとなっている。  

中近笠鉾の神門参拝/秩父夜祭(埼玉県秩父市)

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   埼玉県秩父市に鎮座する秩父神社の例大祭である秩父夜祭は日本三大曳山祭のひとつに数えられ毎年12月3日に行われるが、秩父囃子にあわせて巡行する豪華な傘鉾・屋台と囃子手の雅な衣装がとても美しい。  
 平成17年(2005)に初めて取材したが土曜日と重なり天候にも恵まれて過去最高の315,000人の人出だった。朝から晩まで1日中取材したが屋台と共に最後の団子坂に向かうと警察に規制されて立ち入ることができず夜祭最大の見せ場を撮影できないまま引き揚げた。
最後の見せ場・団子坂登坂/秩父夜祭

最後の見せ場・団子坂登坂/秩父夜祭

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   私の不完全な作品を見た地元の幸島(さしま)潔さんは、心を痛められ、平成20年(2008)の夜祭を撮影されて原画をお送りいただいた。フィナーレの団子坂登坂の写真も含まれていたので、「秩父夜祭'08」として感動写真集に発表させていただき、晴れて秩父夜祭の完全版を収録することができた。  
フィナーレの御旅所/秩父夜祭

フィナーレの御旅所/秩父夜祭

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   団子坂を登りきった先にある御旅所に勢揃いした6基の傘鉾・屋台の雪洞(ぼんぼり)提灯と冬花火が秩父の夜空を明るく染め、300年前から続く伝統の夜祭は、晴れやかに終了した。  
 秩父囃子は笠鉾・屋台の内部で演奏されるため、外からその姿を見ることができない。あくまでも黒子役であるが、録音ではなく、生演奏である。
 この笠鉾・屋台は昭和37年(1962)に国の重要有形民俗文化財に指定され、昭和54年(1979)には、秩父祭の屋台行事と神楽が国の重要無形民俗文化財に指定された。
青梅囃子を支える200人の氏子たち

青梅囃子を支える200人の氏子たち

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   平成19年(2007)5月初旬、東京都青梅市で恒例の青梅大祭が開かれ、15万人の観衆を魅了した。この年で三度目となる青梅大祭の取材には、村野公一(むらの・きみかず)さんにご紹介いただき、本町(ほんちょう)祭典委員長・齋藤愼一(さいとう・しんいち)さんや副委員長・須崎八洲治(すざき・やすはる)さんのご高配を賜り、半纏をお借りして本町の密着取材を行った。  
青梅大祭最大の見せ場/東京都青梅市

青梅大祭最大の見せ場/東京都青梅市

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  ▲▼ 青梅大祭は、山車(だし)(屋台)祭の範疇に入るもので、かつて天下祭で使われていた江戸型屋台を青梅の商人たちが購入し、青梅祭として完成させたもので屋台の上で演奏する青梅囃子にあわせて仮面をかけた踊り手が愉快に踊るさまを見るのが楽しい。  
踊りと囃子が一体となった青梅囃子

踊りと囃子が一体となった青梅囃子

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  ▼ 特に、山車と山車とがすれ違う際に囃子の演奏と踊りを競い合う「ひっかわせ」は、喧嘩囃子と呼ばれるほど激しいもので、他に例を見ない祭に仕上がっている。JR青梅駅前の四町競演や青梅市民センター前の競演は、そのクライマックスである。  
青梅大祭のフィナーレ!

青梅大祭のフィナーレ!

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  ▲ 上の3枚の写真は、いずれも本町の半纏を着た筆者が立入規制区域に入って撮影できたことから生まれた傑作である。密着取材にご協力頂いた地元の方々のお陰であり、この場で改めてお礼申し上げる。  
 なお、取材中、郷土誌家の文献に「青梅の囃子」という表現が使われており、地元民も「青梅の囃子」と呼んでいたので、「青梅囃子」と命名させていただいた。この作品の発表後、青梅囃子という引用例が出現しており、命名者として喜ばしく思っている。

勇壮な岸和田だんじり祭

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  ▲ 岸和田だんじり祭は、各町ごとに地車(だんじり)を保有し、子供からお年寄りまで各年齢層で役割分担を決めて運営しており、祭礼年番(祭礼を司る最高組織)や岸和田市地車祭町会連合会が全体を取りまとめている。このようにしっかりした組織で運営されているのは全国でも珍しいという。  
 岸和田駅前の旧市・岸和田地区には20町20台2駅北方の春木駅前の春木地区には14町14台のだんじりがあり、合計34台のだんじりが祭りに参加する。二日間にわたってだんじりが随時市中を走り回るさまは圧巻である。

子供たちの憧れ「大工方」

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  ▲ 狭い交差点ではだんじりが民家の軒先を壊すこともあり、保険に入っているというから驚く。ときにはたんじりが転倒し、死亡事故まで発生しており、かなり荒っぽい山車祭(だしまつり)である。  
 だんじりの屋根で踊る大工方(だいくがた)は、だんじり祭の花形であり、男の子の憧れである。女性はだんじりに上がることができず、ひたすら前後を走るだけである。
 だんじり祭は地域の連帯が強く出稼ぎの人も必ず帰省し祭に参加する。岸和田警察署の指名手配犯検挙率が日本一高いのは、逃走していた指名手配犯もだんじり祭には必ず帰ってくるので、直ぐに捕まるからだという。

夏の祭典「阿波踊り」(徳島市)

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  ▲ 徳島の阿波踊りは、夏の暑い中を乱舞しながら行進する熱狂的な祭で、全国的に知られる。メイン会場は市役所前演舞場で有名連や企業連、職域連が日頃の技を競い合う。観覧席をとることも、ホテルをとることも至難の業であるが、必見の祭であることは間違いない。  
 平成14年(2002)8月12日神戸から夫婦で徳島に行き、地元の友人に指定席を確保して頂いたお陰で観覧席から見物することができたが、市内のホテルは満席で、終わった後はタクシーで小松島まで移動して宿泊した。

ハネトたちが躍動するねぶた祭(青森市)

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  ▲ 「青森ねぶた祭」は、「青森ねぶた」ともいわれ、東北四大祭りの先陣を切って8月1日から7日まで青森市で開かれる夏祭で、毎年、300万人を越える観客で賑わう。中でも2日〜6日の毎夜19:10〜21:00に催される「ねぶた合同運行」が圧巻で、昭和55年(1980)に国の重要無形民俗文化財に指定されている。  
祭りのあとは壊されるねぶた屋台

祭りのあとは壊されるねぶた屋台

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  ▲ 「青森ねぶた」は「ねぶた」と呼ばれる勇壮で巨大な武者人形の山車が市内中心部をねり歩き独特の衣装をまとった「ハネト(跳人)」と呼ばれる踊り手が「ラッセラー!ラッセラー!」というかけ声で跳ね廻るのが特徴。  
 「ねぶた」は祭が終わると解体され、毎年新しい「ねぶた」が制作される。ちなみに「ねぶた祭」は暦の上では秋祭で、俳句では「ねぶた」「跳人」は秋の季語。
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