ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2011829日改訂

 

 

 

今 日

昨 日

♪法螺貝〜山伏/邦楽囃子

湯殿山御滝行人濡褌   北舟

 

Mt. Yudono, the wet fundoshi loincloth of the ascetic of Otaki falls.

2011年8月25日制作

佐藤篤さんの二度目の滝行

拡大写真(1600X2600)804KB

佐藤篤さんの二度目の滝行/湯殿山・御滝(山形県鶴岡市)

神紋   出羽三山神社   神紋

 湯殿山滝行

御滝行

湯殿山本宮 / 衛星写真

湯殿山本宮 / 衛星写真

拡大写真(1070X555)192KB

Google Map

▲▼ 写真上の衛星写真で分かるとおり梵字川は湯殿山本宮の北側を西に流れている。上流(東)には、前日滝行した含満ノ滝(かんまんのたき)があり、湯殿山本宮の御神体は、梵字川の南にある。そして、その直ぐ下流に、御滝(おたき)があり、注連縄が張られた奥が神域で、御滝神社(おたきじんじゃ)となっている。

 
注連縄しめなわ が張られた奥が神域の 御滝おたき  2011.8.8 06:30

注連縄が張られた奥が神域の御滝 2011.8.8 06:30

拡大写真(1950X2600)1.21MB

▲▼ 御滝(おたき)は、縦縞模様の赤く鮮やかな岩壁の上端から落差10mほどの雪解水(ゆきげみず)が二筋流れ落ちている。向かって左が雌滝(めだき)、 右が水流の強い雄滝(おだき)である。崖の表面を彩る赤色模様は、御神体と同様の鉄分を含んだ結晶体と思われる。

 
鮮やかな赤壁の 御滝おたき
 

雌滝

水流の強い雄滝

鮮やかな赤壁の御滝

パノラマ写真(2500X2000)1.33MB

▼ 御滝(おたき)は、 含満ノ滝(かんまんのたき)と違って規模が大きく、滝壺の周囲やその下流に空き地があるので行人たちは、男女に分かれて滝行衣に着替えた。

 
滝壺のそばで更衣 06:32

滝壺のそばで更衣 06:32

パノラマ写真(2400X1200)722KB

▼ 貫禄十分の行人は、佐藤さんと大場さん。ベテランらしく、余裕がある。佐藤さんは、昨日、梵天(ぼんてん)を持って滝壺に飛び込んだが、今朝は御滝神社での禊なので、何も持たない。

 
禊の準備を整えた 佐藤 あつし さん(福島県喜多方市)
梵字川に立つ大場利一さん(宮城県)
禊の準備を整えた佐藤篤さん(福島県喜多方市) 梵字川に立つ大場利一さん(宮城県)

拡大写真(1700X2400)757KB

拡大写真(1350X1800)523KB

御滝おたき 神社に拝礼 06:32

雄滝神社に拝礼 06:32

パノラマ写真(3000X1800)1.30MB

▲▼ 滝行の準備が整うと、男女が左右に分かれ、御滝神社に 向かって二礼二拍手一礼による参拝を行った。

 
雌滝めだき のそばで拝礼

雌滝のそばで拝礼

パノラマ写真(2350X1500)777KB

▲▼ 拝礼が終わると、直ちに準備運動の鳥舟が始まった。男性は流速の強い右側の雄滝で水行し女性は左側の雌滝を利用する。雌滝には太田道彦が、雄滝には佐藤助彦が指導に当たる。

 
滝壺の

鳥舟とりふね

 (男性)/ 雄滝おだき  06:43

滝壺の鳥舟(男性)/ 雄滝 06:43

拡大写真(2000X1500)767KB

▲▼ 行人たちは既に小一時間の御沢駈けで汗が出るほどウォーミングアップしているが禊行法に従って、みっちりと鳥舟を実践した。ここでの鳥舟は、身体に喝(かつ)を入れ、気合を高める効果がある。

 
滝壺の

鳥舟とりふね

 (女性)/ 雌滝めだき  06:47

滝壺の鳥舟(女性)/ 雌滝 06:47

拡大写真(2400X1800)0.98MB

御滝に向かって

雄叫おたけ

び!

御滝に向かって雄叫び!

拡大写真(2000X1500)704KB

気合いの

雄詰おころび

 06:50

気合いの雄詰! 06:50

拡大写真(2400X1800)1.03MB

深山の霊気を呼吸する

氣吹いぶき

深山の霊気を呼吸する氣吹

拡大写真(2000X1750)561KB

▼ 鳥舟が終わると、昨日の含満ノ滝と同じように、佐藤篤班長が真っ先に雄滝に入って滝行を行い、錬成道場最後の修行が始まった。

 
佐藤篤 班長の滝行 / 雄滝 06:52

佐藤篤班長の滝行 / 雄滝 06:52

拡大写真(1500X2500)550KB

    滝行者褌一丁雪解水   北舟 

たきぎょうじゃ ふどしいっちょう ゆきげみず

Melted snow running, the ascetic naked with a loincloth beneath a waterfall.

気合いの滝行

気合いの滝行

拡大写真(1800X2000)384KB

大場利一さんの滝行 / 雄滝
大場利一さんの滝行 1/2 大場利一さんの滝行 2/2

拡大写真(1500X2000)561KB

拡大写真(1350X1800)523KB

長老の滝行 / 雄滝

長老の滝行 / 雄滝

拡大写真(2000X1750)480KB

▼ 千葉県佐倉市から今年初めて錬成道場に参加された足立元秀さんは、江戸時代から一定の年齢になると団体で出羽三山にお参りし、その証として、町内に碑が建てられるという。通過儀礼として行われる講のようなものらしい。

 
足立元秀さん(千葉県佐倉市)の滝行 / 雄滝

足立元秀さん(千葉県佐倉市)の滝行 / 雄滝

拡大写真(1850X2000)588KB

▲▼ 足立さんもしきたりに従って出羽三山に参拝したが、今年、その御礼の意味もあって錬成道場に参加したという。山形県の出羽三山の威光が遠く千葉県佐倉市にまで及び、現在も存続していることに驚きを禁じ得ない。

 

振魂ふりたま

をしながら祈る!

振魂をしながら祈る!

拡大写真(2000X1500)486KB

赤壁に祈る / 雄滝

赤壁に祈る / 雄滝

拡大写真(1350X1800)523KB

▼ 石倉司さん(38歳)は、青森県むつ市に鎮座する川内八幡宮(かわうち・はちまんぐう)の禰宜(ねぎ)で、父の後を継いで宮司になるべく修行に励んでいる有り難いことに石倉さんはWa☆Daフォトギャラリーのファンで、彼の方から声を掛けてくれ、道彦に素晴らしいサイトだと紹介してくれた。

 
石倉司さん(青森県むつ市 38歳)の滝行 / 雄滝

石倉司さん(青森県むつ市 38歳)の滝行 / 雄滝

拡大写真(1700X2400)776KB

▲▼ 明るく穏やかなお人柄で、きっと素晴らしい宮司になる方だと確信した。石倉さんが滝に打たれている姿は、仏のようでもあり、やはり日本人には、神仏習合の文化が似合う。

 
手印を結ぶ

手印を結ぶ

拡大写真(2000X1600)501KB

雄滝の水流はその流量と相まって予想外に強く、水圧に屈して倒れる初心者も見られたが佐藤助彦の支援で、男性行人の滝行は、滞りなく進められた。

 
佐藤敬幸

助彦すけひこ

の支援を受けて滝行 / 雄滝

佐藤敬幸助彦の支援を受けて滝行 / 雄滝

パノラマ写真(2250X2000)1.06MB

佐藤さんの冒頭の滝行は素晴らしいものだったが撮影ポイントを模索中の撮影で不満が残ったため再度滝行をやってもらった。水量が多いと、水に隠れて殆ど見えないので、今度は滝の裏側に立ってもらった。

 

佐藤 あつし さんの二度目の滝行 / 雄滝

佐藤篤さんの二度目の滝行 / 雄滝

拡大写真(1600X2600)804KB

   湯殿山御滝行人濡褌  北舟 

ゆどのさん おたきぎょうにん ぬれふどし

Mt. Yudono, the wet fundoshi loincloth of the ascetic of Otaki falls.

徐々に滝の中に入って行く佐藤さん

徐々に滝の中に入って行く佐藤さん

拡大写真(1950X2600)958KB

▲▼ 上下の写真は浴びる水量がやや少ないので迫力不足に見えるが、全身を綺麗に撮影出来るため、この場所がベストである。写真はいずれも滝から少し離れたときのもの。滝の中に完全に入ると滝の飛沫ばかりが見えて識別できなくなる。連写で沢山撮影したが、滝行の写真は難しく、会心作といえるものは、なかなか撮れない。

 
修験の手印を結ぶ佐藤さん

修験の手印を結ぶ佐藤さん

拡大写真(2000X1850)636KB

▼ 滝行を終えて滝壺から上がる佐藤さん。アップで撮影すると、顔面が赤らみ、目が充血しているのが分かる。傍目には楽そうに見えても、かなり厳しい水行である。一部、鳥肌が立っている。雪解水は英語で書くと melted snow つまり「解けた雪」ということなので、夏でも冷たい。湯殿山の滝行は、一回の時間がかなり長く、身体への負担は予想外に大きい。

 
滝行を終えた佐藤さん

滝行を終えた佐藤さん

拡大写真(2000X1500)684KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2016 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク