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Google Map |
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▲▼
写真上の衛星写真で分かるとおり、梵字川は湯殿山本宮の北側を西に流れている。上流(東)には、前日滝行した含満ノ滝(かんまんのたき)があり、湯殿山本宮の御神体は、梵字川の南にある。そして、その直ぐ下流に、御滝(おたき)があり、注連縄が張られた奥が神域で、御滝神社(おたきじんじゃ)となっている。 |
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注連縄 |
が張られた奥が神域の
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御滝 |
2011.8.8
06:30 |
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拡大写真(1950X2600)1.21MB |
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▲▼ 御滝(おたき)は、縦縞模様の赤く鮮やかな岩壁の上端から落差10mほどの雪解水(ゆきげみず)が二筋流れ落ちている。向かって左が雌滝(めだき)、
右が水流の強い雄滝(おだき)である。崖の表面を彩る赤色模様は、御神体と同様の鉄分を含んだ結晶体と思われる。 |
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雌滝 |
水流の強い雄滝 |
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パノラマ写真(2500X2000)1.33MB |
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▼ 御滝(おたき)は、
含満ノ滝(かんまんのたき)と違って規模が大きく、滝壺の周囲やその下流に空き地があるので、行人たちは、男女に分かれて滝行衣に着替えた。 |
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パノラマ写真(2400X1200)722KB |
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▼ 貫禄十分の行人は、佐藤さんと大場さん。ベテランらしく、余裕がある。佐藤さんは、昨日、梵天(ぼんてん)を持って滝壺に飛び込んだが、今朝は御滝神社での禊なので、何も持たない。 |
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禊の準備を整えた |
佐藤 |
篤 |
さん(福島県喜多方市)
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パノラマ写真(3000X1800)1.30MB |
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▲▼
滝行の準備が整うと、男女が左右に分かれ、御滝神社に
向かって二礼二拍手一礼による参拝を行った。 |
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パノラマ写真(2350X1500)777KB |
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▲▼ 拝礼が終わると、直ちに準備運動の鳥舟が始まった。男性は流速の強い右側の雄滝で水行し、女性は左側の雌滝を利用する。雌滝には太田道彦が、雄滝には佐藤助彦が指導に当たる。 |
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滝壺の |
鳥舟 |
(男性)/
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雄滝 |
06:43 |
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拡大写真(2000X1500)767KB |
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▲▼ 行人たちは、既に小一時間の御沢駈けで、汗が出るほどウォーミングアップしているが、禊行法に従って、みっちりと鳥舟を実践した。ここでの鳥舟は、身体に喝(かつ)を入れ、気合を高める効果がある。 |
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滝壺の |
鳥舟 |
(女性)/
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雌滝 |
06:47 |
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▼ 鳥舟が終わると、昨日の含満ノ滝と同じように、佐藤篤班長が真っ先に雄滝に入って滝行を行い、錬成道場最後の修行が始まった。 |
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たきぎょうじゃ ふどしいっちょう ゆきげみず |
Melted
snow running,
the ascetic naked with a loincloth beneath a waterfall. |
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千葉県佐倉市から今年初めて錬成道場に参加された足立元秀さんは、江戸時代から一定の年齢になると団体で出羽三山にお参りし、その証として、町内に碑が建てられるという。通過儀礼として行われる講のようなものらしい。 |
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▲▼ 足立さんもしきたりに従って出羽三山に参拝したが、今年、その御礼の意味もあって錬成道場に参加したという。山形県の出羽三山の威光が遠く千葉県佐倉市にまで及び、現在も存続していることに驚きを禁じ得ない。 |
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石倉司さん(38歳)は、青森県むつ市に鎮座する川内八幡宮(かわうち・はちまんぐう)の禰宜(ねぎ)で、父の後を継いで宮司になるべく修行に励んでいる。有り難いことに、石倉さんはWa☆Daフォトギャラリーのファンで、彼の方から声を掛けてくれ、道彦に素晴らしいサイトだと紹介してくれた。 |
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石倉司さん(青森県むつ市 38歳)の滝行 / 雄滝
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▲▼ 明るく穏やかなお人柄で、きっと素晴らしい宮司になる方だと確信した。石倉さんが滝に打たれている姿は、仏のようでもあり、やはり日本人には、神仏習合の文化が似合う。 |
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▼
雄滝の水流は、その流量と相まって予想外に強く、水圧に屈して倒れる初心者も見られたが、佐藤助彦の支援で、男性行人の滝行は、滞りなく進められた。 |
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佐藤敬幸 |
助彦 |
の支援を受けて滝行 / 雄滝 |
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パノラマ写真(2250X2000)1.06MB |
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▼ 佐藤さんの冒頭の滝行は、素晴らしいものだったが、撮影ポイントを模索中の撮影で、不満が残ったため、再度滝行をやってもらった。水量が多いと、水に隠れて殆ど見えないので、今度は滝の裏側に立ってもらった。 |
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ゆどのさん おたきぎょうにん ぬれふどし |
Mt. Yudono,
the wet fundoshi loincloth of the ascetic of Otaki falls. |
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▲▼
上下の写真は、浴びる水量がやや少ないので迫力不足に見えるが、全身を綺麗に撮影出来るため、この場所がベストである。写真はいずれも滝から少し離れたときのもの。滝の中に完全に入ると滝の飛沫ばかりが見えて識別できなくなる。連写で沢山撮影したが、滝行の写真は難しく、会心作といえるものは、なかなか撮れない。 |
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滝行を終えて滝壺から上がる佐藤さん。アップで撮影すると、顔面が赤らみ、目が充血しているのが分かる。傍目には楽そうに見えても、かなり厳しい水行である。一部、鳥肌が立っている。雪解水は英語で書くと
melted snow
つまり「解けた雪」ということなので、夏でも冷たい。湯殿山の滝行は、一回の時間がかなり長く、身体への負担は予想外に大きい。 |
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