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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2012229日改訂

 

 

 

今 日

昨 日

♪海に帰る〜水の都〜精霊

旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

大寒の鳥船漕や濡褌  北舟

 

Wet loincloth, rowing a Torifune boat in the coldest season.

2012年2月29日制作

波に洗われながらの鳥船!

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波に洗われながらの鳥船!/九十九里浜一宮海岸(千葉県長生郡一宮町 )
神紋:十五弁菊花   上総国一ノ宮   神紋:尾長右三つ巴

玉前神社大寒禊’12

越中褌

撮影・制作 和田義男

越中褌 時化禊 参集殿 和田義男

はじめに

 
 平成24年(2012)1月22日(日)千葉県長生郡一宮町(ちばけん・ちょうせいぐん・いちのみやまち)に鎮座する上総国一ノ宮(かずさのくに・いちのみや)「玉前神社(たまさきじんじゃ)」の第3回大寒禊(だいかんみそぎ)(通算5回目の浜垢離)が九十九里浜(くじゅうくりはま)一宮(いちのみや )海岸で行われたので、密着取材した。 玉前神社公式ホームページ
 玉前神社大寒禊の作品は今回で第3作目となるため、解説は必要最小限に留めた。初めてご覧になる方は大寒禊'10 を参照していただきたい。  

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

玉前たまさき 神社作成の

大寒禊だいかんみそぎ

の募集広告
第3回大寒禊の募集広告 / 玉前神社

資料:玉前神社社務所

回大寒禊の募集広告

▲▼ の資料は玉前神社による第3回大寒禊の募集広告である2枚の写真は平成23年(2011)6月19日(日)に九十九里釣ヶ崎海岸(玉之浦)で行われた第2回夏越禊(通算第4回禊)で撮影し、玉前神社夏越禊'11として発表した下の写真の白黒版で、大変光栄に思う。 
磯波寄する太平洋 2011.6.19

磯波寄する太平洋 2011.6.19

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大海原をバックに輪になって

鳥船とりふね

を行う

大海原をバックに輪になって鳥船を行う

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▲▼ 大寒禊の会場となった一宮海岸の九十九里浜(くじゅうくりはま)千葉県房総半島東岸にある刑部岬(ぎょうぶみさき)(旭市)から太東埼(たいとうさき)(一宮町)までの全長約66kmの太平洋に面する海岸で、「日本の白砂青松100選」と「日本の渚百選」に選ばれた雄大かつ風光明媚な海岸である今回夏冬通算5度目にして初めて雨に見舞われ海上も大時化 という最悪のコンディションだったが、雨天決行という方針が貫かれた。
大時化となった禊場の九十九里浜

一宮海岸いちのみやかいがん

の朝 2012.1.22 10:15

大時化となった禊場の九十九里浜一宮海岸の朝 2012.1.22 10:15

パノラマ写真(2800x1000)210KB
 

和田グループの募集

 
   平成23年(2011)1月23日(日)に行われた「第2回大寒禊」(通算第3回目の禊)では、事前に当サイトで参加を呼びかけた結果、全国から19人(新人13人)が和田グループ第三期に参加し合計27人が禊を行い平成23年(2011)2月に 玉前神社大寒禊'11 として発表した。  
初めての焚火

初めての焚火

   今回も開催に先立ちWa☆Daフォトギャラリーに 第3回玉前神社大寒禊のご案内 を掲示して和田グループ第五期を募集したところ、全国から16人の応募があったが、荒天のため欠席者が相次ぎ、茨城群馬埼玉東京神奈川から参集した12人(新人1人)が禊に参加した。  
傘を差して受付に並ぶ和田グループ 10:16

傘を差して受付に並ぶ和田グループ 10:16

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  ▲▼ 当日和田グループ東京組は東京駅地下ホーム08:05発快速千葉行きの先頭車両に乗り、千葉駅に08:43に到着。5番線から08:53発外房線・普通列車・勝浦行に乗り、09:40に上総一ノ宮駅に着いた。  
 上総一ノ宮駅からシャトルバスが出ると思っていたが来ないので神社に電話したところ神社から出ているとの回答があったので、駅前に配車してもらった。去年の夏越禊では、駅前から乗車したので、当然来るだろうと思っていた。
1500円を支払って申し込む 10:18

1500円を支払って申し込む 10:18

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▲▼ 今年から参加費が1500円に値上げされた。また神社の募集広告には新たに保険証と健康診断書が必要とのことだったが、医師の健康診断書は費用がかかるので事前に照会したところ不要との回答があり事前に和田グループ申込者に周知した。
 受付に際しては、住所氏名などの記帳と参加費の納付、誓約書の提出だけで済み、従前と変わることはなかった(健康診断書の要求は千葉県神社庁の指示とのこと。診断書一通取るのに8000円もかかることを知っているのだろうか。元役所のやりそうなことだが東京都神社庁からはそのような指示は出ていない。)
「昇ちやん」こと長谷川昇司さんのエントリー

「昇ちやん」こと長谷川昇司さんのエントリー

申込手続が終わり、領収書をもらうと各自が越中褌鉢巻セットを取るセルフサービスとなった。シャトルバスで一度に着くので長い行列ができ、受付に時間がかかり、人手が足りないのはやむを得ない。
 禊用の越中褌と鉢巻は、終わった後、収納できるようにビニール袋に入っていた。なお、これまでもらっていた大祓詞(おおはらえことば)は、今回は用意されていなかった。
ビニール袋に入った越中褌・鉢巻セットを取る俵雅史さん 10:21

ビニール袋に入った越中褌・鉢巻セットを取る俵雅史さん 10:21

受付の後和田グループ参加者の点呼をとり全員に参加者名簿とプリント出来るスライドショーCDを進呈した雨のため、十分なミーティングはできなかったが、新人は1人だけだったで、十分に対応することができた。

和田グループ参加者全員に名簿と共に進呈したCD

和田グループ参加者全員に進呈されるCD (過去四回分の浜垢離を収録)

  ▼ 午前10時半から救命講習が予定されていたが、雨でAED(自動体外式除細動器)がショートする恐れがあるとのことで、中止となった。参加者たちは、地元氏子のご奉仕による焚火で暖を取ったあと、更衣テント一張りの中で、純白・新品の越中褌と鉢巻を締め、大寒禊の用意をした。  
 テントの内部は狭く、テーブルが少なく荷物も置けず、床に敷かれていたビニールシートは泥だらけで、靴を脱ぐにも靴下が汚れてままならず、更衣に大変だったが、陸自現役幹部の新尺俊勝世話役が「この程度で文句を言うべきではない」と一喝。 しかし、去年の夏越禊のときは、広いテントで快適だったのに・・・。
狭いテントの中で支給された越中褌と鉢巻を締める 10:43

狭いテントの中で支給された越中褌と鉢巻を締める 10:43

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午前11時前大時化の太平洋をバックに、大寒の雨が降る最悪のコンディションの中で、準備運動が始まった。道彦(みちひこ)の温情なのか、焚火を中心に円陣を組み、鳥船(とりふね)が行われた。
焚火を囲んで準備運動「

雄詰おころび

」 10:57

焚火を囲んで準備運動「雄詰」 10:57

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  ▲▼ 神社から供与されたこれまでの越中褌は前垂れが長すぎたが前回の夏越禊から支給されるようになった巫女手作りの褌は前垂れの長さが丁度良い。この玉前褌(たまさきふんどし)は、禊が終わった後、持ち帰っても良いが下着として使えるほどしっかりしたものではく、神社としては、事後回収し、炊きあげるとのことだった。  
道彦みちひこ

富越脩権禰宜とみこしおさむごんねぎ

による準備運動「 氣吹いぶき 」  10:58

道彦の富越脩権禰宜による準備運動「氣吹」  10:58

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  ▲▼ これまでの鉢巻は玉前神社の神紋や文字が入った手拭いだったが、前回の夏越禊から白晒木綿を折りたたんだものに変わった。褌と同様、終了後回収して炊きあげるという。神事は、白装束が掟なので、手拭いは、文字や柄がプリントされているので、神事に用いるにはふさわしくない。  
雨の中、ハンドマイクで説明する富越

道彦みちひこ

雨の中、ハンドマイクで説明する富越道彦

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▼ 焚火のそばの鳥船はすぐに終わり、間もなく道彦を先頭にいつもの浜辺に向かって走り始めた。恒例の褌ランニングである。
房総の褌ランニング 11:01

房総の褌ランニング 11:01

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鳥船の際に斉唱する和歌の掲示板を中心に円陣を組み、肌を刺す雨の降る中で、本格的な鳥船が始まった。
輪になって

鳥船とりふね

を始めた36人の行者たち 11:07

輪になって鳥船を始めた36人の行者たち 11:07

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雨の中の

鳥船とりふね

雨の中の鳥船

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大波の来襲! 11:08

大波の来襲! 11:08

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  大寒の鳥船漕や濡褌 北舟 

だいかんの とりふねこぎや ぬれふどし

Wet loincloth, rowing a Torifune boat in the coldest season.

雨に濡れ、波に洗われながらの鳥船!

雨に濡れ、波に洗われながらの鳥船!

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今年は満潮の時期に重なったためか、砂浜が狭く(なぎさ)が迫っておりときおり押し寄せる大波に足を洗われ足下が掘られて徐々にめり込んで行く光景が見られた。
足が砂にめり込む

足が砂にめり込む

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雨の中の

振魂ふりたま

 11:16

雨の中の振魂 11:16

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気合いの

雄健おたけび

気合いの雄健!

越中褌 時化禊 参集殿 和田義男
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