日本の花（和田フォト）

シリーズ		作成年月日	場　　　所		題　　　名		枚数/頁
035	第 23 集	2011.05.20		足　　利		足利・大藤まつり	57+14/3
034	第 22 集	2011.05.12		秩　　父		秩父の芝桜	40+8/3
033	旅紀行ジャパン	2011.05.03		山　　梨		河口湖早春の旅	85+5/4
032	第 21 集	2009.09.13		片　　品		尾瀬の水芭蕉	42+9/3
031	第 20 集	2008.05.02		東　　北		みちのく観桜の旅	63+9/4
030	第 19 集	2008.04.01		東　　京		東京桜めぐり'０８	35+3/3
029	第 18 集	2007.07.08		神奈川		箱根の紫陽花	22+4/2
028	第 17 集	2007.04.26		高　　　遠		伊那・高遠の桜	22+7/3
027	第 16 集	2007.04.17		松　　　本		国宝・松本城の桜	42+11/4
026	感動写真集	2007.02.19		淡路・越前		冬海の水仙畑	39+5/4
025	旅紀行ジャパン	2006.05.26		中国地方		中国路の春雨桜	45/5
024	旅紀行ジャパン	2006.05.20		廿日市		宮島の春雨桜	28/4
023	第 15 集	2006.04.23		東　　京		東京桜めぐり	55/5
022	第 14 集	2006.03.26		東日本		2006年梅の旅	46/4
021	海外特集	2005.08.31		カナダ		初夏のロッキー・ハイク	76/4
020	海外特集	2004.08.24		中　　国		大姑娘山の花園	58/3
019	第 13 集	2005.08.17		鎌　倉		鎌倉の蓮の花	35/3
018	第 12 集	2005.04.22		東　　京		千鳥ヶ淵の桜	26/3
017	第 11 集	2004.09.22		日　　高		巾着田の曼珠沙華	26/3
016	第 10 集	2004.05.12		秩　　父		秩父・芝桜の丘	23/2
015	多摩川紀行	2004.05.08		青　　梅		塩船観音の躑躅	16/2
014	多摩川紀行	2004.04.14		羽　　村		羽村堰の桜	41/3
013	多摩川紀行	2004.04.04		青　　梅		吉野梅郷	32/3
012	第９集	2003.10.23		東　　京		130万本の秋桜	34/2
011	旅紀行ジャパン	2003.08.11		北海道		ラベンダーの里	56/5
010	第８集	2003.06.22		松　　戸		あぢさい寺	15/1
009	第７集	2003.06.15		青　　梅		青梅の花菖蒲	20/2
008	感動写真集	2003.06.04		長　　野		白馬の水芭蕉	16/1
007	感動写真集	2003.03.23		三　　重		藤原岳の福寿草	09/1
006	第６集	2002.07.04		神　　戸		インフィオラータ２００２	23/1
005	第５集	2002.06.26		姫　　路		姫路城の桜好古園	27/3
004	第４集	2002.05.04		大　　阪		大阪・浪花の桜	26/3
003	第３集	2002.04.20		奈　　良		好評奈良・吉野山の桜	22/4
002	第２集	2002.04.10		京　　都		京都・東山桜めぐり	18/3
001	第１集	2002.04.06		西日本		2002年春桜速報！	16/1

パノラマ写真（1600x770）539KB	濠に這ふ桜の枝の龍のごと　　北舟	東京桜めぐり（上野公園）

田安門東の牛ケ淵の桜（東京都千代田区）

日本の

花見はなみ

　日本の花見は、主に桜などの花を鑑賞し、春の訪れをことほぐ慣習。ただし、多くの場合、開花した桜の木の下で行われる宴会のことを指す。俳句で花は春の季語で、桜を意味する。

　桜の木は日本全国に見られ、その花は春の一時期、地域ごとに一斉に咲き、そして、あっけなく散り果てる。短き花の命は、諸行無常のことわりをあらわしているようでもあり、見事に散ることの潔（いさぎよ）さが日本人の美意識の一つとなり、一斉に散りゆく花吹雪は、春の季節感に彩りを添えてくれる。

　BGMの最初に流れる「元禄花見踊（曲/唄）」は江戸時代における町民文化の爛熟期に生まれた名曲。その後に「さくらさくら（曲/唄）」が続き、美しい日本の春の素晴らしさを高らかに歌い上げる。

拡大写真（1400x1050）261KB	靖國のけふ咲く桜散る桜　　北舟	東京桜めぐり（靖國神社）

大きな菊の御紋のある靖国神社（東京都千代田区九段北）

さくらさくら

　「さくらさくら」（又は「さくら」）は、伝統的な日本の歌曲で、日本古謡と表記される場合が多いが、実際は幕末、江戸で子供用の箏（そう）（琴）の手ほどき曲として作られたもので作者は不明。

　その優美なメロディから明治以降一般に広まり、現在の歌詞が付けられたものという。明治21年（1888）に明治政府音楽教育係がまとめた筝曲集（そうきょくしゅう）の中に取り入れられた。昭和16年（1941）に歌詞が改訂されたものが、現在、音楽の教科書などに載っているもの。

　「朝日に匂う」は、本居宣長の「敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山桜花」からとられたもの。この歌はプッチーニの「蝶々夫人」にも登場する。BGMの歌曲は改訂版・日本古謡の順に歌っている。

♪メドレー「さくらさくら（唄/曲）・元禄花見踊（曲/唄）」


さくらさくら/ 日本古謡　　　さくらさくら　　やよいの空は　　　　見わたす限り　　　　　　かすみか雲か　　　　　　　　匂いぞ出ずる　　　　　　　　　　いざやいざや　　　　　　　　　　　見にゆかん	さくらさくら / 改訂版　　　さくらさくら　　野山も里も　　　見わたすかぎり　　　　かすみか雲か　　　　　朝日ににほふ　　　　　　　さくらさくら　　　　　　　　花ざかり

拡大写真（1600x1200）315KB

朝桜山塔霞む利休雨　　北舟

宮島の春雨桜（五重塔）

春雨に煙る五重塔（厳島神社/広島県廿日市市宮島町）

元禄花見踊げんろくはなみおどり

　「元禄花見踊」は明治11年(1878)に作られ、東京・新富座のこけら落としに初演された。竹柴瓢助（たけしば・ひょうすけ）作詞、三世・杵屋正次郎（きのや・しょうじろう）作曲による長唄で、本名題は「元禄風花見踊（げんろくふうはなみおどり）」。「元禄踊」とも「花見踊」とも称される。場面は上野の山で、花見に来た湯女（ゆな）、若衆、丹前武士、奴、町人、町娘、座頭などがきらびやかに踊るという設定で、元禄時代の風俗を浮世絵風に楽舞で描いた名作である。

拡大写真（1600x650）207KB	咲く花の今日の名残を姫路城　　北舟	姫路城の桜

世界遺産の国宝・姫路城の桜（兵庫県姫路市）


	このたび、Wa☆Daフォトギャラリーのテーマ別目次ページを作成するに当たり、日本国花の桜を詠った曲を「旅紀行日本の花」のテーマ曲に選んだ。美しい日本の春には、桜が一番良く似合う。桜前線の予報は、海外には存在しない文化であり、日本人が如何に桜好きであるかが分かる。

拡大写真（1600x1250）376KB	咲き揃ふ花の梢の峰の白　　北舟	伊那・高遠の桜

南曲輪から見た中央アルプスの勇姿！（高遠城址公園/長野県伊那市）