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メスアール(政庁)の間 Sala
del Mexuar
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王宮で最初に建てられた部分で、罪人たちはここで取り調べられ裁きを受けた。イスラムの刑罰はとても苛酷で、当時グラナダの町で盗みを働いたものには右手や両耳切りの刑が言い渡されたという。 |
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メスアールの祈祷室
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メスアールを始めとして、王宮のすべての壁にはアラビア語で「神のみぞ勝利者である」と書かれている。メスアールの奥には小さな祈祷室があり、窓から城下町・アルバイシン地区がよく見える。 |
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アルカサバ(城塞) Alcazaba |
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宮殿西部にあるアルカサバは13世紀に断崖の上に築かれた城塞で、最も古い建物である。現在は柱と土台が残るだけだが、当時は兵士の宿舎があり、城壁は2kmも続き、30以上の塔が林立する難攻不落の要塞だったという。現存するベラの塔
Torre de la Vela
からの眺めが素晴らしい。 |
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朝日を受けるアルカサバの塔
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レコンキスタの完了
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レコンキスタ
〈再征服〉
reconqista
は、国土回復運動と訳されるが、イベリア半島において8世紀初頭から約800年間続いたキリスト教徒とイスラム教徒との戦いをいう。 |
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8世紀にわたってスペインを支配してきたイスラム教国の最後に残ったグラナダ王国は、難攻不落の要塞・アルハンブラ宮殿を本拠に10年間戦ったが、1492年1月2日、遂にイサベル女王とフェルナンド王のキリスト教国連合軍に降伏。宮殿の塔には銀の十字架が掲げられ、スペインはキリスト教国の支配となった。 |
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1492年は、レコンキスタ完了の年であるとともに、グラナダを征服したイサベル女王の援助を受けたコロンブスが、アメリカ大陸を発見した年でもある。スペインが世界制覇を夢見て大海原に乗り出してゆく大航海時代の幕開けであった。 |
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宮殿の鍵を手渡すイスラム王ボアブディル
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アラゴン王フェルナンド |
カスティーリア女王イサベル |
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資料
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カルロス5世宮殿 Palacio
Carlos V |
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カルロス5世 |
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王宮の南にあるのがカルロス5世宮殿。1492年のレコンキスタ終焉(グラナダ奪還)から30年後、キリスト教国スペインの黄金時代に国王カルロス5世が建てたルネサンス様式の建物で、アルハンブラ宮殿最大の建物である。 |
コルドバにカテドラル(大聖堂)を増築したカルロス5世が、アルハンブラ宮殿に宿泊した際、イスラム建築に対抗した新しい宮殿を建てたいと希望して建設されたという。 |
正方形の建物の中心に真円形の中庭がある壮大な建物で、イスラム建築には見られない外壁の装飾や王家の紋章が目につく。現在、内部は1階がスペイン・イスラム美術館、2階が市立美術館となっている。 |
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資料
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ヘネラリーフェ Generalife |
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宮殿の東に少し離れて建つ「ヘネラリーフェ」は、王が政務から逃れて息抜きをしたり、王室の私的な楽しみのために1319年に造られた夏の離宮で、庭園の美しさで名高い。 |
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噴水や池が効果的に配置されており、一歩進むごとに新しい世界が開けてゆく。特に全長50mにわたって噴水が展開する「アセキアのパティオ」は、アーチを多用した回廊と一面の花とがよく調和して、見応えがある。 |
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ヘネラリーフェ離宮
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アセキアのパティオ
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中央バルコニーより望むアルハンブラ宮殿
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