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▼ 平和大塔又は平和之大塔は、境内最奥に建つ、鉄筋コンクリート造、高さ58.1mの多宝塔形の仏塔で、昭和59年(1984)に建立された。外観は二重塔だが内部は5階建てになっている。塔の基壇部分にある一階は霊光殿と称し、大塔入口と写経道場のほか、絵馬などの文化財を展示している。 |
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拡大写真(1800X2000)586KB
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▼ 二階は明王殿と称し、不動明王を中心とする五大明王の巨像を安置し、昭和曼荼羅、真言宗祖師伝などの絵画で荘厳されている。三〜四階はそれぞれ経蔵殿、法蔵殿と称し、信徒が奉納した不動明王の小像を多数安置している。 |
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五階は金剛殿と称し、五智如来像を安置する。地下には落慶した昭和59年(1984)に各国の元首から寄せられた「平和へのメッセージ」を封入したタイムカプセルが埋められている。このタイムカプセルは、開基450年後の2434年に再発掘して開封する予定だという。 |
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拡大写真(2000X1500)453KB
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▼ 成田山新勝寺の本尊である不動明王 (ふどうみょうおう)は、仏教の中でも密教特有の尊格である明王の一尊で、五大明王の中心となる明王である。 |
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密教の根本尊である大日如来の化身として、その内証(内心の決意)を表現したもので、「お不動さん」の名で親しまれているが、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれている。アジアの仏教圏の中でも、特に、日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。 |
不動明王は、悪魔を降伏させるため、憤怒(ふんぬ)の相をして、すべての障害を打ち砕き、仏道に従わないものを導き救済する役目を持つ。炎の後背(こうはい)を背負い、目を怒らせ、牙をむき、右手に宝剣を持ち、左手に縄を持つ姿は恐ろしいが、内心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちているという。 |
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はつもうで もゆるふどうの なりたさん |
First visits of the year, Naritasan the burning Fudo. |
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二階明王殿に安置された巨大な憤怒の不動明王/平和之大塔
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拡大写真(2000X1500)777KB
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▼ 正徳2年(1712)に建立された三重塔は、大本堂の手前右手に建つ。高さ25mの中規模の塔だが、近くにある大本堂に比較して小さく見える。軒裏には垂木(たるき)(軒を支える棒状の部材)を用いず、雲紋を刻んだ板で軒を支える板軒となっている。 |
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初層は各面の中央を扉とし、その両脇の柱間には十六羅漢の彫刻を施す。この他、柱、長押(なげし)などの部材に地紋彫を施すなど、近世建築らしく装飾性豊かな塔である。 |
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拡大写真(1500X2000)542KB
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