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和田義男

 旅紀行ジャパン

2010年1月21日改訂

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♪おはやし〜早春賦

 

初詣香取神宮檜皮葺   北舟

2010年1月20日制作

First visits of the year, Katori Shrine the roof of cypress bark.

立派な香取神宮拝殿 16:30

拡大写真(1600X1100)366KB

立派な香取神宮拝殿(千葉県香取市)

東国三寺社初詣

香取神宮
  ▼ 千葉県香取(かとり)市香取に鎮座する香取神宮(かとりじんぐう)下総国(しもうさのくに)の一宮(いちのみや)で、旧社格は官幣大社。日本全国に約400社ある香取神社の総本社である。香取神宮の位置する山は、その形状から亀甲山(きっこうさん)と呼ばれる。正月三が日には50万人以上が参拝する。 香取神宮公式ホームページ  

香取神宮境内案内図

香取神宮境内案内図

資料:香取神宮

   祭神は経津主大神 (ふつぬしのおおかみ)(伊波比主命 (いはひぬしのおおかみ))。創建は、紀元前643年と伝えられている。『常陸国風土記』によると、神代の時代に肥後国造の一族だった多氏が上総国に上陸し、開拓を行いながら常陸国に勢力を伸ばした。この際に出雲国の拓殖氏族によって農耕神として祀られたのが、香取神宮の起源とされているが、創建年が古すぎるとの異論もある。
香取神宮参道入口 16:00

香取神宮参道入口 16:00

拡大写真(2000X1150)405KB

   鹿島神宮と共に蝦夷に対する大和朝廷の前線基地であり重要視されていた。平安時代に「神宮」の称号で呼ばれていたのは、『延喜式神名帳』によると伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけであった。
名物「厄除け草だんご」を売る店

名物「厄除け草だんご」を売る店

拡大写真(2000X1150)425KB

   香取神宮本殿から鹿島神宮本殿までは約13km、鹿島神宮とともに東国三社と称された息栖(いきす)神社本殿までは約8kmと近くいずれも東方に位置する。中世においては、香取海での「浦・海夫・関」の支配権を握っていた。

朱塗りの大鳥居

朱塗りの大鳥居

  ▲ 大鳥居は、参道正面にある第二の鳥居で、鳥居の朱色と周囲の老杉の緑とが良く調和して、神域の入口にふさわしい美観を呈しており、特に、桜の時期は見事だという。

露店が並ぶ長い参道

露店が並ぶ長い参道

  ▲▼ 木々鬱蒼(きぎうっそう)とした玉砂利参道の両側には桜や楓が植えられており、春の桜・秋の紅葉は見事で、多くの参拝者の目を和ませてくれるという。湾曲した参道には多くの露店が並んでおり、殺風景な冬の参道を彩っていた。
懐かしい射的の店

懐かしい射的の店

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  ▼ 何とトルコ料理の「ドネルサンド」の露店があった。店主はトルコ帽を被っている。ドネルケバブは垂直の串にスライスした肉を上から刺していって積層し、水平に回転させながら外側から電熱器で焼き、焼けた部分から順次肉を削ぎ落としたもの。
 トルコでは、羊肉や鶏肉が使われ、レストランでは皿に盛って供されるが、屋台ではパンにサラダと一緒に挟む食べ方で、ドネルサンド(ドネルケバブサンド)としてテイクアウトメニューになっている。
トルコ料理の屋台

トルコ料理の屋台

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香取神宮石鳥居

香取神宮石鳥居

  香取神宮の楼門は本殿と共に元禄13年1700)に徳川幕府の手により造営された。屋根は造銅板葺。壁や柱は丹塗。上下階のバランスが良く、香取神宮のシンボル的な建物となっている。昭和52(1977)に国の重要文化財に指定されている。

楼門前から長蛇の列 16:15

楼門前から長蛇の列 16:15

  ▼ 香取神宮の本殿は元禄13年1700)に徳川幕府の手により造営された。桃山様式の三間社流造。屋根は檜皮葺。壁や柱は黒漆塗で、黒を基調とした特徴的な外観を呈している。昭和52(1977)年に国の重要文化財に指定されている。
  初詣香取神宮檜皮葺  北舟 

はつもうで かとりじんぐう ひわだぶき

First visits of the year, Katori Shrine the roof of cypress bark.

立派な香取神宮拝殿 16:30

立派な香取神宮拝殿 16:30

拡大写真(1600X1100)366KB

和田義男

 
 
撮 影


2010年1月2日
 

OLYMPUS E-30 E-310  
 
9-18mm 12-60mm

1230万画素 670枚 1.70GB
 
 

 古来より日本人は、広く土着の神々を含め神仏習合の文化に親しんできた。明治維新の際には、革新政権の廃仏希釈運動により国宝級の仏像や仏閣が破壊され、神仏分離が推進されたが、日本人のDNAに深く刻み込まれた神仏をともに崇拝するという日本人特有の文化を抹殺することはできなかった。
 先の敗戦で国家神道が廃れ、信教の自由を保障する民主主義の世の中になり、神仏を共に祈願する光景が復活した。特に、正月三が日の初詣は、日本人の一大行事であり、益々隆盛の一途にあることは喜ばしい。
 今年は、関東の有名寺社の初詣をしようと思い立ち、手軽に参加できるバスツアーを利用した。昔と比べると、和服姿が殆ど見られなくなったのは残念だが、毎年、大勢の参詣客がお寺や神社に出向き、年始めの祈願とともに御守札を受ける光景を見ると、日本人のアイデンティティ(日本人らしさ)を強く感じる。
 
 世界同時不況の下でデフレスパイラルが懸念される新年は、明るい見通しが見いだせないが、こういう厳しい時代であればあるほど、神仏の御加護を祈念する心情が湧いてくるのは人情というもの。初詣は、気分を一新して新年に臨む絶好の機会として不可欠の行事となっている。今年一年の平安を祈りたい。〈 完 〉 2010.1.20 和田義男

旅紀行ジャパン第119集 「東国三寺社初詣」

撮影・制作 : 和田義男

  平成22年(2010)1月20日 作品:第2作  画像:(大42+小15) 頁数:4  ファイル数:93 ファイル容量:21.5MB
   
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:350 頁数:1,317 ファイル数:54,807 ファイル容量:7,682MB
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